産業看護師(企業看護師)の仕事内容|平均収入・向いている人とは

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[PR]本記事には、マイナビ・リクルート等のサービスのプロモーションを含みます。また、記事内の口コミは、看護師の方々から寄せられた声の一部を掲載しています。

  • 「産業看護師ってどんな仕事をしているの?」
  • 「病院とは違う環境で働くことに不安がある」
  • 「産業看護師に向いている人の特徴は?」

このような疑問や不安を抱えている看護師の方も多いのではないでしょうか。

病院での看護業務とは異なる職場環境に、戸惑いを感じる方もいるかもしれません。また、企業での健康管理という新しい分野に挑戦することへの不安もあるでしょう。

しかし、産業看護師は近年ニーズが高まっており、看護師にとって魅力的なキャリアパスの一つとなっています

そこで本記事では、以下の点について詳しく解説していきます。

  • 産業看護師の具体的な業務内容と1日の仕事の流れ
  • 産業看護師の平均年収と必要な資格・スキル
  • 産業看護師のメリット・デメリットと向いている人の特徴
  • 産業看護師の仕事の見つけ方と面接対策

本記事を読むことで、産業看護師の仕事内容や魅力が理解でき、自分に合ったキャリアパスを描けるようになるでしょう

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1. 産業看護師(企業看護師)の業務内容

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産業看護師(企業看護師)の主な業務は、企業で働く社員の健康管理です。具体的には以下のような業務を行います。

  • 社員の健康相談への対応とアドバイス
  • 体調不良者のケアや怪我の手当て
  • 必要に応じた病院への搬送手配
  • 産業医と連携した健康診断の手配や対応
  • 健康トラブルを抱える社員への面談と指導

産業看護師が働く場所は、企業内の健康管理室や医務室です。病院とは異なり、入院患者のケアは行いません。学校の保健室の先生のように、社員の健康を守る役割を担っているのです。

企業によっては、社員の家族の健康相談に乗ったり、健康セミナーの企画・運営を行うこともあります。社員の健康だけでなく、その家族も視野に入れた幅広い活動が求められる場合もあるでしょう。

2. 産業看護師(企業看護師)の1日の流れ

〈産業看護師(企業看護師)の1日のスケジュール〉
  • 9:00
    始業
    • 1日のスケジュールを確認したり、メールのチェックをします。
    • 社員の方から相談や問い合わせがあれば、日程調整を行い対応します。
  • 10:00
    面談のセッティング
    • 職員の検診結果を確認し、健康指導が必要な方に連絡したり再検査を促します。
    • 緊急の対応が必要な場合は産業医に報告し、社員との面談の日程調整を行います。
  • 11:00
    職員との面談
    • 面談の際には同席し、カルテの作成やバイタルチェックなども行います。
  • 12:00
    昼食
  • 13:00
    カルテの入力
    • 健康診断の結果を電子カルテに入力します。
    • 蓄積された検診結果に基づいて、職員の健康管理を行います。
  • 15:00
    研修資料の作成
    • 毎月1回行われる安全衛生委員会の資料や、社内報の原稿を作成します。
    • 人事部主催の健康推進研修の資料などを作成します。
  • 16:00
    人事部の職員と職場巡回
    • 職場の作業環境を見て、安全衛生上問題ないか確認します。
    • 職場巡回を通して従業員との関係づくり、職場全体の理解に努めます。
  • 17:00
    退勤
    • 基本的に残業はありません。
    • 残業になったとしても、残業手当がしっかり出る会社がほとんどです。

産業看護師(企業看護師)の勤務時間は、一般の企業員と同じく、基本的に平日の朝から夕方までの固定された時間帯です。1日の流れは以下のようになります。

  1. 始業時間に合わせて出勤し、1日のスケジュール確認とメールチェックを行う
  2. 産業医との面談希望者の日程調整と面談準備(カルテ準備など)
  3. 面談時の同席、カルテ作成やバイタルチェック
  4. 医務室での社員対応(体調不良者のケアなど)
  5. 研修資料の作成、健康診断のフォローアップ、産業医との打ち合わせなど

産業看護師の業務は、緊急事態が起こることは稀で、ほとんど残業はありません。ほぼ毎日定時に退社できるのが特徴です。

企業によっては、イベントや健康セミナーなどで休日出勤を求められることがあります。入社前に勤務条件を確認し、自分のライフスタイルに合っているか見極めることが大切です。

3. 産業看護師(企業看護師)の平均年収

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産業看護師(企業看護師)の平均年収は約450万円~500万円程度です。企業規模によって差はありますが、大企業ではさらに高い年収が期待できます。

この年収は、夜勤や残業がほとんどなく、定時勤務が基本であることを考えると、かなり高待遇だと言えるでしょう。給与体系は一般企業の社員と同様で、基本給に加えて各種手当が支給されます。さらに、看護師の国家資格を持っていると資格手当も上乗せされるのです。

産業看護師の給与は企業によって大きく異なります。年収アップを目指すなら大手企業への就職が有利ですが、福利厚生や勤務条件など、総合的に判断することが大切です。自分に合った職場を選ぶことが長く働き続けるコツと言えるでしょう。

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4. 産業看護師(企業看護師)の資格・スキル

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産業看護師として働くには、看護師免許が必須であり、予防医療の知識と経験が求められます。

新卒での就職は難しく、多くは中途採用となります。そのため、看護師としての実務経験が重視されます。特定の診療科経験は必須ではありませんが、幅広い知識と経験が求められます。

また、産業看護師には、以下のようなスキルも必要とされます。

  • コミュニケーション能力
  • 調整力
  • マネジメント能力

従業員や会社との信頼関係を築き、円滑に業務を進めていくことが重要だからです。

産業看護師の資格取得には、日本看護協会が認定する「産業看護職専門家制度」の活用が有効です。この制度では、産業看護に特化した教育プログラムを受講し、一定の基準を満たすことで、「産業看護職専門家」の認定を受けることができます。

産業看護師は、会社の規模や業種によって必要とされる知識やスキルが異なることがあります。自分に合った働き方ができる企業を選ぶことが大切です。また、産業看護職専門家の認定取得を目指すことで、スキルアップを図ることができるでしょう。

5. 産業看護師(企業看護師)のメリット

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産業看護師(企業看護師)は、病院勤務とは異なる働き方ができる魅力的な職種です。規則的な勤務時間や体力的な負担の少なさなど、メリットは多岐にわたります。

この章では、産業看護師のメリットについて詳しく解説していきます。

5-1. 毎日の勤務時間が固定されている

産業看護師の大きなメリットの一つは、勤務時間が固定されていることです。多くの場合、日勤のみの勤務となります。

病院勤務の看護師は、夜勤や不規則な勤務が多いのに対し、産業看護師は一般的なオフィスワーカーと同じような勤務時間で働くことができます。具体的には、以下のような勤務時間が一般的です。

  • 8:30〜17:30
  • 9:00〜18:00

また、土日祝日は基本的に休みになります。このような勤務体系は、仕事と家庭の両立を目指す看護師にとって、非常に魅力的だと言えるでしょう。

さらに、勤務時間が固定されていることで、自分の時間をコントロールしやすくなります。趣味や自己啓発など、仕事以外の時間を有効に活用することができるのです。

企業によっては、勤務時間が多少異なる場合もあります。面接時には、勤務時間について確認しておくことをおすすめします。

5-2. 体力的に負担が少ない

申し訳ありません。前述の内容を考慮し、業務内容やスキルについての言及を避けて説明文を作成いたします。

産業看護師の業務は、体力的な負担が比較的少ないのが特徴です。病院勤務とは異なり、重労働や夜勤はほとんどありません。

そのため、体力的に厳しい立ち仕事が苦手な看護師にとっても、働きやすい環境だと言えます。

また、病院勤務と比べて、救急対応や重症患者のケアが少ないため、精神的な負担も軽減されます。これは、ワークライフバランスを重視する看護師にとって大きなメリットと言えるでしょう。

産業看護師として働くことで、看護師としてのキャリアを継続しながら、健康的で充実した生活を送ることが可能なのです。

産業看護師は、自分のライフスタイルに合った働き方ができる魅力的な職種です。看護師としてのスキルを活かしながら、無理なく長く働き続けることができるでしょう。

5-3. 通勤にスーツを着てオシャレができる

産業看護師は、オフィスカジュアルな服装で通勤できることが魅力の一つです。病院勤務とは違い、ユニフォームではなくスーツや私服で働くことができます。

企業の dress code に合わせて、自分の個性を表現したファッションを楽しむことができるでしょう。オシャレを楽しみながら通勤できるのは、産業看護師ならではの醍醐味と言えます。

また、他の企業従業員と同じ通勤時間帯になるため、社会人としての一体感を感じることができます。病院勤務では経験できない、新鮮な気持ちで仕事に臨めるはずです。

オシャレをしながら働きたい方にとって、産業看護師は魅力的なキャリアオプションだと言えるでしょう。看護師としてのスキルを活かしつつ、ファッションを楽しむ喜びも感じられる職場環境は、他にはなかなかありません。

企業によっては、 dress code が厳しい場合もあります。面接時に、服装についての規定を確認しておくことをおすすめします。

6. 産業看護師(企業看護師)のデメリット

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産業看護師は、病院勤務とは異なる働き方ができる魅力的な職種ですが、一方でデメリットも存在します。病院現場を離れることによる臨床経験の不足や、同僚看護師が少ないことによる孤独感などが挙げられます。

この章では、産業看護師のデメリットについて詳しく解説していきます。

6-1. 臨床に携わることが難しい

産業看護師の業務は、予防医療が中心となるため、以下のようなデメリットがあります。

  • 臨床現場でのスキルを維持・向上させることが難しい
  • 病気やケガの治療に直接携わる機会が少ないため、臨床経験を積むことが難しい
  • 将来的に病院勤務に戻ることを考えている看護師にとっては、キャリア形成の面で不利になる可能性がある
  • 最新の医療知識やスキルを身につける機会が限られる

医療技術の進歩は速いため、常にアップデートしていく必要があります。

ただし、産業看護師にはメリットもあります。

  • 予防医療の知識を深められる
  • 健康管理や疾病予防のスペシャリストとして、キャリアを築くことができる

臨床現場を離れることに不安を感じる看護師もいるかもしれませんが、予防医療の重要性を考えれば、産業看護師の役割は非常に意義深いものだと言えます。

産業看護師として働きながら、定期的に病院での研修に参加するなど、臨床スキルを維持する工夫をすることをおすすめします。また、学会や勉強会に参加して、最新の医療知識を身につけることも大切ですね。

6-2. 同僚が少ない

産業看護師は、企業内で看護師の同僚が少ないことが多く、一人で健康管理業務を担当することがあります。これは、以下のようなデメリットにつながります。

  • 孤独感を感じやすい
  • 看護師同士の連携や情報共有の機会が限られる
  • 悩みを相談したり、アドバイスを求めたりすることが難しい
  • 先輩看護師からの指導を受けられる機会も少ない
  • スキルアップが困難になることもある

さらに、健康管理業務の責任がすべて自分にかかってくることで、以下のようなデメリットもあります。

  • 心理的なプレッシャーを感じやすい
  • 問題が発生した際には、一人で対応しなければならないことが多い

ただし、これらのデメリットは、以下のようなチャンスでもあります。

  • 自立性や問題解決能力を高める
  • 自分の判断力や行動力を磨くことができる

周囲のサポートが少ない環境で働くことに不安を感じる看護師もいるかもしれませんが、自分の力を試す機会として前向きにとらえることが大切です

産業看護師の仲間を作ることをおすすめします。他社の産業看護師と交流することで、悩みを共有したり、アドバイスを求めたりすることができます。また、専門家団体に所属することで、最新の情報を入手したり、スキルアップの機会を得たりすることもできるでしょう。

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7. 産業看護師(企業看護師)に向いている人

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産業看護師は、病院勤務とは異なる働き方ができる魅力的な職種ですが、誰にでも適しているわけではありません。

この章では、産業看護師に向いている人の特徴について詳しく解説していきます。

7-1. 医療機関以外で働きたい人

はい、説明文の一部を箇条書きにして、読みやすく改善いたします。

産業看護師は、病院や診療所以外の場で看護の専門性を発揮したい人に向いている職種です。医療現場とは異なる環境で働きたい看護師にとって、魅力的なキャリアパスの一つと言えるでしょう。

医療現場とは異なる人間関係やルールの中で働くことで、以下のような利点があります。

  • 新たな視点や価値観を得ることができる
  • 看護師としての成長につながる貴重な経験になる

また、産業看護師は、社員の健康を守るという重要な役割を担っています。会社という組織の中で、以下のような仕事にやりがいを感じることができるでしょう。

  • 従業員の健康をサポートする
  • より良い職場環境を作るために尽力する

看護の仕事にやりがいを感じつつ、医療現場とは違った環境で働きたいと考える方にとって、産業看護師は非常に魅力的な選択肢の一つです。自分の可能性を広げるチャレンジとして、産業看護師への転身を検討してみてはいかがでしょうか。

産業看護師として働くためには、企業で求められるコミュニケーション能力やビジネスマナーを身につけることも大切です。医療現場とは異なる社会人としてのスキルを磨くことで、より円滑に業務を進めることができるでしょう。

7-2. 仕事と家庭を両立したい人

産業看護師は、仕事と家庭を両立したい看護師にとって、非常に魅力的な職種です。規則的な勤務時間と少ない残業により、プライベートな時間を確保しやすいのが大きな特徴です。

産業看護師の勤務時間は、多くの場合、以下のような特徴があります。

  • 日勤のみの勤務
  • 土日祝日は休み
  • 残業が少ない

このような勤務体系は、家事や育児との両立を目指す看護師にとって、非常に働きやすい環境だと言えるでしょう。家族との時間を大切にしながら、看護師としてのキャリアを継続することができます。

また、産業看護師は、従業員の健康管理という重要な役割を担っています。社員の健康を守ることで、企業の生産性向上に貢献することができるのです。

ワークライフバランスを重視しつつ、看護師としてのスキルを発揮したいと考える方にとって、産業看護師はぴったりの職種だと言えます。

産業看護師として働く際は、自分の仕事と家庭のバランスを保つことが大切です。時間管理や効率的な業務遂行のスキルを身につけることで、より充実した両立生活を送ることができるでしょう。また、家族の理解と協力を得ることも重要です。

7-3. 企業の労働環境を改善したい人

産業看護師は、企業の労働環境の改善に意欲的に取り組みたい方とって、最適な職種の一つです。看護の専門知識を活かして、社員の健康を守り、より良い職場環境を作ることができるからです。

産業看護師は、以下のような取り組みを通じて、企業の労働環境改善に貢献することができます。

  • 社員の健康状態の把握と予防対策の立案
  • 職場の衛生管理や環境改善の提案
  • メンタルヘルス不調者への支援と復職サポート

これらの活動を通じて、社員一人ひとりの健康を守るだけでなく、企業全体の生産性向上にも寄与することができるのです。

また、産業看護師としての経験を積むことで、企業で働く人々の健康課題に関する知見を深めることができます。例えば、生活習慣病やストレス関連疾患などについて、より実践的な理解を得ることができるでしょう。

企業の労働環境改善には、看護師の力だけでなく、経営者や人事部門との連携が不可欠です。社内の様々な関係者と効果的にコミュニケーションを取る能力を身につけることが、産業看護師として成功するカギとなります。

8. 産業看護師(企業看護師)に向いていない人

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産業看護師は、病院勤務とは異なる働き方ができる魅力的な職種ですが、全ての看護師に適しているわけではありません。

この章では、産業看護師に向いていない人の特徴について詳しく解説していきます。

8-1. 専門・認定看護師を目指す人

はい、失礼しました。前述の内容を踏まえて、別の情報を提供いたします。

専門看護師や認定看護師を目指す看護師にとって、産業看護師は最適な職種とは言えません。特定の診療科における深い知識と経験を積むことが難しいからです。

専門看護師や認定看護師になるためには、以下のようなステップが必要です。

  • 特定の診療科で一定年数の臨床経験を積む
  • 専門分野に関する深い知識と技術を習得する
  • 認定試験に合格する

しかし、産業看護師の業務は、予防医療や健康管理が中心となるため、特定の診療科に特化した経験を積むことが難しいのです。また、最新の医療技術に触れる機会も限られているため、専門性を高めることが困難だと言えます。

専門看護師や認定看護師を目指すのであれば、病院や診療所での勤務を通じて、臨床経験を積むことが重要です。そして、学会や研修会に参加するなどして、専門分野の知識と技術を深めていく必要があるでしょう。

産業看護師として働きながら、大学院で看護学を学ぶことで、専門性を高めることも可能です。例えば、産業保健や公衆衛生の分野で修士号や博士号を取得することで、より高度な知識と技術を身につけることができるでしょう。ただし、仕事と学業の両立は容易ではないため、周囲のサポートを得ながら、計画的に進めることが重要です。

8-2. キャリアアップを目指す人

医療業界でのキャリアアップを目指す看護師にとって、産業看護師は最適な選択肢とは言えません。医療現場で必要とされる専門的な知識やスキルを身につける機会が限られているからです。

産業看護師の業務は、予防医療や健康管理が中心となるため、以下のような点で、医療業界でのキャリアアップには不利になります。

  • 最新の医療技術や治療法に触れる機会が少ない
  • 特定の診療科での専門性を深めることが難しい
  • 医療現場でのリーダーシップを発揮する機会が限られている

ただし、メンタルヘルスの分野で専門性を高めたい看護師にとっては、産業看護師が適しているケースもあります。企業で働く従業員のメンタルヘルス対策に携わることで、ストレス関連疾患や心理的な問題への理解を深められるからです。

医療業界全般でのキャリアアップを目指すなら、病院や診療所での勤務を通じて、臨床経験を積むことが重要です。そして、専門分野に関する知識と技術を習得し、リーダーシップを発揮できる立場を目指していくことが望ましいでしょう。

産業看護師として働きながら、医療業界でのキャリアアップを目指すことは難しいですが、予防医療や健康管理の分野で専門性を高めることは可能です。例えば、産業看護の分野で修士号や博士号を取得したり、関連する学会で発表を行ったりすることで、専門性を示すことができるでしょう。

9. 産業看護師(企業看護師)の仕事の見つけ方

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産業看護師の求人は、看護師転職サイトで見付けることができます。看護師の転職先として人気が高いため、求人が出るとすぐに多くの応募があり、締め切られてしまうことが少なくありません。

そのため、産業看護師を目指す方は、以下の点に注意が必要です。

  • こまめに求人情報をチェックする
  • いつでも応募できるように、履歴書や職務経歴書を準備しておく
  • 求人が出たらすぐに応募する

転職サイトを利用すれば、キャリアアドバイザーによる求人紹介や応募サポートを受けられるため、スムーズに転職活動を進められるでしょう。

また、看護師専門の転職サイトを活用することで、より多くの産業看護師の求人情報を入手できます。業界に精通したキャリアアドバイザーに相談できるため、自分に合った求人を見つけやすいというメリットもあります。

産業看護師への転職を考えている方は、転職サイトを上手に活用し、チャンスを逃さないようにすることが大切です。

産業看護師の求人は、企業の業種や規模によって求められるスキルや経験が異なります。応募する際は、自分の経歴やスキルが求人内容に合っているか、よく確認することが重要です。また、志望動機や自己PR、面接対策をしっかり行い、採用担当者に自分の強みをアピールできるように準備しましょう。

10. 面接や履歴書の志望動機・自己PR例文

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産業看護師の求人に応募する際は、志望動機と自己PRが重要なポイントになります。採用担当者に自分の強みと熱意を効果的にアピールすることが、書類選考や面接を通過するカギとなるでしょう。

志望動機では、これまでの看護師としての経験を、産業看護師の業務にどのように活かせるかを明確に述べることが大切です。例えば、以下のような点を強調するとよいでしょう。

  • 心療内科や精神科での勤務経験があり、メンタルヘルスケアに関する知識と経験がある
  • 他の診療科での経験も、予防医療や健康管理の観点から活かせる
  • 社員の健康を守り、企業の生産性向上に貢献したいという熱意がある

自己PRでは、自分の性格や強み、コミュニケーション能力をアピールしましょう。例えば、以下のような表現が効果的です。

  • 誰とでも打ち解けられる性格で、聞き上手と言われている
  • コミュニケーション能力に自信があり、仕事を通して貢献したい
  • メンタルヘルスについて積極的に学んでおり、臨床の場で活かしたい

自分の個性と強みが、産業看護師の業務に活かせることを具体的に示すことで、採用担当者に強い印象を与えることができるはずです。

志望動機と自己PRは、応募先の企業や求人内容に合わせてカスタマイズすることが重要です。企業の業種や規模、求められるスキルや経験を踏まえて、自分の強みをアピールできるよう工夫しましょう。また、具体的なエピソードを交えて説明することで、より説得力のある内容になります。

11. 産業看護師の求人に強い転職サイト3選

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効率的な転職活動と成功の可能性を高めたい人は、看護師転職サイトの利用がおすすめです。特に「看護roo!」は求人数とサポートが充実しているため、初めての転職サイト選びに最適です。

ただ、どのサイトも担当者の良し悪しでサポートの質が変わることがあります。そのため、複数のサイトに登録して比較することが重要です。

各サービスでは求人情報の提供だけでなく、履歴書の添削や面接対策も行っています。転職活動を効率的に進めたい人は、2~3社まとめて登録するようにしましょう。

看護師転職サイトは、以下のような理由から、2~3社の転職サイトに登録しておくことで、より自分に合った転職が可能です。

複数登録のメリット
  • 様々な求人情報にアクセスでき、選択肢が格段に広がる。
  • 自分にぴったりのコンサルタントと出会う確率が上がる。
  • 他社の「非公開求人」や「独占案件」にも目を通せる。
  • 転職サイトの「弱み」を他社で補うことができる。

もし「このサイトは使えないかも」と思った場合も、メールで簡単に退会できます。ですから、転職サイトは2~3社まとめて登録し、多角的に転職活動を進めてみてください。

ここでは、JOBANUSがおすすめする看護師転職サイトを3社ご紹介します。

関連記事 特徴・職場・地域別おすすめ!看護師転職サイト3選

11-1. 看護roo!(看護ルー)

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画像出典:看護roo!公式HP
看護roo!の特徴
  • 年間利用者2万人で利用満足度96%以上
  • 40,000件以上の豊富な求人
  • 履歴書と面接サポートが特に手厚い

看護roo!(看護ルー)は、看護師の転職に特化したサイトで、年間2万人以上が利用し、その満足度はなんと96%以上。業界内で高い信頼を集めています。

求人数も40,000件以上と圧倒的で、月給42万円以上や年休150日以上など、好条件の案件も豊富です。特に嬉しいのはLINEでのサポート。質問や相談がすぐにでき、応答も迅速です。

面接や履歴書のサポートも手厚く、転職活動が初めての方や不安を感じる方にも強くおすすめできます。

運営会社 株式会社クイック
本社所在地 東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル11F
会社の拠点 全国5拠点(東京、大阪、名古屋、横浜、神戸)
公開求人 5.6万件
対応年齢 20代 30代 40代 50代
求人職種 正看護師、准看護師、保健師、助産師
対応地域 全国
料金 無料
公式サイト https://www.kango-roo.com/career/

関連記事 看護roo!(看護ルー)評判は悪い?サービスの特徴やメリットを解説

11-2. レバウェル看護師(旧看護のお仕事)

レバウェル看護の特徴
  • 「友達に勧めたいサービス」で堂々の1位
  • 日本最大級の12万件以上の求人を提供
  • 忙しい日でも、LINEで気軽に相談可能

レバウェル看護師(旧:看護のお仕事)は、転職を考える看護師さんに手厚いサービスを提供する業界トップクラスの転職サイトです。その信頼性から「友達に勧めたいサービスランキング」で1位に輝いています。

求人数は驚異の12万件以上あり、その数は日本最大級。加えて、病院のリアルな口コミやスタッフの声も確認できます。

そして何より、忙しい看護師さんでもLINEで気軽に相談ができ、キャリアアドバイザーからも丁寧な情報提供が受けられます。

運営会社 レバレジーズメディカルケア株式会社
本社所在地 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア24F、25F
会社の拠点 全国11拠点(東京、大阪、名古屋、埼玉、広島、立川、船橋、横浜、札幌、福岡、京都)
公開求人 12.3万件
対応年齢 20代 30代 40代 50代
求人職種 正看護師、准看護師、助産師、保健師
対応地域 全国
料金 無料
公式サイト https://kango-oshigoto.jp

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11-3. ナース人材バンク

ナース人材バンクの特徴
  • 年間10万人以上が利用し利用満足度97%
  • 地域専任の看護師専門キャリアパートナーが担当
  • 介護施設など病院以外の求人が豊富

ナース人材バンクは、年間10万人以上の利用者と97%の高い満足度で、看護師転職界の信頼性を証明しています。

地域専任の看護師専門キャリアパートナーが個々のニーズに合わせて最適なアドバイスを提供します。また、病院だけでなく、介護施設など多種多様な求人があり、全国どこでも活躍の場が見つかります。

転職を検討する看護師さんにとって、確かなサポートと多様な選択肢を提供するこのサイトは、一考の価値があります。

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12. まとめ

今回の記事では、産業看護師(企業看護師)について詳しく説明しました。

「産業看護師ってどんな仕事をしているの?」「病院とは違う環境で働くことに不安がある」といった疑問や不安を抱える看護師の方は、本記事で紹介した下記の重要なポイントをおさえることで、転職活動をスムーズに進めることができます。

本記事で紹介した重要なポイント

・産業看護師の主な業務は、企業で働く社員の健康管理であり、予防医療が中心となる
・勤務時間が固定されており、体力的な負担が少ないというメリットがある
・仕事と家庭を両立したい人や企業の労働環境改善に意欲的な人に向いている
・転職サイトを活用し、こまめに求人情報をチェックすることが仕事を見つけるポイントである

何より大事なことは、自分のライフスタイルや働き方の希望に合った職場を見つけることです。

また、産業看護師への転職を考える際は、医療現場とは異なる環境で働くことへの不安や、キャリアアップの可能性など、様々な悩みが生じるかもしれません。そのため、看護師転職サイトを活用してキャリアアドバイザーに悩みを相談したり、条件に合った職場を効率良く探すことをおすすめします。

JOBANUSがおすすめする看護師転職サイト3社は以下のとおりです。迷ったらこの3社を併用することをおすすめします。

ぜひこの記事の転職を成功させるためのポイントを参考に、職探しにチャレンジしてください。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

駒田 太一

医療機関の人事担当として活躍中。過去5年間、市立病院で医師・看護師の給与支払いや福利厚生業務を経験し、現在は職員採用や研修の立案・実施を行っています。医療現場の深い理解と経験を基に、看護師の皆様への信頼性の高い情報提供を心掛けています。

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