看護師が病院以外(異業種)へ転職!おすすめ職場13選

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[PR]本記事には、マイナビ・リクルート等のサービスのプロモーションを含みます。また、記事内の口コミは、看護師の方々から寄せられた声の一部を掲載しています。

  • 「看護師として病院以外で働けるの?」
  • 「病院以外だと給料が下がるんじゃないの?」
  • 「病院以外だとキャリアアップできないんじゃないの?」

このような疑問をお持ちの看護師の方も多いのではないでしょうか。

病院勤務では夜勤や残業など過酷な労働環境に悩まされている方も少なくありません。また、人間関係の問題やスキルアップの限界を感じて、転職を考えている方もいるでしょう。

しかし、病院以外の職場に転職すると、年収が下がるリスクがあります。また、看護業務以外の雑務が増えたり、スキルアップの機会が減るデメリットもあるため、転職先選びには注意が必要です。

そこで本記事では、以下の点について詳しく解説していきます。

  • 病院以外の職場における看護師の平均給料
  • 病院以外の人気の転職先13選とその特徴
  • 看護師資格を生かして働ける意外な職場8選
  • 病院以外の職場へ転職するときの注意点6つ

本記事をよく読むことで、病院以外の職場の実情が分かり、自分に合った転職先を見つけられるでしょう

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1. 病院以外の職場における看護師の平均給料

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病院以外の職場における看護師の平均給料は、一般的に病院勤務よりも低い傾向にあります。しかし、職種や勤務先によっては高収入を得られる可能性もあります。

具体的な年収の例を見てみると、以下のようになっています

職業別年収
職業 年収
クリニカルスペシャリスト 約600万円~900万円程度
養護教諭 約650万円~700万円程度
保健師 約650万円~700万円程度
産業看護師 約450万円~500万円程度
美容クリニック 約450万円~500万円程度
有料老人ホーム 約450万円~500万円程度
公務員 約400万円~500万円程度
治験コーディネーター 約300万円~500万円程度
健康センター 約360万円~450万円程度
訪問入浴サービス 約300万円~450万円程度
保育園・幼稚園 約300万円~400万円程度
デイサービス 約340万円~400万円程度
献血ルーム 約280万円~400万円程度

※参考:厚生労働省「平成29年度看護職員等就業状況調査報告書」

一方で、デイサービスや献血ルームなどでは、年収が300万円台となることもあります。

これらの数字から分かるように、病院以外の職場でも看護師の専門性を活かせる多様な選択肢が存在します自分のキャリアプランや希望する働き方に合わせて職場を選ぶことが重要です。

また、病院以外の職場でも、専門性を高めることでキャリアアップの機会があることも覚えておきましょう。

病院以外の職場に転職する際は、勤務条件や福利厚生も含めて総合的に判断することが大切です。給与だけでなく、ワークライフバランスや専門性の向上など、自分にとって何が重要かをよく考えましょう。

2. 病院以外の人気の職場 13選

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看護師の活躍の場は病院だけではありません。多様な職場で看護師の専門性が求められており、キャリアの選択肢も広がっています。個々のニーズや適性に合わせて、様々な職場で活躍できる可能性があります。

この章では、病院以外の人気の職場13選を詳しく紹介し、看護師の新たなキャリアパスの可能性を探ります。

2-1. 産業看護師

産業看護師は、企業内で従業員の健康管理や病気・ケガの予防・対応を行います。具体的には、社員の健康管理診療所や健康診断の運営安全衛生面での指導など、幅広い業務があります。

【平均年収】

約450~500万円程度

【メリット】

産業看護師には以下のメリットがあります。

  • 週末や夜間勤務がないため、ライフスタイルに合わせて働ける人
  • 企業の健康管理に興味があり、柔軟な働き方を求める方に適している人
  • 幅広い業務に携われることで、専門知識を深められる人

【向いている人】

産業看護師に向いている人は以下のような特徴があります。

  • 企業の健康管理に興味がある人
  • 柔軟な働き方を求めている人
  • 幅広い業務に携わりたい人

産業看護師については、こちらの記事で詳しく解説しています。

2-2. 美容クリニック

美容クリニックの看護師は、美容医療のアシスタントカウンセリングを行います。施術前後の患者さんのケアや、美容医療に関する情報提供も行います。

【平均年収】

約450~500万円程度

【メリット】

美容クリニックの看護師には以下のメリットがあります。

  • 美容医療に関心がある方が専門知識を活かせる
  • 夜間勤務が少なく、休日も比較的多い
  • 美容医療の最新技術や知識を学ぶ機会が豊富

【向いている人】

 美容クリニックの看護師に向いている人は以下のような特徴があります。

  • 美容医療に興味がある人
  • コミュニケーション力を活かしたい人
  • 働きやすい環境を求めている人

美容クリニックについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

2-3. 保育園・幼稚園

保育園・幼稚園の看護師は、子どもたちの健康管理や病気・ケガの対応を行います。また、保護者や先生と連携し、子どもたちの健康状態やアレルギー対策についても情報共有を行います。

【平均年収】

約300~400万円程度

【メリット】

保育園・幼稚園の看護師には以下のメリットがあります。

  • 子どもたちと触れ合うことができる
  • 土日祝日が休みで、勤務時間が一定
  • 教育現場での看護経験が積める

【向いている人】

 保育園・幼稚園の看護師に向いている人は以下のような特徴があります。

  • 子どもが好きで、子どもたちの健康を守りたいと思っている
  • 教育現場で働きたい
  • 働く時間や休日が一定であることを求めている

保育園・幼稚園への転職については、こちらの記事で詳しく解説しています。

2-4. 有料老人ホーム

有料老人ホームでの看護師の主な仕事内容は、入居者の健康管理やバイタルチェック病状の観察薬の管理介護スタッフとの連携などです。また、緊急時の対応医療機関との連携も重要な役割です。

【平均年収】

約450万円~500万円程度

【メリット】

有料老人ホームで働く看護師のメリットは以下の通りです。

  • 高齢者のケアに特化したスキルを身に付けられる
  • 夜勤が少なく、働きやすい
  • 入居者と長期間関わることができる

【向いている人】

有料老人ホームで働く看護師に向いている人は以下のような方です。

  • 高齢者のケアに興味があり、専門的なスキルを身につけたい
  • 家庭やプライベートとの両立がしやすい働き方を求めている
  • 長期間、入居者と関わり、信頼関係を築くことにやりがいを感じる

有料老人ホームについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

2-5. デイサービス

デイサービスでの看護師の主な仕事内容は、利用者の健康管理バイタルチェック病状の観察薬の管理介護スタッフとの連携などです。また、リハビリテーションレクリエーション活動のサポート健康相談なども行います。

【平均年収】

約340万円~400万円程度

【メリット】

デイサービスで働く看護師のメリットは以下の通りです。

  • 夜勤がなく、日勤のみの働き方が可能
  • 地域に根ざしたサービスを提供できる
  • 利用者との距離が近く、コミュニケーションが取りやすい

【向いている人】

デイサービスで働く看護師に向いている人は以下のような方です。

  • 夜勤がなく、日勤のみの働き方を求めている人
  • 地域密着型のサービスや地域の人々と関わることが好きな人
  • 利用者とのコミュニケーションや日常生活のサポートにやりがいを感じる人

デイサービスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

2-6. 養護教諭

養護教諭は、学校における生徒の健康管理や健康指導を行う仕事です。具体的には、生徒の健康診断や保健指導怪我や病気の応急処置保護者との連携などが主な業務内容となります。

【平均年収】

約650万円~700万円程度

【メリット】

養護教諭のメリットは以下の通りです。

  • 子どもたちの成長を間近で見守れる
  • 学校の休暇が取れるため、プライベートとの両立がしやすい
  • 教育現場での看護経験が得られる

【向いている人】

養護教諭に向いている人は以下のような方です。

  • 子どもたちと接することが好きな人
  • 教育現場で活躍し、子どもたちの健康をサポートしたい人
  • 学校の休暇を利用して自分の時間を大切にしたい人

養護教諭については、こちらの記事で詳しく解説しています。

2-7. 保健師

保健師は、地域住民の健康を維持・向上させるためのさまざまな活動を行います。具体的には、健康相談や健康教室の開催予防接種の実施子育て支援や学校保健高齢者支援など、地域住民の健康状態に応じたサポートが求められます。

【平均年収】

約400万円~700万円程度

【メリット】

保健師のメリットは以下の通りです。

  • 地域住民の健康を守り、支援するやりがいを感じられる
  • 多様な専門知識を身に付けられる
  • 公務員として安定した勤務ができる

【向いている人】

保健師に向いている人は以下のような方です。

  • 地域住民の健康を守り、向上させることに情熱を持っている人
  • 幅広い年代や背景を持つ人々とコミュニケーションをとり、関わりたい人
  • 専門的な知識を活かし、地域に貢献したいと考える人

保健師については、こちらの記事で詳しく解説しています。

2-8. 公務員

公務員の看護師は、地方自治体の保健所や病院、国立病院機構などで働くことができます。業務内容は、健康相談や健康教育予防接種などの保健業務医師の診療補助診療所の運営管理などが挙げられます。また、公務員としての看護師は、地域の健康増進に取り組んだり、緊急時には迅速な対応を求められることもあります。

【平均年収】

約400万円から600万円程度

【メリット】

公務員看護師のメリットは以下の通りです

  • 安定した待遇と給与
  • キャリアアップの機会がある
  • 社会貢献度が高い

【向いている人】

公務員看護師に向いている人は以下のような方です。

  • 地域社会に貢献したいという意欲がある人
  • 地域の人と接することが好きで、コミュニケーション能力がある人
  • 安定した職場環境を求める人

公務員については、こちらの記事で詳しく解説しています。

2-9. 健診センター

健康センターでは、地域住民の健康状態を把握し、健康相談や健康教室の開催予防接種の実施生活習慣病の予防・管理等を行うことが主な仕事です。また、健康診断や特定健診の結果をもとに、個別の健康相談や指導を行う場合もあります。

【平均年収】

約360万円~450万円程度

【メリット】

健康センターで働くメリットは以下の通りです。

  • 地域住民の健康を直接支援するやりがい
  • 幅広い年齢層の人々と関わる機会が多い
  • 多様な健康問題に対応し、専門知識を広げることができる

【向いている人】

健康センターで働くのに向いている人は以下のような方です。

  • 地域住民の健康状態を改善することに興味がある人
  • 健康相談や健康教室など、多様な活動を通じて地域に貢献したい人
  • 幅広い年齢層や背景を持つ人々とコミュニケーションをとることが得意な人

健診センターについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

2-10. 献血ルーム

献血ルームで働く看護師は、献血者の健康状態をチェックし、献血プロセスを適切に進める役割を担います。具体的には、事前アンケートの確認血圧測定ヘモグロビン濃度の測定適切な採血方法の選択などを行います。また、献血後のケアやアフターフォローも重要な業務です。

【平均年収】

約280万円~400万円程度

【メリット】

献血ルームで働くメリットは以下の通りです。

  • 人命を救う献血活動に貢献できる
  • 比較的定時勤務が多いため、プライベートの時間が確保しやすい
  • 緊急時の対応が少なく、ストレスが軽減される

【向いている人】

献血ルームで働く看護師に向いている人は以下のような方です。

  • 献血活動に興味があり、社会貢献をしたいと考える人
  • 定時勤務を希望し、プライベートとのバランスを大切にしたい人
  • 緊急対応が少ない職場で働きたいと考える人

献血ルームについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

2-11. クリニカルスペシャリスト

クリニカルスペシャリストは、特定の医療分野において高度な専門知識と技術を持ち、医療チームや患者への支援を行う役割を担います。具体的には、診療ガイドラインの策定病態の評価治療計画の立案医療従事者への教育や指導患者やその家族へのアドバイスやケア研究開発などが含まれます。

【平均年収】

約600万円~900万円程度

【メリット】

クリニカルスペシャリストのメリットは以下の通りです。

  • 特定分野における高度な専門知識技術を磨くことができる
  • 医療チームにおいて重要な役割を果たすやりがい
  • 研究開発や教育を通じて、医療の発展に貢献できる

【向いている人】

クリニカルスペシャリストに向いている人は以下のような方です。

  • 特定の医療分野に深く関心を持ち、専門家として成長したい人
  • チームワークを大切にし、医療チームに貢献したい人
  • 研究開発や教育を通じて、自分の知識や技術を広めたいと考える人

クリニカルスペシャリストについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

2-12. 訪問入浴サービス

訪問入浴サービスは、高齢者や障害者など、自宅で入浴が困難な方を対象に、専用車両や機材を使って自宅へ訪問し、入浴のサポートを行う仕事です。具体的には、適切な温度の湯を用意し、身体を洗ったり、髪を洗ったりする手助けをします。また、介護スタッフと連携して、利用者の状況に応じたケアプランを立てることも重要な役割です。

【平均年収】

約300万円~450万円程度

【メリット】

訪問入浴サービスのメリットは以下の通りです。

  • 利用者とのコミュニケーションが充実し、やりがいがある
  • 専門的な知識技術を身につけることができる
  • 一人ひとりのニーズに合わせたサービスを提供できる

【向いている人】

訪問入浴サービスに向いている人は以下のような方です。

  • 利用者の日常生活をサポートし、快適な入浴環境を提供したい人
  • コミュニケーション力があり、利用者や家族との関係を築ける人
  • チームで連携して働くことが得意な人

訪問入浴サービスについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

2-13. 治験コーディネーター

治験コーディネーターは、新薬の開発において臨床試験(治験)の進行をサポートする役割を担います。具体的には、医師や治験参加者、製薬会社と連携し、治験の進捗管理やデータ収集・管理報告書作成などを行います。また、治験参加者のフォローや安全性の確認倫理委員会への申請なども行う重要な役割です。

【平均年収】

約300万円~400万円程度(未経験者)

約400万円~500万円程度(経験者)

【メリット】

治験コーディネーターのメリットは以下の通りです。

  • 新薬開発に貢献し、医療の発展に繋がるやりがい
  • 幅広い医療知識とスキルが身に付く
  • 専門性が高く、キャリアアップが望める職種

【向いている人】

治験コーディネーターに向いている人は以下のような方です。

  • 新薬開発や医療の発展に興味があり、貢献したいと考える人
  • コミュニケーション能力が高く、多くの関係者と連携して仕事ができる人
  • 細かいデータ管理や報告書作成などの事務作業が得意な人

治験コーディネーターについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

3. 病院以外で看護師資格を生かして働ける職場

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看護師の資格を持つ方にとって、病院以外での活躍の場は意外に多く存在します。専門知識と経験を活かせる多様な職場があり、新たなキャリアの可能性が広がっています。

この章では、病院以外で看護師資格を生かして働ける職場について、興味深い選択肢を紹介していきます。

3-1. 障害者支援施設

障害者支援施設では、障害のある方が自立し、社会参加を目指すための支援を行います。具体的な業務は、日常生活の介助やリハビリテーション就労支援スキルアップのための教育プログラムなどが挙げられます。また、利用者の心身の状況に合わせた個別支援計画を立案し、チームで連携してサポートを行うことも重要な役割です。

【平均年収】

約350万円~450万円程度

【メリット】

障害者支援施設のメリットは以下の通りです。

  • 障害のある方の自立支援を通じて、やりがいを感じられる
  • 多様な障害や個々のニーズに対応するため、スキルや知識が幅広く身につく
  • チームで連携し、利用者のケアを行うため、コミュニケーション力が向上する

【向いている人】

障害者支援施設に向いている人は以下のような方です。

  • 障害のある方の自立をサポートし、その成長を見守りたいと思う人
  • 多様なニーズに対応できる柔軟性や適応力がある人
  • チームで協力し、利用者のために努力できるコミュニケーション力がある人

3-2. 児童養護施設

児童養護施設で働く看護師は、家庭環境の問題などで一時的に保護された子どもたちの健康管理や療育を担当します。具体的には、子どもたちの健康状態のチェック病気やケガの対応予防接種の管理栄養指導などを行います。また、子どもたちと関わることで彼らの精神面のケアも重要な役割となります。

【平均年収】

約400万円~500万円程度

【メリット】

児童養護施設で働くメリットは以下の通りです。

  • 子どもたちの成長を間近で見守ることができる
  • 医療福祉の知識を活かし、子どもたちの健康をサポートできる
  • 子どもたちとの深い信頼関係を築くことができる

【向いている人】

児童養護施設で働く看護師に向いている人は以下のような方です。

  • 子どもたちの健康と心のケアに興味がある人
  • コミュニケーション能力が高く、子どもたちと関わることが好きな人
  • チームで働くことが得意で、他の職員と協力して子どもたちを支援したい人

3-3. コールセンター

看護師コールセンターでは、電話やオンラインチャットを通じて、健康相談や病状のアドバイスを提供します。医療機関への受診が必要かどうか判断し、適切な医療機関を紹介することも含まれます。また、予防接種や健康管理に関する情報提供も行います。

【平均年収】

約400万円~500万円程度

【メリット】

看護師コールセンターのメリットは以下の通りです。

  • シフト制や在宅勤務が可能で、働き方の柔軟性が高い
  • 患者と直接接触せず、感染リスクが低い
  • 看護師としての知識スキルを活かして、広範囲の人々をサポートできる

【向いている人】

看護師コールセンターに向いている人は以下のような方です。

  • コミュニケーション能力に自信があり、電話での対応が得意な人
  • 柔軟な働き方を希望し、家庭との両立を図りたい人
  • 幅広い病状や年代の人々に対応できる知識を活用したいと考える人

3-4. イベントナース

イベントナースは、スポーツイベントやコンサート、企業のイベントなどで、緊急時の応急処置や健康相談を提供する役割を担います。具体的には、救護所での対応や救急車の要請救命処置の実施熱中症やけがなどの対応が主な業務です。

【平均年収】

約350万円~450万円程度

【メリット】

イベントナースのメリットは以下の通りです。

  • 刺激的な環境で働くことができる
  • 交通事故や急病など緊急時の対応力が身に付く
  • イベント運営の裏側を知ることができる

【向いている人】

イベントナースに向いている人は以下のような方です。

  • 緊急時の対応力を鍛えたい人
  • 多様な場面で自分のスキルを活かしたい人
  • イベント業界に興味があり、関わりたい人

3-5. ツアーナース

ツアーナースとは、旅行客の健康管理や急病時の対応を行う看護師のことです。

主に国内・海外ツアーに同行し、旅行先での病気やけがの予防や治療医療機関の手配翻訳・通訳などを行います。

また、旅行者に対する健康アドバイスや旅行前の健康相談も行います。

【平均年収】

約400万円~700万円程度

【メリット】

ツアーナースのメリットは以下の通りです。

  • 海外旅行できる
  • 様々なツアー客と接する機会がある
  • 自分の専門知識を活かすことでやりがいを感じられる

【向いている人】

イベントナースに向いている人は以下のような方です。

  • 海外旅行が好きな人
  • 人と接することが好きな人
  • 危機管理能力がある人

3-6. 医療ライター

医療ライターは、医療に関する記事を執筆する仕事です。

具体的には、医療技術や医療サービス、健康管理などの分野で記事を書くことが多いです。

医療に関する知識を持っていることが求められるため、医療関係者や研究者、学生などがこの仕事に向いています。

【平均年収】

約300万円~500万円程度

【メリット】

医療ライターのメリットは以下の通りです。

  • 医療に関する専門知識が深められる
  • 医療や健康に関する情報を多く知ることができる
  • フリーランスとして、自分のスキルを生かして仕事ができる

【向いている人】

医療ライターに向いている人は以下のような方です。

  • 医療に興味がある人
  • 文章を書くことが好きな人
  • 医療に関する知識を持っている人

3-7. 看護師等養成所

【仕事内容】

看護師等養成所では、看護師や准看護師を養成するための講義や実習を行います。

具体的には、看護学や医学、心理学、栄養学などの講義のほか、実際に病院や介護施設での実習も行います。

また、進路相談や就職支援学校運営に関わる業務教育課程の策定なども行います。

【平均年収】

約400万円~700万円程度

【メリット】

看護師等養成所のメリットは以下の通りです。

  • 自身の経験や知識を生かして若い看護師候補者の育成に貢献できる
  • 常に最新の医療技術や知識に触れることができる
  • 教育業界の中でも看護師等養成所は需要が高く安定した雇用を得られる

【向いている人】

看護師等養成所に向いている人は以下のような方です。

  • 若い看護師の育成に情熱を持ち、指導力に自信のある人
  • 常に最新の情報にアンテナを張り、自己研鑽に励める人
  • 教育業界に興味があり、安定した雇用を望む人

3-8. 応援ナース

応援ナースとは、期間限定で病院や施設に派遣され、看護業務を行う看護師のことです。

応援ナースの仕事内容は、常勤とほぼ同じであり、病院での看護業務全般を担当します。また、病院のスタッフとも密に連携をとり、円滑な医療チームの運営に努めます。

応援ナースは残業がなく、プライベートの時間を確保できるため、仕事とプライベートの両立がしやすいのが特徴です。

【平均年収】

約400万円〜500万円程度

【メリット】

応援ナースのメリットは以下の通りです。

  • 期間限定の契約であるため高収入が見込める
  • 福利厚生が充実している
  • 人間関係のしがらみがない

【向いている人】

応援ナースに向いている人は以下のような方です。

  • 経済的に安定した生活を送りたい人
  • 福利厚生の整った職場で働きたい人
  • 人間関係のしがらみを避けたい人

応援ナースについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

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4. タイプ別!病院以外のおすすめ転職先

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病院以外での看護師の転職先は、個人の目標や価値観によって大きく異なります。ワークライフバランス、収入、キャリア発展など、様々な要素を考慮することが重要です。

この章では、病院以外のおすすめ転職先について、それぞれの特徴や魅力を詳しく探っていきます。

4-1. 精神的・肉体的に楽な職場で働きたい方

精神的・肉体的に楽な職場としては、次のような施設が挙げられます。

  • 産業看護師
  • 美容クリニック
  • 公務員看護師
  • 保育園
  • 有料老人ホーム
  • デイサービス
  • 健康センター
  • 献血ルーム
  • 訪問入浴サービス

これらの職場では、病院勤務に比べて身体的な負担が少なく、比較的ゆとりある勤務ができます。そのため、子育て中の方や介護をされている方には特におすすめです。

4-2. 働きやすさと収入を両立したい方

働きやすさと高収入を両立した職場としては、次のような施設が挙げられます。

  • 産業看護師
  • 美容クリニック
  • 養護教諭
  • 保健師
  • クリニカルスペシャリスト

クリニカルスペシャリストは医薬品や医療機器の開発に携わり、その専門的な知識や技術は市場価値が高いため、高い報酬が期待されます。

4-3. スキルアップやキャリアアップを目指したい方

スキルアップやキャリアアップを目指したい方は、次のような職種がおすすめです。

  • 美容クリニック
  • クリニカルスペシャリスト
  • 治験コーディネーター
  • 献血ルーム

治験コーディネーターは臨床試験に関する管理や運営を担当する職種で、臨床研究や医療に関する知識を身に付けることができますので、将来的なキャリアアップに繋がります。

5. 病院以外の職場へ転職するときの注意点

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病院以外の職場への転職は、新たな可能性を開くと同時に様々な課題も伴います。環境の変化や求められるスキルの違いなど、慎重に検討すべき点が多くあります。

この章では、病院以外の職場へ転職するときの注意点について、重要な観点から詳しく解説していきます。

5-1. 年収が下がるリスクがある

病院以外の職場に転職する際には、年収が下がるリスクがあることに注意が必要です。

特に、クリニック診療所などは、大規模で収益が多く給与水準を高く設定できる病院比べて給与水準が低い場合が多いです。

【対応策】

年収が下がるリスクに対する対応策としては、以下のような方法があります。

  • 専門スキルを身につけることで市場価値を高める。
  • 認定資格を取得することで市場価値を高める。
  • 転職先の選択には年収以外の魅力的な点も考慮しバランスを取る

病院以外の職場に転職する際には、年収が下がるリスクがあることを念頭に置きつつ、自身の専門性や市場価値を高めることで、高収入を得ることができます。

また、転職先選びには、年収以外の魅力的な点も考慮することが大切です。

5-2. 看護業務以外の雑務もやる必要がある

病院以外の医療施設や診療所、クリニックなどでは、看護業務の他に、受付やカルテ管理、薬剤管理、検査の準備や後片付けなど、様々な雑務を行う必要があるため、看護師業務以外の雑務も担当する必要があることに注意が必要です。

【対応策】

病院以外の職場に転職する際には、看護師業務以外の雑務も担当する必要があることを念頭に置きつつ、業務の幅が広がりスキルアップに繋がることや、チームで医療を行うことで患者様のケアの質を高めるというメリットも理解しましょう。

 5-3. 新卒は病院勤務で経験を積んだほうが良い

病院での経験が浅い場合、病院で必要な基本的な看護スキルや医療知識が不十分であることがあります。

そのため、病院以外の職場に転職した場合、適切な処置ができずに患者の安全に影響を与える可能性があります。

また、病院での経験がないと、診療科目や医療業界全体の動向について知識不足であることもリスクとして挙げられます。

【対応策】

新卒の場合は、まずは病院での勤務をおすすめします

病院では基本的な看護スキルや医療知識を身につけることができ、診療科目や医療業界全体の動向についての知識も深めることができます。

また、病院での勤務により、医療における危機管理能力やコミュニケーションスキルも身に付きます。

これらのスキルは、病院以外の職場でも必要とされるため、病院での勤務はキャリアアップに繋がると言えます。

5-4. 看護スキルの向上が望めない

病院以外の職場に転職する場合、医療現場との関わりが薄くなります。

臨床スキルを磨くためには、医療現場での実践が必要であるため、転職先によっては看護スキルの向上が望めないことがあります。

【対応策】

看護スキルの向上を目指す場合、訪問看護師保健師認定看護師などの職種で働くことが有効です。

訪問看護師は、患者さんの自宅を訪問し、その場で看護業務を行うため、臨床スキルを磨くことができます。

保健師は、地域住民の健康管理や健康教育を行うことで、看護スキルを向上させることができます。

認定看護師は、専門的な知識を身につけることで、看護スキルを向上させることができます。

転職先選びの際には、自身の目的に合わせて職場を選択することが大切です。

5-5. 人間関係が複雑になる可能性がある

病院以外の職場に転職する際には、人間関係が複雑になる可能性があることに注意が必要です。

職種や職場のスタッフ構成が多様化しているため、専門性の高い職種が集まる場合、競争関係やトラブルが起きることがあります。

また、社員と非正規雇用のスタッフが混在する場合もあり、労働条件や待遇面が異なることも人間関係を複雑化させる原因となります

【対応策】

このようなリスクに対しては、転職先の職場を事前に調査し、自分に合った職場を選択することが大切です。

また、人間関係を良好に保つためには、コミュニケーション能力を高めることが重要です。

職場のルールやマナーを守りつつ、上司や同僚と円滑にコミュニケーションを取ることで、人間関係を構築し、トラブルを防ぐことができます。

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5-6. 転職先で求められるスキルが異なる

病院以外の職場に転職する際には、転職先で求められるスキルが異なることがリスクとして挙げられます。

転職先によって求められるスキルは異なるため、自身のスキルが必要以上に不足している場合、転職後にスキル不足で業務がこなせなくなる可能性があります。

【対応策】

転職先で求められるスキルに応じて、スキルアップやキャリアアップを図ることが必要です。

転職前に、求人票や面接で転職先が求めるスキルを確認することが重要です。

また、必要なスキルが不足している場合は、資格取得やスキル習得のための勉強会や研修に参加することも有効です。

自己流でスキルアップを図るのではなく、計画的かつ効果的なスキルアップを目指すことが大切です。

6. 病院以外の職場に転職!おすすめの転職サイト3選

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看護師としてのキャリアを考える中で、新たな可能性を探る方も多いでしょう。看護師転職サイトは、病院内外の多様な求人情報や転職支援を提供し、あなたのキャリアプランをサポートします

中でも「看護roo!」は、豊富な求人数と充実したサポート体制が特徴です。病院以外の職場も含め、あなたの希望に合った求人を効率的に探せるほか、経験豊富なアドバイザーが転職活動をきめ細かくバックアップします。

ただ、どのサイトも担当者の良し悪しでサポートの質が変わることがあります。そのため、複数のサイトに登録して比較することが重要です。

各サービスでは求人情報の提供だけでなく、履歴書の添削や面接対策も行っています。転職活動を効率よく進めたい方は、2~3社まとめて登録するようにしましょう。

看護師転職サイトは、以下のような理由から、2~3社の転職サイトに登録しておくことで、より自分に合った転職が可能です。

複数登録のメリット
  • 様々な求人情報にアクセスでき、選択肢が格段に広がる。
  • 自分にぴったりのコンサルタントと出会う確率が上がる。
  • 他社の「非公開求人」や「独占案件」にも目を通せる。
  • 転職サイトの「弱み」を他社で補うことができる。

もし「このサイトは使えないかも」と思った場合も、メール一つで簡単に退会できます。ですから、転職サイトは2~3社まとめて登録し、多角的に転職活動を進めてみてください。

ここでは、おすすめの看護師転職サイトを3つご紹介します。

\おすすめ看護師転職サイト3社/

看護roo!(看護ルー)

年間利用者は2万人以上!利用者満足度は驚異の96.2%を誇る転職サイト

おすすめのポイント
  1. 年間利用者2万人で利用満足度96%以上
  2. 40,000件以上の豊富な求人
  3. 履歴書と面接サポートが特に手厚い

看護roo!(看護ルー)は、看護師の転職に特化したサイトで、年間2万人以上が利用し、その満足度はなんと96%以上。業界内で高い信頼を集めています。

求人数も40,000件以上と圧倒的で、月給42万円以上や年休150日以上など、好条件の案件も豊富です。特に嬉しいのはLINEでのサポート。質問や相談がすぐにでき、応答も迅速です。

面接や履歴書のサポートも手厚く、転職活動が初めての方や不安を感じる方にも強くおすすめできます。

レバウェル看護師(旧看護のお仕事)

日本最大級の12万件以上の求人数を誇る転職サイト!友達に勧めたいサービスランキング第1位

おすすめのポイント
  1. 「友達に勧めたいサービス」で堂々の1位
  2. 日本最大級の12万件以上の求人を提供
  3. 忙しい日でも、LINEで気軽に相談可

レバウェル看護師(旧:看護のお仕事)は、転職を考える看護師さんに手厚いサービスを提供する業界トップクラスの転職サイトです。その信頼性から「友達に勧めたいサービスランキング」で1位に輝いています。

求人数は驚異の12万件以上あり、その数は日本最大級。加えて、病院のリアルな口コミやスタッフの声も確認できます。

そして何より、忙しい看護師さんでもLINEで気軽に相談ができますし、キャリアアドバイザーからも丁寧な情報提供が受けられます。

ナース専科 転職(※旧ナース人材バンク)

顧客満足度NO1!累計100万人以上の看護師が利用する人気の転職サイト

おすすめのポイント
  1. 累計100万人以上の看護師が利用
  2. 地域専任の看護師専門キャリアパートナーが担当
  3. 介護施設など病院以外の求人が豊富

ナース専科 転職(旧ナース人材バンク)は、2023年のオリコン顧客満足度調査で看護師転職部門で総合第1位を獲得累計100万人以上の看護師が利用しており、看護師転職界の信頼性を証明しています。

地域専任の看護師専門キャリアパートナーが個々のニーズに合わせて最適なアドバイスを提供します。また、病院だけでなく、介護施設など多種多様な求人があり、全国どこでも活躍の場が見つかります。

転職を検討する看護師さんにとって、確かなサポートと多様な選択肢を提供するこのサイトは、一考の価値があります。

7. まとめ

病院以外の職場に転職することで、より幅広い経験を積み、キャリアアップやスキルアップを目指すことができます。

しかし、転職先によっては年収が下がる可能性や、看護業務以外の雑務をこなす必要があるなど、次のような注意点もあります。

病院以外の職場へ転職する際の注意点
  • 年収が下がるリスクがある
  • 看護業務以外の雑務もやる必要がある
  • 新卒は病院勤務で経験を積んだほうが良い
  • 看護スキルの向上が望めない
  • 人間関係が複雑になる可能性がある
  • 転職先で求められるスキルが異なる

そこで、看護師転職サイトを活用することで、自分に合った職場を見つけるための情報収集や転職サポートを受けることができます。

JOBANUSがおすすめする看護師転職サイトは、次の3つです。

以上の情報を参考に、より良い職場への転職を目指すための参考にしてください。

あなたの転職が成功することを心から願っています。

この記事を書いた人

駒田 太一

医療機関の人事担当として活躍中。過去5年間、市立病院で医師・看護師の給与支払いや福利厚生業務を経験し、現在は職員採用や研修の立案・実施を行っています。医療現場の深い理解と経験を基に、看護師の皆様への信頼性の高い情報提供を心掛けています。

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