第二新卒の看護師は転職が難しい?|転職成功のコツと注意点4つ

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本記事は、看護師転職に関する有益な情報を提供することを目的として作成しています。各企業から広告出稿をいただくことはございますが、コンテンツの内容には一切関与しておりません。

〈この記事で分かること〉
  • 第二新卒で転職する3つのメリット
  • 第二新卒で転職する3つのデメリット
  • 第二新卒で転職を成功させるための4つの注意点

「夢を抱いて就職したけれど、職場が自分に合わなかった…」そう思って、退職したいと悩んでいませんか?

理想と現実のギャップに悩む新人ナースはとても多いものです。でも、そのときに気になるのが、第二新卒の就職事情です。「新卒で就職後、すぐに辞めると採用で不利になるのでは?」そんな不安があるかもしれません。

でも、安心してください。第二新卒のナースを歓迎する病院はとても多いのです。なぜ、第二新卒が歓迎されるのか?その理由を知り、メリットとデメリットを理解すれば、不安は解消できるでしょう。

本記事では、第二新卒の看護師向けに、転職を成功させる職場探しの方法をご紹介します。これを知れば、自己アピールの方法がわかり、安心して転職活動ができるばずです!

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この記事を書いた人

駒田 太一

医療機関の人事担当として活躍中。過去5年間、市立病院で医師・看護師の給与支払いや福利厚生業務を経験し、現在は職員採用や研修の立案・実施を行っています。医療現場の深い理解と経験を基に、看護師の皆様への信頼性の高い情報提供を心掛けています。

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1. 第二新卒で転職した看護師の理由とは?

第二新卒の看護師が「辞めたい!」と悩むのは、どのようなときでしょうか?さまざまな理由があると思いますが、その中で特に多い特徴を見ていきましょう。

1-1. 理想と現実とのお大きなギャップを感じた

「学んだ知識や技術を、医療現場で生かそう!」そんな夢を抱いて、看護師としてのスタートを切る方が大半でしょう。

しかし、実際の職場では「思い描いていた職場とは違った…」と思うことの連続です。職場環境に失望するケースも多いことでしょう。

  • 多忙で患者さんとじっくり向き合えない
  • 日勤と夜勤の繰り返しで体が悲鳴を上げている

新人のうちは、失敗の連続です。思うように実力を発揮できず、実力不足を痛感することもあるでしょう。逆に、雑用ばかりで、学んだことを生かせない職場を物足りなく感じる人もいます。

1-2. 上司や同僚との人間関係が悪い

新卒に限らず、人間関係は最もポピュラーな離職理由です。新人の場合は特に、人間関係に悩む傾向が強いと言えるでしょう。

これまでの人間関係は、同年代の人との交流が中心でした。しかし、社会に出ると、老若男女、さまざまな人と接するようになります。これまでのコミュニケーションスキルでは、不十分な場面に遭遇することが増えるのです。

そして、職場の悩みで最も多いのが、上司や先輩との人間関係でしょう。上司とのコミュニケーションがうまくいかず、悩む新人ナースはとても多いのです。

1-3. 人の命に関わる仕事へのプレッシャー

日々、人の命と密接に関わっているのが医療現場です。ちょっとしたミスが、致命的な事故を招く可能性もあります。

しかし、多忙な医療現場では、一人の患者さんにじっくりと時間をかけていられません。忙しさがミスを誘発するリスクを高めています。

仕事量が多く、時間に追われる上に、人の命を預かる仕事です。プレッシャーの大きさは、並大抵ではありません。責任の重さに耐えかねて、挫折する新人ナースは多いのです。

1-4. 夜勤や交代制が体に合わずつらい

看護の仕事がハードである理由の一つが「夜勤」です。入院患者さんを看護する病棟勤務では、定期的に夜勤勤務がやってきます。今日は日勤だけど、明日は夜勤…、そんな不規則な生活が続くと、体調管理もままなりません。

特に深夜勤務は、昼間に比べて何倍も疲れます。その疲れが取れないうちに、次の勤務がやって来るのです。肉体的に休むことができなければ、精神的な疲労も回復しません。夜勤勤務で、体調を崩してしまうこともあります

2. 第二新卒で転職する3つのメリット

「第二新卒の転職は難しい…」という声を、よく聞きます。しかし、第二新卒には次の3つのメリットもあります。

2-1. 社会人経験のない看護師よりも戦力になる

たとえ短期間であっても、社会人として働いた経験があるのは大きなメリットです。社会に出て働くためには、マナーを身につける必要があります。マナーは、業務を円滑に進める上で必要不可欠な礼儀だからです。

新卒看護師は、マナーも看護の基礎知識も、これから学んでいきます。しかし、第二新卒なら、これらの教育に時間や費用を費やす必要がありません。実務経験を通じて、看護の基礎的な知識・技術も身についていることでしょう。教育費を節約できるので、積極的に採用する職場が多いのです。

2-2. 前職の文化に染まっていない

企業にはそれぞれ、“社風”と言われる特徴があります。社風とは、その会社が大切にしている価値観であり、これまでに培ってきた文化です。

社風の違いは、業務の進め方の違いとしても表われるものです。同じ看護の職場であっても、病院ごとに独自の業務の進め方があります

1つの病院に長く勤めていると、その病院のやり方が当たり前になるものです。新しい職場に移っても、以前の方法で業務を進めがちになります。しかし、新しい職場の方針に外れたのでは、周りの人と歩調を合わせられません。

在籍期間が短い第二新卒は、それほど以前の職場のカラーに染まっていないでしょう。新しい職場の業務方針にもすぐに馴染むことができるのです。

2-3. 若さも体力もあり伸びしろがある

第二新卒のほとんどが、20代前半の若者です。体力、気力ともに満ちあふれています

現時点では看護の新人かもしれません。しかし、これから経験を積めば、第一線で活躍する人材に成長できる可能性が大きいのです。頭脳も柔軟ですから、新しい知識をどんどん吸収できます。伸びしろの大きさも、第二新卒の大きな利点です。

3. 第二新卒で転職する3つのデメリット

前述のとおり、経験が少ない第二新卒にも様々なメリットがありました。その反面、未熟であるがゆえのデメリットも存在します。

3-1. 看護技術が未熟なため転職の選択肢が少ない

第二新卒といっても、実務経験が3年近い人もいれば、数か月の人もいます。新人研修を終えずに、辞めてしまった方もいることでしょう。この場合、看護の実務経験はほとんど身についていません

素人同然の実力で、即戦力として採用されたらどうなるでしょうか。仕事がこなせず、ミスが連続する可能性があります。採用側でも、即戦力としてはほとんど期待していないでしょう。

このため、即戦力を求めている職場では不利になります。経験の少なさが、職場の選択肢を狭めてしまうかもしれません

3-2. 就職直後の転職はマイナス評価につながる

就職直後の離職は、代表的なマイナス要素と言えるでしょう。

中途採用では、必ず前職の勤務年数がチェックされます。在籍期間が短いと、ネガティブな印象を持たれることが多いのです。

応募書類からは「やむを得ない事情」で辞めたのかどうかを判断できません。「本人のわがままで辞めた」と受け止められることもあります。その結果、「イヤなことがあると、またすぐに辞めるのでは?」と不安に思われがちなのです。

3-3. 転職しても同じ悩みを繰り返す可能性がある

第二新卒の場合、目の前にある解決策に気づかない場合があります。

これは、社会経験が少ないことが理由でしょう。一人で悩みを抱える人が多いのも、悩みを深める原因です。一人で悩んでいると、視野が狭くなります。解決策が見つからず、離職という選択になりがちです

解決策を十分に模索せずに辞めてしまうと、同じ悩みにぶつかったときに対処できません。しかし、友人や上司など、信頼できる人に相談すれば、解決策が見つかることもあります。

「今の職場を辞めれば、本当に悩みは解決するのか?」このことを自分に問いかけてみてください。それでも離職を決めたら、次の職場で同じ失敗を繰り返さない方法も考えましょう。

第三者の意見はとても重要!

自分一人で悩みを解消できないときは、積極的に第3者に相談することをおすすめします。そうすれば、感情に流されずに冷静な解決策を見出すことができますし、新しい職場で同じ悩みを繰り返すリスクを減らすことができるでしょう。

4. 第二新卒で看護師が転職するときの注意点4つ

第二新卒の職探しを成功させるためには、どのような点に注意するべきでしょうか。上記のメリットやデメリットを踏まえた上で、冷静に行動したいものです。

4-1. 今後のキャリアプランを明確にする

自分に適した職場を探すためには、今後のキャリアの構築が必要です。将来、どのようなナースになりたいのか、ビジョンを明確にしましょう

例えば、専門や認定の資格を取得して、スペシャリストとしての活躍を考えるとします。その場合、資格取得を支援してくれる病院や、研修制度が整っている病院が理想的です。

逆に、さまざまな病棟を経験して、ジェネラリストとしての活躍を考える人もいるでしょう。このような方には、専門病院よりも、診療科が多い総合病院がおすすめです。

このように、キャリアプランによって選ぶべき職場が異なります。自分の理想が叶えられる職場を選べば、ミスマッチが少なくなるはずです。

4-2. 教育環境が整っているか確認する

第二新卒はほぼ新人同然と言えます。経験が少なく、知識も技術も未熟と言わざるを得ません。ですから、ナースの教育制度が充実している病院をおすすめします

教育制度が不十分な職場では、即戦力として現場に放り出されてしまう可能性が大きいからです。実力がないのに、命の現場の最前線に立たされたらどうなるでしょう…。

業務を十全にこなすのは難しく、ミスを起こしやすくなります。命を預かる現場でのミスは深刻です。

現在、ほとんどの病院が看護師教育を行っています。しかし、その内容や充実度は、病院によって千差万別なのが現状です。応募する病院がどのような教育制度を行っているのか、事前に調べておきましょう。

4-3. 退職日と入職日の調整を行う

職場探しに目がいきがちですが、今の職場を上手に辞めることも大切です。なるべく早めに、退職日を決めましょう。なぜなら、医療現場の人手不足は他職に比べて深刻だからです。

退職届を出しても、引き継ぎや人員整備のために、辞めるまでに時間がかかります。新しい職場が決まっても、今の職場を辞められず、トラブルが起こることもあるのです。職探しと同時に上司に相談し、退職日と入職日を調節しましょう

4-4. 転職に関し第三者の視点でアドバイスをもらう

自分でがんばるより、人の力を借りた方が何事も成功しやすくなります。特に、第二新卒は社会経験が乏しいですから、視野が狭くなりがちです。

退職するにしても、新しい職場を探すにしても、第三者の意見を参考にしましょう。そうすることで、視野を広く保ち、客観的な判断がしやすくなります。

職場を変えることは、人生の決断の中でもとても重要なことです。慎重に行うべきでしょう。

5. 第二新卒の看護師も転職は可能!

第二新卒が不利になることもありますが、有利な点もたくさんあります。看護の仕事に対する情熱があれば、何も心配することはありません。

次の2つのポイントを抑えて、最適な職場への転職を実現させましょう。

5-1. 第二新卒の転職はポジティブ思考が重要

採用先が第二新卒に求めているのはフレッシュさ、情熱、体力です。

やる気のある若者は、どこの職場でも歓迎されます。「ナースとしてのキャリアを積みながら、新しい職場で頑張りたい!」そんな、前向きな気持ちをアピールしましょう。

退職理由を聞かれたときも、前向きな理由を伝えてください。たとえネガティブな理由で辞めたとしても、ポジティブな言葉に変えて伝える努力が大切です。

駒田
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特に、前の職場の不満や批判はNGと心得ましょう。

5-2. 第二新卒の転職成功のカギは転職サイトの利用にある!

数あるナースの求人の中から、第二新卒が働きやすい職場を探すのは大変です。自分で求人を探すだけでなく、転職サイトを利用することをおすすめします。

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6. まとめ

今回の記事では、第二新卒の離職の現状や就職活動について説明しました。

若くて気力・体力が充実した第二新卒を歓迎する病院は多いこと、そして第二新卒のメリット・デメリットなどが理解していただけたかと思います。

第二新卒の利点と不利な点を知れば、的確な自己アピールができます。また、就職活動で注意する点も参考になることでしょう。ポジティブな気持ちを忘れないことが成功のカギです。ぜひ、理想のキャリアプランを実現させてください。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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