看護師がクリニカルスペシャリストへ転職するには|仕事内容・給与・向いているタイプをご紹介

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本記事は、看護師転職に関する有益な情報を提供することを目的として作成しています。各企業から広告出稿をいただくことはございますが、コンテンツの内容には一切関与しておりません。

看護の資格を生かして、夜勤がない企業勤めをしてみたいと思ったことはありませんか?

クリニカルスペシャリストは、フィールドナースとも呼ばれているお仕事です。企業によっては、クリニカルコーディネーターと呼ばれることもあります。呼び方が変わっても、仕事内容には大きな違いや区別はありません。具体的には、医療機器メーカーでの営業サポートやサービスサポートを行う仕事です。

本記事では、クリニカルスペシャリストへの転職を考えている人のために、仕事内容や待遇面をご紹介します。

これを読めば、どんなお仕事かを具体的にイメージしやすくなるでしょう。メリットやデメリット、必要な資格やスキルについても知ることができます。

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この記事を書いた人

駒田 太一

医療機関の人事担当として活躍中。過去5年間、市立病院で医師・看護師の給与支払いや福利厚生業務を経験し、現在は職員採用や研修の立案・実施を行っています。医療現場の深い理解と経験を基に、看護師の皆様への信頼性の高い情報提供を心掛けています。

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1.クリニカルスペシャリストの業務内容

医療機器メーカーの社員として、自社製品のセールスを行います。例えば、営業スタッフと一緒に医療機関を訪問し、医療関係者へのプレゼンするのも仕事です。製品の取り扱いに関する説明会の開催や、販売促進支援なども業務内容に含まれます。その他には、納品した製品に関するアフターフォローを行うことも大切な職務です。つまり、自社製品の販売からアフターケアまでの窓口となる必要があります。

クリニカルスペシャリストが、注射や点滴などの医療行為を行うことはありません。プレゼンやデモンストレーションなどを含めたセールスやマーケティングが主な業務です。その際には、医療機関の関係者とコミュニケーションをとり、ニーズをヒアリングすることもあります。医療メーカーの売り上げに貢献することが主な役割です。

2.クリニカルスペシャリストの1日の流れ

〈クリニカルスペシャリストの1日のスケジュール〉
  • 9:40
    出勤開院準備

    朝礼
    診察室や待合室の清掃や消毒
    予約の患者さんの確認

  • 10:00
    午前診療開始

    医師の指示のもとレーザー照射、点滴注射の施術
    医師の診察、治療、検査の介助
    カルテの確認、物品機器の準備

  • 12:30
    昼食
  • 13:30
    午後診療開始

    医師の指示のもとレーザー照射、点滴注射の施術
    医師の診察、治療、検査の介助
    カルテの確認、物品機器の準備

  • 18:00
    翌日の診療の準備

    明日受診される患者さんのカルテ確認
    物品等の補充
    診療の後片付けや整理整頓

  • 19:00
    タイトル

    終業

医療メーカーの社員と同じ勤務時間で働きます。医療機関ではなく、入院患者もいないため、夜勤はありません。職場によっては残業があるものの、ケースバイケースで変わります。

朝に出社したら、まずはメールのチェックです。その後、営業担当者とその日のスケジュールを確認することから仕事が始まります。外回りの業務をこなすことが多く、朝は取引先へ直行することもあるでしょう。また、プレゼン資料や提案書の作成など、デスクワークをすることもあります。

1日の主な仕事は、取引先の医療機関を巡回訪問することです。医師や看護スタッフとコミュニケーションを取り、ニーズを会社へ持ち帰ります。多くの場合、営業担当者と共に営業を行いますが、1人で行うこともあるでしょう。この仕事は、看護の資格を生かせる医療従事者というよりは、営業職と考えられます。ただし、医療知識を生かし、営業マンよりも深い部分まで説明できる点が魅力です。

3.クリニカルスペシャリストの平均年収

50_3-0_平均収入

クリニカルスペシャリストは、臨床現場で働く人にとってはキャリアアップ的な職種の一つです。夜勤がないお仕事ですが年収は高く、平均600万円~900万円程度を稼げます。医療機器メーカーには外資系企業が多く、その場合には実力次第で大幅な年収アップも可能です。ただし、外資系企業では語学力が必要不可欠であることを忘れてはいけません。看護の仕事以外でどんな経験やスキルがあるかによって、年収に大きく影響することも少なくないでしょう。

4.クリニカルスペシャリストの資格・スキル

看護師の資格はもちろん必要ですが、それ以外にどんな経験やスキルがあるかが重要なポイントとなります。臨床経験がある人なら、現場のニーズを予測・把握しやすく、働きやすいと感じるかもしれません。

一般企業の社員に求められるビジネスマナーも、持っていなければいけないスキルです。プレゼン資料の作成なども業務なので、パソコン操作能力も必要でしょう。プログラミングなどのスキルは不要ですが、ワードやエクセル程度は使えるのが望ましいと言えます。

さらに、外資系企業で働く際には語学力も持っていなければいけません。語学力を客観的なスコアで示すTOEICでハイスコアを持っていれば、採用に近づけます。

5.クリニカルスペシャリストのメリット・デメリット

看護師がクリニカルスペシャリストとして働くには、次のようなメリット・デメリットがあります。

クリニカルスペシャリストのメリット・デメリット
 メリット × デメリット
  • 夜勤がなく仕事は日勤のみ
  • 医療行為以外の職務も携わることが可能
  • 頑張った分だけ評価してもらえる
  • 電求人が大都市エリアに限られる
  • 高いコミュニケーション能力が必要
  • 体力面で自信がなければ無理

それでは、詳しく見ていきましょう。

5-1.クリニカルスペシャリストのメリット

メリット1:夜勤がなく仕事は日勤のみ
夜勤がなく、毎日規則正しい生活を送りやすいという点は、この仕事の大きな魅力です。忙しさによっては残業があるものの、基本的に土日や祝日はお休みで、完全週休2日です。

メリット2:医療行為以外の職務も携わることが可能
企業に勤務するため、看護の資格を生かしながらも、看護以外の職務に携わることもできます。マーケティングやセールスの仕事に興味がある人には、ぜひおすすめのお仕事と言えるかもしれません。

メリット3:頑張った分だけ評価してもらえる
普段の職務では営業を行うため、努力や頑張りが評価されやすい点も、メリットと言えます。特に外資系の医療機器メーカーは実力主義なので、個人の実力が給与に直結します。頑張りが年収に反映される点は、大きなやりがいやモチベーションにつながるでしょう。

5-2.クリニカルスペシャリストのデメリット

それでは、どんなデメリットがあるのでしょうか?

デメリット1:求人が大都市エリアに限られる
この仕事は、医療機器メーカーという企業で働きます。企業があるのは主に都市部が多く、地方都市にはほとんどありません。求人募集を見ても、東京や名古屋、大阪などの大都市に集中していることが分かります。地方都市での求人はほとんどなく、働きたくても難しいでしょう。

デメリット2:高いコミュニケーション能力が必要
高いコミュニケーション能力や対人スキルが求められる点も、この仕事の特徴です。営業職なので、新製品の売り込みも行わなければいけません。また、他の医療機器メーカーというライバルもたくさんいます。その中で成績を出さなければいけない点は、精神的なストレスとなるでしょう。

デメリット3:体力面で自信がなければ無理
出張が多いという点も、人によってはデメリットだと感じるでしょう。医療機関は全国各地にあり、全てが営業対象となります。夜勤はなくても出張が多く、育児や家庭との両立が難しいと感じる人は多いです。また外出が多いため、体力的にタフであることが求められます。

6.クリニカルスペシャリストに向いている人・向かない人

こちらでは、産業看護師に向いている人・向かない人を紹介します。

クリニカルスペシャリストに向いている人・向かない人
 向いている人 × 向かない人
  • 営業や販売の仕事が大好きな人
  • 体力に自信があり外回りの仕事が好きな人
  • 初対面の人と距離を感じずに話せる人
  • 営業のお仕事が苦手という人
  • デスクワークをしたい人
  • 初対面の人と話すのが苦手な人

この仕事は、営業や販売のお仕事が大好きという人に向いています。アフターサポートの仕事では新規顧客開拓をする必要はないでしょう。しかし、開発したばかりの新製品を導入してもらうためには、セールス業務が必要です。医療関係者にセールストークをして、興味関心を引き出すスキルが求められます。こうした営業のお仕事が苦手という人にとっては、向いていないかもしれません。

体力的にタフであることも、条件の一つです。基本的に外回りの仕事が多いため、デスクワークをしたい人には向いていません。体力に自信があり、外回りの仕事が好きという人ならピッタリです。

初対面の人とでも距離を感じずに会話できる人も、この仕事に向いています。高いコミュニケーション能力が求められる仕事なので、対人スキルが高い人におすすめです。

7.クリニカルスペシャリストの仕事の見つけ方

クリニカルスメシャリストは、看護師にとってキャリアアップの仕事とも言える人気の職種です。待遇や条件が良いため、非公開求人として募集されることが多いでしょう。仕事の見つけ方としては、看護師のための転職サイトを活用するのがベストです。公開求人のみを扱うハローワークでは取り扱っていないことが大半と言えます。

医療機器メーカーで働いている知り合いがいるなら、口コミで仕事を紹介してもらえるかもしれません。必ず見つかる保証はありませんが、求人募集が出る前に紹介される可能性もあるでしょう。

8.面接や履歴書の志望動機・自己PR例文

採用されるためには、看護師の資格を持っているだけでは十分ではありません。他にも才能やスキル、経験があることをアピールしたいものです。特に、営業の仕事は心身共にタフであることが求められます。打たれ強い性格であること、体力的にもタフであることをアピールすると効果的でしょう。

「学生の頃には接客業をしていました。初対面の人と会話をすることが大好きで、売り上げにも貢献していたと思います。看護の資格を生かしながら、医療機器メーカーの分野で尽力していきたいです。」

「以前から、セールスやマーケティング分野に興味を持っていました。看護の資格に加え、これまでの経験やスキルを生かした働き方をしたいです。」

このように言えば、営業職に求められる資質を持っているというアピールになりそうです。

自己PRでも、社交的で積極的な性格であることをアピールするのが高評価につながります。

「相手のニーズを見つけることが得意な性格で、解決策を提案するスキルがあります。」

「初対面の人とでも距離を感じさせることなく会話ができます。よく気が付く性格でもあり、アフターサポートをきめ細やかにできる自信があります。」

9.まとめ

今回の記事では、クリニカルスペシャリストの仕事内容についてご紹介しました。

より具体的なイメージがつかめたのではないでしょうか。臨床現場で働く人にとってはキャリアアップの仕事ですが、心身共にタフでなければいけないお仕事です。

頑張りや努力が結果につながり、年収にも反映されやすい点は大きな魅力と言えます。また夜勤がないので、規則正しい勤務時間で働きたい人にも、おすすめです。性格によっても向き・不向きがあるので、転職活動の際にはぜひ参考にしてください。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。


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