- 「希望の条件に合う病院がなかなか見つからない…」
- 「転職先の病院選びで失敗したくないけど、何を基準に選べばいいの?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
看護師の転職では、働き方や待遇、職場環境など、考慮すべき要素が多岐にわたるため、理想の病院選びに悩まれる方が多いのが現状です。
- 総合病院から訪問看護まで、様々な転職先の特徴と選び方
- 年代や経験に応じた、失敗しない病院選びのポイント
- 給与・シフト・福利厚生など、見落としがちな確認項目のすべて
この記事では、プロの転職アドバイザーの視点から、あなたに最適な病院の見つけ方を詳しくご説明します。ぜひ最後までお読みいただき、納得のいく転職先選びにお役立てください。
1. 代表的な病院の種類と特徴

看護師の転職先として、規模や機能、特色の異なる様々な医療機関が存在します。それぞれの施設には固有の特徴や勤務環境があり、キャリアプランや希望する働き方によって最適な選択肢が変わってきます。
この章では、代表的な病院の種類と特徴を詳しく解説し、あなたに合った医療機関選びをサポートします。
1-1. 総合病院
〈メリット〉
- 幅広い知識や技術を学べる機会がある
- 高度な医療に携わることができる
- キャリアアップの機会が多く、専門分野を深められる
〈デメリット〉
- 患者数が多く、忙しくストレスがたまることがある
- 担当する患者の規模が大きく、個別対応が難しいことがある
- 常に最新の医療知識を身につけなければならず、勉強の量が多いことがある
総合病院は、複数の診療科を持つ大規模医療施設として、看護師のキャリア形成に最適な環境を提供しています。
総合病院では、内科・外科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科などの多彩な診療科で医療を提供しており、幅広い経験を積むことができます。特筆すべき点は、希望する診療科への異動が可能で、専門性を高めながらキャリアアップできる環境が整っていることです。
また、他科との連携により、患者さんに対してより包括的な医療サービスを提供できることも大きな特徴です。待遇面では、公務員に準じた給与体系と充実した福利厚生が整備されており、長期的なキャリア形成を考える看護師さんに適しています。
一方で、以下のような課題もあります。
- 患者数が多く、業務量も多いため体力的な負担が大きい
- 新しい医療技術や知識の習得が常に求められる
- 大規模な組織のため、個々の患者さんとの関わりが限定的になることがある
1-2. 大学病院
〈メリット〉
- 高度な医療技術に触れることができる
- 研究や教育など、多彩なキャリアアップができる
- 職場の研修体制が整っているため、スキルアップが期待できる
〈デメリット〉
- ハードな勤務体制である場合がある
- 競争率が高く、就職が難しいことがある
- 関係者の間でのトラブルが起きやすい場合がある
大学病院は、最先端医療と教育研究の拠点として、高度な専門性とキャリアアップの機会を提供する医療機関です。
大学病院の特徴は、充実した研修制度と専門性の高い医療環境にあります。認定看護師や専門看護師などの資格取得支援が整備されており、キャリアの幅を広げたい看護師に適しています。
また、各診療科が高度に専門分化しているため、特定の分野で深い知識と技術を習得できる環境が整っています。待遇面においても、給与水準が高く、福利厚生も充実しています。
一方で、以下のような特徴も把握しておく必要があります。
- 三次救急医療機関として重症患者の受け入れが多い
- 夜勤や当直を含む変則的な勤務シフトがある
- 教育・研究機関としての役割も担うため、業務が多岐にわたる
- 新人指導や学生実習の指導に関わることもある
1-3. 一般病院
〈メリット〉
- 地域に密着した医療に携わることができる
- ゆとりのある勤務体制で働けることがある
- 患者さんとのコミュニケーションがしやすいことがある
〈デメリット〉
- 専門分野に特化したキャリアアップがしにくい場合がある
- 患者さんの病状が重くなりがちで、やりがいと同時に負担も大きいことがある
- 人員不足により、忙しい勤務体制である場合がある
一般病院は、地域医療の中核として、患者さんとの密接な関係性を築きながら医療サービスを提供できる環境です。
一般病院の特徴は、20床以上の病床を持ち、比較的小規模な組織体制で運営されていることです。大学病院や総合病院と比べてアットホームな雰囲気で、患者さん一人ひとりに丁寧な看護を提供できる環境が整っています。
また、様々な診療科での経験を積むことができ、幅広い看護スキルを習得できるのも魅力です。勤務体制も比較的融通が利きやすく、ワークライフバランスを重視する方に向いています。
一方で、以下のような課題もあります。
- 少人数体制のため、一人あたりの業務負担が大きくなることがある
- 専門的なキャリアアップの機会が限られる場合がある
- 職場の人間関係が働きやすさに大きく影響する
- 急性期から慢性期まで幅広い対応が必要となる
1-4. クリニック
〈メリット〉
- 医師との距離が近く、学びやすい環境であることがある
- 患者さんとのコミュニケーションを重視した医療が提供されている
- 勤務時間が比較的短い場合がある
〈デメリット〉
- 待機時間が長い場合がある
- スキルアップの機会が限られる場合がある
- 設備や機器の充実度合いが低い場合がある
クリニックは、定時勤務が基本で、ワークライフバランスを重視できる医療機関です。残業や夜勤がほとんどないため、育児との両立やブランク明けの復職に適しています。
クリニックの特徴は、病床数が19床以下または無床である点です。主に外来診療を行い、軽症患者の対応が中心となります。医師や他のスタッフとの距離が近く、アットホームな雰囲気で働けることも魅力です。
業務内容や特徴として、以下が挙げられます。
- 診療時間が明確で規則的な勤務が可能
- パートタイムやフレックス勤務など、柔軟な働き方に対応
- 特定の診療科に特化した専門クリニックもある
- 地域密着型の医療サービスを提供
一方で、急性期や高度な医療には対応していないため、専門的なスキルアップを目指す方には向いていない場合があります。
2. 希望条件を軸に病院を選ぶコツ

看護師の転職成功には、自分の希望と病院の特徴をしっかりとすり合わせることが重要です。ただ漠然と求人を探すのではなく、明確な基準を持って情報収集を行うことで、理想の職場に出会える可能性が高まります。
この章では、希望条件を軸にした効果的な病院選びのコツを詳しく解説していきます。
INDEX
2-1. 希望条件を明確にする
理想の職場を見つけるためには、まず自分の希望条件を明確にリストアップすることが重要です。
希望条件を整理する際は、以下のような項目について具体的に検討することをお勧めします。
- 通勤時間と勤務地の希望範囲
- 希望する診療科と病院の規模
- 給与条件(基本給、手当、賞与など)
- 勤務体制(日勤・夜勤の割合、残業の有無)
- 休暇制度と取得実績
- 教育・研修制度の充実度
- 福利厚生の内容
これらの条件を優先順位付けすることで、求人情報のスクリーニングがスムーズになります。また、面接での質問や条件交渉の際にも、具体的な希望を伝えやすくなります。
2-2. 希望条件に合った求人情報を収集する
効率的な求人情報の収集には、複数の情報源を活用し、希望条件に合った求人を見つけることが重要です。
求人情報を収集する主な方法には以下があります。
- 看護師専門の転職サイトやアプリの利用
- ハローワークでの求人検索
- 病院のホームページの採用情報確認
- 知人からの紹介や口コミ情報の活用
特に看護師専門の転職サイトは、詳細な条件での絞り込みが可能で、非公開求人にもアクセスできる利点があります。また、キャリアアドバイザーによる個別相談や面接対策など、充実したサポートを受けられます。
転職サイトを利用する際は、複数のサイトに登録してより多くの求人情報にアクセスすることをお勧めします。ただし、同じ求人が複数のサイトに掲載されていることもあるため、情報の整理は慎重に行う必要があります。
2-3. 病院の評判や雰囲気を確認する
病院の評判や職場の雰囲気は、長期的な働きやすさを左右する重要な要素です。求人票だけでは分からない実態を知るために、複数の情報源から評判を集めることが大切です。
病院の評判を確認する方法として、以下のようなアプローチがあります。
- 看護師口コミサイトでの評価チェック
- 転職エージェントへの詳細な質問
- 知人や元職員からの情報収集
- 病院見学での直接観察
特に病院見学は、実際の職場環境やスタッフの様子を確認できる貴重な機会です。見学時には、職場の雰囲気や看護師同士のコミュニケーション、患者さんへの対応などを注意深く観察することをお勧めします。
また、面接時には教育体制や人間関係について具体的に質問し、職場の実態を把握することが重要です。
2-4. 面接でしっかりアピールする
面接は自己アピールの重要な機会であり、あなたの経験と病院のニーズをマッチングさせる場です。
面接での効果的なアピールポイントには以下があります。
- これまでの職場での具体的な経験と成果
- 保有している資格や専門スキル
- 勉強会や研修への参加実績
- チーム医療での協働経験
- 患者さんやご家族との関わりの実例
また、面接前の準備として、病院の理念や特色を十分に理解し、それらに共感できる点やあなたが貢献できることを具体的に説明できるようにしておくことが大切です。
面接では、給与や福利厚生についても積極的に質問することをお勧めします。これは条件の確認だけでなく、仕事に対する意欲を示すことにもつながります。
2-5. 自分自身と相性の良い病院を選ぶ
長期的に働き続けられる職場を見つけるためには、病院との相性を慎重に見極めることが重要です。
自分に合った病院を選ぶ際は、以下のポイントを総合的に判断することをお勧めします。
- 病院の理念や方針が自分の看護観と合致しているか
- キャリア形成の方向性が自分の目標に沿っているか
- ワークライフバランスが自分のライフスタイルに適しているか
- 職場の雰囲気や人間関係が自分の性格に合っているか
特に、働き方に関する価値観は重要です。例えば、専門性を追求したい方は教育制度が充実した病院を、プライベートとの両立を重視する方は福利厚生が整った病院を選ぶことをお勧めします。
また、転職後のミスマッチを防ぐために、面接や職場見学で率直な質問をすることも大切です。
3. 病院選びで確認すべき項目6つ

看護師の転職を成功させるためには、事前に確認すべき重要な項目があります。給与や勤務体制だけでなく、職場環境や将来性まで、様々な角度から慎重に検討することが必要です。
この章では、病院選びで必ず確認すべき6つの重要項目について、詳しく解説していきます。
3-1. 病院の規模・職員数
病院の規模と職員数は、業務内容や勤務環境を大きく左右する重要な要素です。
大規模病院の特徴は以下の通りです。
- 高度な医療機器や設備が充実
- 専門性の高い治療や看護が求められる
- 教育・研修制度が体系的に整備されている
- シフト調整がしやすい
- 福利厚生が充実している
一方、中小規模の病院では、以下のような特徴があります。
- 患者さんとより密接な関係を築きやすい
- 幅広い業務を経験できる
- スタッフ間の連携が取りやすい
- 人員不足による業務負担の増加の可能性
- 休暇取得に制限がある場合がある
特に看護師一人当たりの患者数は、業務負担と看護の質に直結する重要な指標です。職員の年齢構成や夜勤体制についても、事前に確認することをお勧めします。
3-2. 給料(基本給)
給与とは、給料(基本給)に各種手当(残業代・手当・賞与)を足したものです。
給与 = 給料(基本給)+ 各種手当(残業代・手当・賞与)
給与と給料(基本給)は非常に紛らわしい言葉ですが、求人票では必ず給料(基本給)をチェックしましょう。なぜなら、賞与は次のとおり基本給をもとに計算されるためです。
賞与 = 給料(基本給)15万円 × ◯ヶ月
つまり、給料がいくら高くても、給料(基本給)が低くければ賞与には反映されないのです。また、残業手当などの各種手当も基本給をベースに計算されています。

見かけの給与がいくら高くても、給料(基本給)が安いと手取りが低くなる場合があります。転職理由で収入を重視する場合は、この点について注意を払う必要があります。
3-3. 日勤・夜勤
勤務シフトは、仕事とプライベートの両立に大きく影響する重要な要素です。特に夜勤の回数や体制は、転職先を選ぶ際の重要な判断基準となります。
日勤の特徴は以下の通りです。
- 通常8時間程度の勤務時間
- 業務量が多く、患者さんや家族との対応が頻繁
- 他職種との連携や情報共有が必要
- 各種検査や処置への対応が中心
一方、夜勤では以下のような特徴があります。
- 通常12時間以上の長時間勤務
- 少人数体制での業務遂行
- 緊急時の初期対応と判断が必要
- 夜間の急変対応や観察が重要
夜勤手当は病院によって大きく異なるため、具体的な金額や計算方法を確認することが重要です。また、夜勤専従や日勤専従など、多様な勤務形態があることも覚えておきましょう。
3-4. 2交代制・3交代制
交代制勤務の形態は、生活リズムと体力的な負担に大きく影響するため、慎重に選択する必要があります。
2交代制の特徴は以下の通りです。
- 日勤(8-9時間)と夜勤(16時間程度)で構成
- 夜勤後は必ず休日が確保される
- 長時間勤務による疲労度が高い
- 休憩時間が比較的長く取れる
一方、3交代制では以下のような特徴があります。
- 日勤、準夜勤、深夜勤の3パターンで構成
- 1回あたりの勤務時間が短い(約8時間)
- 勤務の切り替わりが頻繁
- シフトの変動が大きく生活リズムが不規則になりやすい
各勤務形態の手当や休憩時間、仮眠室の有無なども、選択の重要な判断材料となります。また、体力的な面や家庭環境との両立も考慮に入れる必要があります。
3-5. 休日
休日の取得状況は、看護師のワークライフバランスを左右する重要な要素です。シフト制を採用している病院では、休日の確保が働き方の質に大きく影響します。
休日は単なる休養の時間だけでなく、プライベートの充実や家族との時間を過ごすためにも欠かせません。特に、年間休日数や休暇の取得しやすさは、長期的な就労継続の可能性を判断する重要な指標となります。
病院によって休日制度は大きく異なるため、以下の点を確認することをお勧めします。
- 年間休日数(公休日数)
- 有給休暇の付与日数と取得率
- 連続休暇の取得制度
- 希望休の申請方法と通りやすさ
- 夏季・冬季休暇の有無
休日の取得状況は、その病院の労働環境や看護師への配慮を知る重要な指標となります。面接時には、実際の取得状況について具体的に質問することをお勧めします。
3-6. 福利厚生
福利厚生は長期的なキャリアプランを左右する重要な待遇条件です。雇用形態によって受けられる制度が異なるため、面接時に詳しく確認することが大切です。
法定福利厚生は全ての医療機関で整備されていますが、病院独自の福利厚生制度は施設によって大きな差があります。特に以下の制度は、働き方の質に直結する重要な項目となります。
- 住宅手当や職員寮の有無
- 託児所・保育所の利用制度
- 通勤手当の支給範囲
- 職員食堂や食事補助
- 資格取得支援制度
- 定期健康診断の実施内容
福利厚生の充実度は、病院の経営方針や職員への待遇姿勢を反映しています。また、育児支援や住居サポートなどの制度は、長期的なキャリア形成に大きく影響します。
3-7. 研修・教育制度
充実した研修・教育制度は、看護師のスキルアップと安全な医療提供の基盤となります。経験年数やブランクの有無に関わらず、体系的な教育体制が重要です。
効果的な研修制度は、以下のような要素で構成されています。
- プリセプター制度による個別指導
- 定期的な院内研修の実施
- 外部セミナーへの参加支援
- 専門資格取得のためのサポート体制
- 新人・中堅・ベテラン向けの段階別プログラム
特に新しい診療科への異動や、ブランクがある場合は、手厚い教育サポートが必要です。また、最新の医療技術や知識のアップデートができる環境も重要な選択基準となります。
病院の教育方針や研修体制は、長期的なキャリア形成の可能性を示しています。面接時には具体的な研修スケジュールについても確認することをお勧めします。
3-8. 勤務地
勤務地選びで最も重要なのは、通勤時間を1時間以内に抑えることです。長時間通勤による心身の負担は、看護師としての業務にも大きく影響を及ぼす可能性があります。
働きやすい環境づくりの第一歩は、適切な通勤距離の設定から始まります。特に夜勤がある看護師にとって、通勤時間は生活リズムを大きく左右する要素となります。通勤時間が短ければ短いほど、睡眠時間の確保や自己啓発の時間、家族との時間など、仕事とプライベートの充実を図ることができます。
また、勤務地を選ぶ際には以下の点も考慮に入れることをお勧めします。
- 降雨・積雪時の通勤手段と所要時間
- 最寄り駅やバス停からの距離と経路
- 勤務シフトに応じた交通手段の有無
- 転居を伴う場合の住居費や生活環境の変化
長期的なキャリアプランを考える上でも、通勤による負担は重要な判断材料となります。持続可能な働き方を実現するためにも、勤務地選びは慎重に行いましょう。
3-9. 病院の口コミ評判
病院の実態を知るためには、複数の情報源から口コミや評判を収集・比較することが重要です。表面的な求人情報だけでは見えてこない職場環境を理解することができます。
看護師の転職において、病院の評判を調べる際には以下の情報源を活用することをお勧めします。
- 看護師専門の転職サイトの口コミ欄
- SNSでの現役看護師の投稿
- 知人や元同僚からの評価
- 看護師向け情報交換サイト
- 転職エージェントからの情報
特に職場の人間関係や実際の労働環境に関する情報は、現場で働く看護師の声から得られる貴重な情報です。ただし、個人の主観による評価も含まれるため、複数の情報源から総合的に判断することが大切です。
また、年代や経験年数が近い看護師の口コミに注目することで、より自分に近い立場からの意見を参考にすることができます。職場の雰囲気や教育体制についても、実際の体験談から具体的にイメージすることができるでしょう。
口コミサイトでおすすめは「ナスコミ」

口コミサイトで最もおすすめななのは「ナスコミ」です。
ナスコミは病院、クリニックなどの医療機関の口コミの投稿、閲覧ができるほか、ハローワークや人材紹介会社が提供する求人情報を閲覧、応募することもできます。
利用には会員登録(無料)と職場の口コミ投稿が必要ですが、10万件近いリアルな声を見ることができますので、転職で気になる病院があれば、口コミを投稿した上で覗いてみましょう。
- 会員登録・利用料は無料
- 口コミの投稿・閲覧には無料の会員登録が必要
- 閲覧には一つの施設につき100ポイントが必要
- 口コミを一つ投稿すると100ポイント獲得できる
4. 病院選びの注意点3つ

転職活動では、表面的な情報だけでなく、将来のキャリアや職場環境まで考慮した慎重な判断が求められます。一度の転職で失敗すると、再度の転職活動が必要になるため、十分な注意が必要です。
この章では、病院選びで陥りやすい失敗を防ぐための3つの重要な注意点を解説します。
4-1. 収入だけで決めない
高収入を重視しすぎる病院選びは、長期的なキャリア形成において大きなリスクとなります。持続可能な働き方を実現するためには、総合的な判断が必要です。
病院選びで考慮すべき重要な要素には以下のようなものがあります。
- 実際の労働時間と時間外勤務の実態
- 休暇取得のしやすさと制度の充実度
- 教育体制とスキルアップの機会
- 職場の人間関係や協力体制
- ワークライフバランスの実現度
見かけの給与額に惑わされず、実質的な時給や福利厚生の充実度も含めて検討することが大切です。特に長期的なキャリアプランを考える上では、働きやすい環境であることが何より重要です。
また、自分のライフスタイルに合った働き方ができるかどうかも重要な判断基準となります。高収入だが疲弊する職場環境では、長く働き続けることは困難です。心身の健康を維持できる環境を選ぶことが、結果的に安定した収入につながります。
4-2. 今後のキャリアプランを考える
将来のキャリアビジョンを明確にすることは、転職先選びの重要な判断基準となります。自分が目指したい看護の方向性に合った環境を選ぶことで、より充実した看護師人生を送ることができます。
病院選びの際は、以下のようなキャリアの方向性を考慮することが大切です。
- 専門性を高めたい診療科や分野
- 取得したい資格や認定
- 目指したい役職やポジション
- 習得したい医療技術や看護スキル
- ワークライフバランスの理想像
キャリアアップの機会が充実している病院では、院内研修や学会参加のサポート、資格取得支援など、様々な成長機会が用意されています。また、経験年数に応じた教育体制が整っているかどうかも重要なポイントです。
特に、年代や家庭環境に応じて、柔軟な働き方ができる環境かどうかも考慮に入れましょう。長期的なキャリア形成を考える上で、自分らしい看護を実践できる環境を選ぶことが重要です。
4-3. 気になる病院は見学する
転職先の選定には必ず病院見学を行うことをお勧めします。求人情報だけでは分からない職場の実態を、自分の目で確かめることができます。
病院見学では、以下のような点に注目して観察することが重要です。
- 看護師やスタッフの表情や雰囲気
- 職場内のコミュニケーションの様子
- 病棟の忙しさや業務の流れ
- 設備や医療機器の状態
- 休憩室や更衣室などの環境
実際の職場環境を見学することで、自分に合った職場かどうかを判断できます。また、現場で働く看護師との対話を通じて、職場の雰囲気や教育体制についても具体的に知ることができます。
見学時には疑問点を積極的に質問することも大切です。特に夜勤体制や休暇取得の実態など、実務に直結する情報は、この機会に確認しておくことをお勧めします。入職後のミスマッチを防ぐためにも、見学は必須のステップと考えましょう。
5. 転職サイトで病院の内部情報を確認しよう!

転職先の病院を選ぶ際は、表向きの情報だけでなく、実際の職場環境や働き方について知ることが重要です。専門の転職サイトには、外部からは見えにくい貴重な情報が掲載されています。
この章では、転職サイトを活用して効率的に病院の内部情報を収集する方法を詳しく解説します。
5-1. 職場の雰囲気・人間関係
職場の人間関係は看護師の仕事満足度に大きく影響します。良好なチームワークが築ける環境かどうかを、転職サイトの口コミ情報から慎重に確認しましょう。
職場の雰囲気を判断する際は、以下のようなポイントに注目すると良いでしょう。
- 先輩看護師の指導方針や態度
- 医師との連携や意思疎通の様子
- 他職種とのコミュニケーション状況
- 新人教育の体制や雰囲気
- 休憩時の過ごし方や交流
良好な人間関係が築かれている職場では、スムーズな情報共有が行われ、安全な医療の提供にもつながります。特にプリセプター制度の有無やメンター制度の充実度は、新しい環境への適応を左右する重要な要素です。
また、年代や経験年数の構成にも注目すると良いでしょう。多様な世代が活躍している職場では、様々な視点からの学びが得られ、キャリア形成にも良い影響を与えます。
5-2. 離職率・既婚率
離職率と既婚率は、病院の職場環境の質を判断する重要な指標です。特に年間離職率が10%以下の病院は、働きやすい職場環境である可能性が高いと言えます。
離職率が高い病院には、以下のような問題が潜んでいる可能性があります。
- 過度な残業や休暇取得の難しさ
- 人間関係の悪化や職場のストレス
- 教育体制の不備や技術習得の機会不足
- 給与や待遇への不満
- マネジメントの問題
一方、既婚率の高さは、その病院がワークライフバランスを重視している証です。育児との両立がしやすく、長期的なキャリア形成が可能な環境であることを示しています。
また、看護師の年齢構成と併せて確認することで、キャリアステージに応じた働き方ができるかどうかも判断できます。福利厚生の充実度と合わせて評価することで、より正確な職場環境の把握が可能です。
5-3. 残業時間
残業時間の実態は、働きやすい職場環境かどうかを判断する重要な指標です。特に月平均20時間以上の残業がある場合は、慎重な検討が必要です。
残業が多い病院では、以下のような問題が発生しやすくなります。
- プライベート時間の確保が困難
- 心身の疲労による医療ミスのリスク
- 家庭との両立の難しさ
- 自己研鑽の時間不足
- 健康面への悪影響
適切な労働時間管理がされている病院では、効率的な業務遂行と質の高い看護の提供が両立されています。特に時間外勤務の上限設定や勤務間インターバル制度の導入は、働きやすさを示す重要な指標となります。
また、残業代の支払い基準や代休取得制度についても確認が必要です。労働条件の透明性が高い病院ほど、長期的なキャリア形成がしやすい環境だと言えます。
5-4. 有給取得率
有給休暇の取得のしやすさは、その病院の働きやすさを判断する重要な指標です。年間の有給消化率が70%以上の病院は、働き方改革が進んでいる証と言えます。
有給休暇が取りやすい環境では、以下のようなメリットが期待できます。
- 心身のリフレッシュによるバーンアウト予防
- 家族行事や子どもの学校行事への参加
- 自己啓発や資格取得の時間確保
- 趣味や余暇活動の充実
- 計画的な長期休暇の実現
有給休暇の取得制度が整っている病院では、人員配置やシフト調整も適切に行われています。また、有給の計画的付与制度を導入している病院は、ワークライフバランスへの理解が深い職場と言えます。
特に育児や介護との両立を考えている方は、有給の取得実績や取得方法について詳しく確認することをお勧めします。働きやすい職場環境は、長期的なキャリア形成の基盤となります。
6. 病院の情報に強い看護師転職サイト3選

転職先の病院選びで悩んでいる看護師の方におすすめなのが、看護師に特化した転職サイトの利用です。病院の基本情報だけでなく、職場の人間関係や残業の実態など、内部の事情まで確認できるのが大きな魅力。
中でも「看護roo!」は、業界トップクラスの求人数を誇り、専任のキャリアアドバイザーがしっかりとサポートしてくれます。ご自身に合った職場を見つけるための強い味方となってくれるでしょう。
ただ、どのサイトも担当者の良し悪しでサポートの質が変わることがあります。そのため、複数のサイトに登録して比較することが重要です。
各サービスでは求人情報の提供だけでなく、履歴書の添削や面接対策も行っています。転職活動を効率よく進めたい方は、2~3社まとめて登録するようにしましょう。
看護師転職サイトは、以下のような理由から、2~3社の転職サイトに登録しておくことで、より自分に合った転職が可能です。
- 様々な求人情報にアクセスでき、選択肢が格段に広がる。
- 自分にぴったりのコンサルタントと出会う確率が上がる。
- 他社の「非公開求人」や「独占案件」にも目を通せる。
- 転職サイトの「弱み」を他社で補うことができる。
もし「このサイトは使えないかも」と思った場合も、メール一つで簡単に退会できます。ですから、転職サイトは2~3社まとめて登録し、多角的に転職活動を進めてみてください。
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7. 病院以外おすすめの転職先

看護師の資格を活かせる職場は、一般的な病院だけではありません。ワークライフバランスや専門性を重視した多様な選択肢があり、自分の希望に合わせた働き方を実現できます。
この章では、病院以外の魅力的な転職先について、それぞれの特徴や働き方の違いを詳しく紹介します。
INDEX
7-1. 美容クリニック
美容クリニックは、美容に特化したクリニックで、医療レーザーや注射などを用いた美容治療を提供しています。
【仕事内容】
看護師の主な仕事内容は、患者のカウンセリング、処置の準備や施術のアシスト、アフターケアなどです。美容に興味がある方や、看護師としてのスキルアップを目指す方にとって、魅力的な転職先と言えます。
【メリット】
美容クリニックでの勤務メリットとしては、看護師の能力向上が期待できること、通常の病院勤務に比べて比較的定時で働けること、患者とのやり取りが比較的少ないためコミュニケーションの負担が軽減されることが挙げられます。

ただし、美容クリニックは美容業界の中でも競争が激しい業界であり、高い技術力が求められます。また、治療内容によってはリスクもあるため、事前の十分な知識と技術が必要です。
7-2. 健診センター
健診センターは、人々が健康に関する情報や診断を得るための施設です。
【仕事内容】
主な仕事内容は、健康診断や人間ドックの受診者の健康相談や健康指導、採血や検査の補助、健康管理プログラムの企画・運営などです。また、健診センターは多様な専門家が集まっているため、他の職種との連携や情報共有が求められます。
【メリット】
健診センターでの勤務は、看護師が患者とより長期的な関係を築きながら、予防医療に携わることができる点が魅力的です。比較的正確なスケジュール管理が行われ、残業が少なく、週末や夜間の勤務が少ないなど、プライベートとのバランスを取りやすい環境も魅力です。

さらに、医療事務の仕事を兼務することも多く、オフィススキルの向上にも繋がります。
7-3. 特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームは、高齢者や身体障害者などの入居者に介護や生活支援を行う施設です。
【仕事内容】
看護師の仕事内容は、入居者の健康管理や健康相談、診療所や病院との連絡調整、医療処置の実施などです。また、介護スタッフとの連携や教育、研修なども行います。
【メリット】
特別養護老人ホームで働くメリットとしては、高齢者や身体障害者の方々と長期的な関わりが持てることが挙げられます。また、多様な職種のスタッフが協力し、入居者の方々が安心して過ごせるようサポートすることができます。
介護福祉士など他の職種へのキャリアチェンジも可能であり、一生涯の仕事として長く勤められることが期待できます。
7-4. デイサービス
デイサービスは、高齢者が日中を過ごす施設で、介護スタッフがサポートを行う場所です。
【仕事内容】
主な仕事内容は、食事や入浴の介助、レクリエーションの企画や実施、健康管理やケアプランの作成などがあります。利用者の健康管理や安全についても大切になってきます。
【メリット】
デイサービスのメリットは、比較的アットホームな雰囲気で、高齢者とのコミュニケーションが取りやすいことが挙げられます。また、日勤のみの勤務が多く、残業が少ないため、プライベートの時間が確保できます。高齢者の生活に密着して働くことができるため、人間関係を大切にしたい方にはおすすめです。

介護職の需要が増加していることから、将来的には安定した雇用も期待できます。
7-5. 訪問看護ステーション
訪問看護ステーションは、患者の自宅や施設を訪問して看護を行う職場です。
【仕事内容】
具体的には、医師からの指示に従って点滴や薬の投与、創傷ケア、緩和ケア、健康相談などを行います。患者の自宅や施設を訪問するため、移動時間が長く、単独行動が多いため、看護師自身が判断力や責任感を持って行動することが求められます。
【メリット】
訪問看護のメリットとしては、看護師一人ひとりが患者とのコミュニケーションに重点を置き、じっくりと向き合える点が挙げられます。また、単独行動が多いため、自己判断力や自己責任を強化することができ、スキルアップにも繋がります。さらに、比較的プライベートな時間帯に勤務できるため、家庭との両立がしやすい点も魅力です。

訪問看護師は、地域医療の一翼を担う非常に重要な役割を果たしています。
7-6. 献血ルーム
献血ルームは、献血を希望する人々を対象とした施設で、看護師や医師が献血者を受け入れ、健康状態のチェックや献血に関する説明を行い、献血を実施する場所です。
【仕事内容】
献血ルームでの勤務では、献血者の健康チェックや採血、献血に関するアドバイスや情報提供、施設の衛生管理などが主な仕事内容となります。
【メリット】
献血ルームでの勤務のメリットとしては、献血者とのコミュニケーションが多く、献血によって人々の健康や命を支援するやりがいがあることが挙げられます。また、勤務時間が比較的規則的で、残業が少ないため、プライベートの時間を確保しやすい点も魅力的です。

献血ルームは医療施設としての要素が強く、医療従事者としてのスキルアップやキャリアアップの機会が豊富な環境であることも魅力です。
7-7. 産業看護師
産業看護師は、企業内に設置された保健室や健康管理センターなどで働く看護師のことを指します。
【仕事内容】
勤務した際の主な仕事内容としては、社員の健康管理や予防医療、労働災害の防止、ストレスチェックの実施、健康相談などが挙げられます。企業の健康経営に貢献し、従業員の健康増進に取り組むことが求められます。
【メリット】
産業看護師は企業内で働くため、夜勤や休日出勤などのシフト勤務がなく、一般的な看護師よりも安定した勤務形態が特徴です。さらに、企業と直接契約するため、給与面でも高待遇が期待できること挙げられます。

企業の健康管理に興味がある看護師には、やりがいを感じられる職場です。
7-8. 保育園看護師
保育園看護師は、保育園において子どもたちの健康管理やケアを担当する看護師です。
【仕事内容】
主な仕事内容としては、健康診断や病気の予防、発生時の看護、怪我の応急処置などが挙げられます。また、子どもたちの観察や保護者とのコミュニケーションも重要な役割です。保育園によっては、保育士と協力して、子どもたちの生活習慣や栄養管理も行っている場合があります。
【メリット】
保育園看護師のメリットとしては、子どもたちと接することができることが挙げられます。また、保育園は休日や夜勤がほとんどないため、プライベートとの両立がしやすいという点も魅力的です。
保育園は子育て世代にとって必要不可欠な場所であり、社会貢献度が高い仕事であると言えます。
8.【年代別】病院選びのポイント

年齢によって、重視すべき転職条件や職場選びの基準は大きく異なります。キャリアの段階や生活環境に応じて、最適な職場環境や働き方も変化していきます。
この章では、20代から60代までの年代別に、特徴を踏まえた効果的な病院選びのポイントを解説します。
8-1. 20代看護師
看護師の転職において20代は有利なポジションです。
若い人材は長期間勤務する可能性が高く、コスト面でも採用側にとってメリットがあります。また、看護師は体力と精神力が必要なハードな職業であり、若手の体力と適応力が求められます。
未経験の職場でも素早く馴染める順応性があり、ミスマッチで辞めるリスクが低い点も魅力です。
転職活動では、長期間勤務する意志や前向きな姿勢をアピールし、採用側の不安を払拭するように心掛けましょう。
病院選びでは、長期的に働ける環境かどうか、体力や精神力が求められる職場か、未経験でも適応できる職場かどうかを検討すると良いでしょう。
8-2. 28歳看護師
28歳は、今後のライフイベントを考慮して、職場を変える人が多い年齢層です。
特に、結婚や家庭を持つ人は、家事や育児との両立を考えると、夜勤や残業が多い職場には向いていない場合があります。
30歳の節目を控え、これからのキャリアを考えると、転職を検討するタイミングとして有利であるといえます。
妊娠や出産などのライフイベントが起こった場合には、転職が遅れる可能性もあるため、早めに転職を考えることが重要です。
病院選びでは、自身が求めるキャリアプランや勤務条件をしっかりと考慮し、適切な職場を選ぶことが大切です。
8-3. 30代看護師
30代看護師が病院選びで注意すべき点は、自己分析が重要です。
自分がどのような働き方をしたいのか、どのようなキャリアアップを目指したいのかを明確にすることが大切です。また、今までの経験を活かしたい場合は、その分野の病院に応募することが有利です。
転職回数が多くなると不利になるため、自己分析をしっかり行い、転職理由に一貫性があることをアピールすることが大切です。そして、自分が求める条件や病院の求める人材像をよく確認し、選択するようにしましょう。
8-4. 30代後半看護師
30代後半の看護師が病院選びで注意すべき点は、自身が求める職場環境やキャリア形成を明確にすることです。また、個人差が大きいため、体力や学習能力を客観的に見つめ直すことも重要です。
過去の実績が武器になる場合もあるため、臨床経験を活かせる職場を探すのも良いでしょう。
前述の通り、30代の看護師は転職回数が多いと不利になるため、理由に一貫性があり前向きな意欲が感じられるようにすることも大切です。求人の中から条件を比較検討して、自分にとって妥協できない条件を明確にして職場選びをすることがポイントです。
8-5. 40代看護師
40代の看護師が病院選びで注意すべき点は、自分のライフスタイルやキャリアアップの希望に合った職場かどうかを確認することです。
子育て中の場合は、育児に差し支えないシフトや子育て制度が充実しているかを重視し、子育てが一段落した場合は、スキルアップができる職場かどうかをチェックすることが大切です。
看護業界は売り手市場であるため、40代でも転職は可能で、経験豊富なベテランとして高待遇で迎えられることもあります。給与などの待遇面に実務経験や能力を考慮した求人を探すことが成功の秘訣です。
8-6. 50代看護師
50代の看護師が病院選びで注意すべき点は、人間関係の問題があります。
同年代のナースが多い職場を選び、孤独感を抱かないようにしましょう。また、体力的な負担が大きい夜勤や多忙な勤務については、無理をせずに働ける職場を選びましょう。
ワークライフバランスやキャリアアップを追求したい場合は、条件の良い求人があるかどうか確認しておく必要があります。
50代の看護師でも豊富な経験を生かせる職場があるため、転職に不利にならないことも覚えておきましょう。
8-7. 60代看護師
60代の看護師が病院選びで注意すべき点は、国民年金や厚生年金の受給資格が65歳からであることを踏まえ、老後資金を考慮した転職を心掛けることが大切です。また、体力的な負担が少ない職場を選ぶことも重要です。
夜勤がない、残業が少ない、休みが多い、急患や重篤な症状の患者を扱わない、人間関係が良好、仕事量がそれほど多くないなどが条件になります。そのため、転職エージェントの活用もおすすめです。
9. まとめ
今回の記事では、看護師の転職における病院選びのポイントについて説明しました。
「どんな病院で働くのが自分に合っているんだろう…」「看護師としてスキルアップできる病院に転職したい!」「ワークライフバランスの取れる職場を見つけたい…」といった悩みを抱える看護師の方は、本記事で紹介した下記の重要なポイントをおさえることで、転職活動をスムーズに進めることができます。
- 総合病院、大学病院、一般病院、クリニックなど代表的な病院の種類と特徴を理解すること
- 希望条件を明確にし、それに合った求人情報を収集する、病院の評判や雰囲気を確認するなど、希望条件を軸に病院を選ぶこと
- 職場の雰囲気・人間関係、離職率・既婚率、残業時間、有給取得率など、転職サイトで病院の内部情報を確認すること
- 病院の規模・職員数、給料、勤務体制、休日、福利厚生など、病院選びで確認すべき項目をチェックすること
何より大事なことは、自分に合った働き方や理想の職場を見つけるために、病院以外の選択肢も視野に入れることです。
また、転職先選びに悩んだり、応募書類の作成や面接対策に不安を感じたりすることも多いでしょう。そのため、看護師転職サイトを活用してキャリアアドバイザーに悩みを相談したり、条件に合った職場を効率良く探すことをおすすめします。
JOBANUSがおすすめする看護師転職サイト3社は以下のとおりです。迷ったらこの3社を併用することをおすすめします。
ぜひこの記事の転職を成功させるためのポイントを参考に、転職活動にチャレンジしてください。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。