60歳代看護師の転職事情|セカンドキャリアで無理なく働ける職場の探し方

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「60代になってからの転職は難しい」と思っていたり、「定年後にも働ける職場なんてあるのかしら?」と悩んでいたりしませんか?

でも、

  • 定年後の看護師人材の需要状況
  • 60代看護師を求めている職場

などを理解すれば、思っている以上に働ける場が多いことに気づき、不安が解消することでしょう。

本記事では、60歳代看護師の現状や働きやすい職場、求人探しの方法について解説します。

この記事を読めば不安が解消し、スムーズな職探しを成功させることができるはずです。ぜひ60歳代からの職探しにチャレンジしてください。

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1.悠々自適な年金生活は夢話…。60代看護師が抱える現実

現在、多くの病院が60歳を定年退職の年齢としています。

しかし、国民年金や厚生年金の受給資格は、原則として65歳からです。退職から年金を受給するまで、5年間のブランクがあります

この期間の生活費には、退職金や貯金を充当するという方も多いでしょう。しかし、老後の資金はなるべく残しておきたいものです

たとえ年金が支給されとしても、金額はそれほど多くはありません。国民年金と厚生年金を合わせて、16万~23万円程度が一般的です。

年金だけで暮らすことに、不安を感じるのではないでしょうか。将来の介護などに備え、少しでも老後資金を稼ぎたいと多くの人が考えています。

60歳代と言えば、まだまだ元気に働ける年代です。リタイアするのは早いと言えるでしょう。看護の資格を生かして働きたいと希望する方は少なくありません。

2.60代看護師は体力の負担が少ない職場選びがポイント

まだまだ元気とはいえ、体力的な衰えは実感されていることでしょう。無理なく働くためには、体力的な負担が少ない職場を選ぶことです。

  • 夜勤がない
  • 残業が少ない
  • 週休2日など、休みが多い
  • 急患や重篤な症状の患者を扱わない
  • 人間関係が良好
  • 仕事量がそれほど多くない

上記の条件を満たす職場なら、体力面だけでなく、精神面でのストレスも少ないでしょう。

ただ、これらのチェックポイントは、求人情報だけではわからないこともあります。

求人情報について詳しく知るために、転職エージェントを活用しましょう。人間関係や職場の雰囲気など、一般にはわからない情報も把握しています。非公開求人を多数抱えていますから、良い条件の求人を探しやすいのも魅力です。

3.60歳看護師のおすすめの職場は?

60歳オーバーのナースにおすすめの職場を、具体的に見ていきましょう。

4-1.クリニック

地域に溶け込んで、地域医療を支えるのがクリニックです。一般的なクリニックには、お子さんからお年寄りまで、さまざまな患者さんが訪れます。町のかかりつけ医であり、重篤患者は扱いません。入院患者を扱わないので、夜勤がないのが魅力です

休診日も決まっており、よほどのことがない限り、休日出勤もありません。規則正しく働けるので、体力的な負担が軽い職場です

  • 体調チェック
  • 薬の処方
  • 慢性期の患者さんの治療
  • ケガの手当

など、診療内容は多岐にわたります。このため、経験豊富な60歳代のナースは歓迎されます。豊かな人生経験によって、コミュニケーション能力が高い点も、評価されるでしょう。

4-2.健診センター

健診センターでは、病気の予防や早期発見のために、体調について検査を行います。病院とは機能が異なり、検査のみで治療は行いません。

このため、夜勤がないのが一般的です。多くの施設が、土日祝日を休日としています。お盆や年末年始も休みです。一般的な会社員と同様に休めるのも魅力となっています。

入社シーズンなど多忙な時期もありますが、残業もほとんどありません

業務内容も、患者さんの誘導や視力などの簡単な検査です。高度な技術は必要なく、採血スキルがあれば十分に通用します

重篤患者や急患に対応しないので、プレッシャーを感じずに働けるのもメリットです。その反面、ルーチンワークの連続で、物足りなく感じる方もいるでしょう。

4-3.保育園

通園する子供たちやその後家族、そして園で働く職員の健康を守るのが仕事です。

  • 衛生管理
  • 体温チェックなど園児の健康管理
  • 突発的な発熱やケガなど、園児の体調不良への対応
  • 食中毒や感染症予防対策
  • 保健指導
  • 職員の健康管理
  • 健康診断や身体測定などの補助
  • 保護所への健康相談
  • 保育士のサポート

など、仕事は多岐にわたります。しかし、健康な園児や職員が対象なので、医療的な看護はほとんど行われません。小児病棟での経験があれば有利ですが、60歳代の豊富な経験で対応できます。

時間に追われながらの看護は少なく、肉体的・精神的な負担が少ない職場です。夜勤もありませんし、土日祝日など、カレンダー通りに休日が取れるのもメリットでしょう。働きやすい職場として、人気です。

4-4.高齢者施設

高齢者の介護ニーズは高まるばかりです。

  • デイサービス
  • 有料老人ホーム
  • 特別養護老人ホーム

これらの施設では、高齢者の気持ちに寄り添える、シニア世代のナースが歓迎されます。年代が近いので、体のつらさだけでなく、寂しさなどの精神面への理解も深いからです。適切なコミュニケーションを通じて、機能の維持や回復に貢献できるでしょう。

高齢者施設では医療ではなく、介護を提供します。

  • 体調管理や薬の管理
  • ストーマケアなど、療養的な看護
  • 痰の吸引など、医師の指導によって行う医療業務
  • 食事などの介助
  • 感染症予防対策

また、高齢者だけでなく、連携医療機関など、他職との連絡も頻繁です。誰とでもコミュニケーションできる能力が求められます。

5.60歳以上の看護師求人。どうやって探す?

定年後の求人は、どのように探せばいいのでしょうか。効果的な探し方が分かれば、希望の条件の職場を効率良く見つけ出せるでしよう。

5-1.知人からの紹介

職場探しには、情報収集が欠かせません。生きた情報は、現場のナースから収集するのが一番です。

60歳オーバーでもナースとして働いている、元同僚や友人はいませんか。そんな方に、どのようにして今の職場を見つけたのかを尋ねてみましょう。

職探しの方法や働きやすい職場など、有益な情報が得られることがあります。場合によっては、その人が働いている職場を紹介してくるかもしれません。まずは身近な知人から情報を収集しましょう

5-2.病院からの紹介

人材不足に悩む医療業界では、働き方改革が推奨されています。人材確保の手段として、定年後の再雇用制度を導入する病院が増えてきました。

再雇用制度を活用すれば、定年後は嘱託として、継続して働くことが可能です。現在、多くのナースがこの制度を利用して、定年後も働き続けています。

まずは、今の病院が再雇用制度を導入しているかを確認しましょう。導入していれば制度の利用を申し出て、今後の働き方を相談してみてください。

制度が導入されていなくても、他の職場を紹介してもらえることがあります。関連する医療機関や介護施設に人員の空きがあれば、そちらで働けるかもしれません。

ただ、病院によっては横の連携がないところもあります。このような場合は、紹介は期待できないでしょう。

5-3.看護師求人サイト

知人や現在の職場からの紹介は、運に左右されます。定年後も働いている知人がいない、職場から紹介してもらえないケースもあるでしょう。

また、求人情報誌やハローワークでは、60歳以上の求人が少ないかもしれません。

このような場合は、看護師求人サイトを活用しましょう。60歳以上の求人を数多く抱えており、適切な条件のものを紹介してもらえます。昨今は、スマートフォンから簡単にアクセスできる求人アプリも増えてきました。インターネットを活用して、無料で手軽に職探しができる時代です。

6.まとめ

今回の記事では、60歳以上のナースの転職について説明しました。

60オーバーでも働きやすい職場や職場の探し方が分かり、今までより職探しの不安が少なくなったのではないでしょうか?

求人サイトを利用すれば、効率良く条件に合った職場を探せます。ぜひここの記事の働きやすい職場を参考に、職探しにチャレンジしてくださいね。その時に、求人サイトは強い味方となってくれるはずです。また、今の職場で、定年後の再雇用制度が利用できるかも確かめてみましょう。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

駒田 太一

医療機関の人事担当として活躍中。過去5年間、市立病院で医師・看護師の給与支払いや福利厚生業務を経験し、現在は職員採用や研修の立案・実施を行っています。医療現場の深い理解と経験を基に、看護師の皆様への信頼性の高い情報提供を心掛けています。

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