- 多忙な毎日
- 不規則な勤務形態
- 命を預かるプレッシャー
看護師は悩みやストレスを抱えやすい職業です。
「看護師が向いていないのでは…」「看護師を辞めたい…」と感じつつも、周囲から「辞めるのはもったいない」と言われ、しかたなく看護職を続けている方もいるのではないでしょか。
このような方は、考え方や働き方を少し変えるだけで、辛い思いを我慢することなく、今よりもポジティブに働くことができます。
本記事では、辞めるのは「もったいない」と言われ転職しようか悩んでいる方向けに、看護職のメリットとお勧めの働き方についてお伝えします。
この記事を読めば、あなたの今後のキャリアプランを考えるための一助となるでしょう。
看護職の悩み・不安は看護師転職サイトで解消しよう!
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その他、看護師転職サイトの特徴や看護師転職サイトランキングを知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
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1. 看護師を辞めたいと思う自分と向き合おう

苦労の末に国家資格を取得して看護師になったものの、
- 上司や先輩看護師との人間関係
- 医療ミスへの不安
- 夜勤が負担
- 残業が多い
- 技術や知識が追いつかない
- パワハラが酷い
など、看護師は多くの悩みや不安を抱えています。そのため、極度の疲労の中で「看護師を辞めたい!」と思う方は少なくありません。
そこで、看護師を辞めたいと思ったら、まずは辞めたいと思う自分と向き合うことから始めてください。そのうえで、看護師を辞めずにもう少し楽に働ける方法がないか、冷静に考えてみましょう。

一時の感情に任せ、退職することは避けましょう!
2. 看護師として働くメリット6つ

「看護師を辞めたい!」と家族や同僚に相談したところ、「もったいない!」と言われた経験はありませんか?
何故もったいないと言われるのか…、看護師には他の職業にはない6つのメリットがあるからです。

看護師の資格を取得することは簡単なことではありません。今一度、看護職のメリットを見つめ治す必要があるでしょう。
2-1. 人間的な成長や社会貢献を実感できる
病気やケガで苦しむ人に寄り添うのが看護師の仕事です。生老病死(しょうろうびょうし)と深く関わりますから、人生や生命に関して考えることも多くなります。そため、看護職は思慮深くなり、人間的な成長が得られる仕事と言えます。
患者さんの気持ちに寄るそう日々の中で、
- 患者さんの変化にいち早く気づく使命感
- 患者さんやご家族に「ありがとう」と感謝される喜び
- 患者さんの出来ることが増えていく喜び
など、人に貢献していることが実感できる仕事でもあります。
どんな仕事も社会に貢献していますが、ダイレクトに実感できる職業は少ないものです。人の生死に関わる看護の仕事は、社会に貢献する優れた職業と言えます。
2-2. 看護師国家試験に頑張って合格した
看護師免許は国家資格です。難しい国家試験に合格しなければ、働くことは認められません。国家資格を取得するまでの苦労は、並大抵ではなかったことでしょう。
覚える事柄はたくさんありますし、座学だけでなく、実習もこなさなければいけません。時間はいくらあっても足りず、毎日勉強に追われます。
厳しい看護実習に耐え、徹夜で勉強をして国家試験に挑み、ようやく手にした資格、それはあなたが得た勲章なのです。
2-3. 看護師免許があると転職しやすい
国家資格は就職面で非常に有利な武器となります。特に、医療業界は深刻な人手不足ですから、看護師は常に求められる人材です。
看護師の資格があれば、新卒後の就職はもちろんのこと、中途採用でも売り手市場です。
これに対して、国家資格を持たない一般の高卒・大卒の就職・転職活動は、とても厳しいのが現状なのです。
2-4. 看護師の給料は高い
看護師は、給与水準も一般の会社員に比べて高く設定されています。
厚生労働省が毎年発表している「賃金構造基本統計調査」によると、2020年の看護師の収入は次のとおりでした。
- 平均月給:33万8400円
- 平均賞与:85万7500円
年収にすると491万8300円と、500万円近くあります。年収300万円台という会社員が多い中、破格の収入と言えるでしょう。
その分、病棟勤務では夜勤もありますし、仕事内容もハードです。他職に比べて高給であっても、実働に対して賃金は安いと感じている方も多いでしょう。

しかし、一般の事務職で年収500万円稼ぐのは難しいのが現状です。
2-5. 結婚・出産後も働きやすい
看護師の求人ニーズは高いですから、ライフスタイルに合わせてさまざまな職場で働けます。
- 新卒後の若い時期は、夜勤のある病棟勤務でバリバリ活躍する
- 結婚して子供が生まれた後は、夜勤のない外来病棟やクリニックで働く
- 育休後は、保育所が完備されている病院で心おきなく働く
など、希望する勤務条件に合った職場を探すのは難しいことではありません。
最近は、職場のライフワークバランスの意識が高まり、女性の社会進出が進んでいます。しかし、一般の会社では、子育てと両立させるのが難しい職場が多いのが現状です。
2-6. 他の業界も決して楽ではない
医療業界の仕事は、確かにハードです。不規則な勤務に加え、心身ともに負担が大きい仕事と言えるでしょう。
しかし、他の業界が楽かと言えば、そうとも限りません。
どこの業界にもブラック企業は存在します。旧弊な社風でパワハラ、セクハラなどが横行している企業、低賃金の企業、ワンマン社長の企業など…。

どの業界の職員も、それぞれに苦労や問題を抱えているんですね。
3. 看護師の資格を生かして働ける職場

もし今の職場が辛いのなら、「看護師の資格」を生かして働ける職場を探すことをおすすめします。
看護師を辞めたいと感じている方は、今一度現状を振り返ってみましょう。もしかしたら、向いていないのは「看護師の仕事」ではなく「今の職場」である可能性もあるのです。
3-1. クリニカルスペシャリスト
クリニカルスペシャリストは、医療機器メーカーの社員として自社製品のセールスを行い、医療メーカーの売り上げに貢献することが主な役割です。
例えば、営業スタッフと一緒に医療機関を訪問し、医療関係者へのプレゼンをすることも仕事です。製品の取扱いに関する説明会の開催や、販売促進支援なども業務内容に含まれます。
その他には、納品した製品に関するアフターフォローを行うことも大切な職務です。つまり、クリニカルスペシャリストは自社製品の販売からアフターケアまでの窓口となる必要があります。
クリニカルスメシャリストについては、次の記事で詳しく解説しています。
3-2. 産業看護師(企業看護師)
産業看護師(企業看護師)は、企業で働く職員の病気やけがの対応が主な業務です。
働く場所は企業内に設置されている健康管理室や医務室です。そこで、仕事中に体調が悪くなった人のケアをしたり、怪我の手当を行いますが、健康管理室や医務室で対応できない場合は、速やかに病院へ搬送する手配をします。
産業看護師(企業看護師)は、社員からの健康に関する悩み相談に対して、適切なアドバイスもします。また、産業医と連携して健康診断の手配や対応も行います。

健康トラブルを抱えている人に対しては、面談を行って指導することもあります。
産業看護師(企業看護師)については、次の記事で詳しく解説しています。
3-3. CRC(治験コーディネーター)
治験コーディネーターは、治験のプロセスがスムーズに進行するようにサポートする仕事です。被験者に対して、治験の目的や説明を行うとともに、バイタルや体調の変化をチェックします。
治験コーディネーターは被験者の相談窓口となり、重要な役割を担うのです。
仕事内容には、検査や投薬のスケジュール管理、関連部署との連絡や調整などもあります。治験に関して医学的な判断は看護スタッフの役割ではありません。しかし、医学的判断が不要なコーディネート業務は、全般を任されることが多いです。
治験コーディネーターについては、次の記事で詳しく解説しています。
3-4. 有料老人ホーム
有料老人ホームで働く看護スタッフの業務内容は、入居者の健康管理と医療ケアです。
例えば、入居者の体温や血圧などのバイタルを測ることは、日常的な職務です。さらに、医師が常駐していない老人ホームなら、医師の往診対応も行う必要があります。
有料ホームには、薬を服用している入居者がたくさんいます。その方の服薬管理をする事もまた、看護師の大切な職務となります。
入居者の体調の変化や怪我に対しては、応急処置や必要な対応を行います。また、病院へ搬送する際に同行したり、医師へ連絡することもあります。
有料老人ホームについては、次の記事で詳しく解説しています。
3-5. 美容クリニック
美容クリニックで働く看護スタッフの業務は大きく分けて2つあります。1つ目は美容外科に関する職務で、2つ目は美容皮膚科に関する職務です。
美容外科の仕事は、医師が行う美容整形術のアシスタントを務めます。その他にも、レーザーを使った施術や、注入タイプのプチ整形の施術もあります。
美容皮膚科の仕事は、医療脱毛を始め、シミやほくろのレーザー除去術に対応します。施術内容によっては、医師ではなく看護師が対応することもあります。また、医師が行うカウンセリングに同席し、カルテの作成やデータ管理も行います。

他にも、電話受付や予約の管理、患者さんのアフターケアなどの業務も行います。
美容クリニックについては、次の記事で詳しく解説しています。
3-6. 保育園・幼稚園
保育施設で働く看護師の仕事には、子供の健康診断や歯科検診の手配をする職務があります。提携する医師と連絡を取りながら、診断の手配や対応をする事は大きな役割です。
また、園児たちの日々の健康に気を配ることも、看護師の職務となります。小さな子供がケガをしたら応急処置をしたり、病気や発熱の際には保護者へ連絡します。必要に応じて、医療機関への受診に付き添うこともあります。
更に、園児のうがいや手洗いを指導することも看護師の役割りです。感染症予防の指導をしたり、保育士に対して研修を行うこともあります。
保育園については、次の記事で詳しく解説しています。
4. ワークライフバランスを考えた働き方

現在、仕事もプライベートも大切にする働き方が求められています。しかし、看護職は夜勤などでプライベートの時間が犠牲になりがちです。
そこで、ワークライフバランスが実現する働き方を2つご紹介します。
4-1. クリニック
クリニックは入院患者さんは扱いませんから、夜勤がありません。休日も固定しており、一般的な会社員と同様のスケジュールで働けます。地域医療の担い手として、患者さんと長くおつきあいできるのも魅力です。
また、完全予約制のクリニックは一日の受け入れ患者数を制限しているため、一般的なクリニックよりものんびり働けます。美容皮膚科や形成外科などは、完全予約制をとっているところが多いです。
しかし、中には完全予約制をうたっていても、同じ時間帯に何人もの患者の予約を受けており、忙しいクリニックも珍しくありません。そのため、転職前に一日の患者数や予約システムについて確認しておくことをお勧めします。
4-2. 健診センター
健診センターでの仕事内容は、主に健康診断や健康診査の対応です。
この施設に足を運ぶ利用者は、病気やケガで治療が必要な患者さんではありません。予防医療を心がける利用者が、定期的な健康診断のために施設へ足を運びます。生活習慣病の予防や早期発見、隠れた病気の早期発見が目的なのです。
この施設で働く看護スタッフは、そうした検診の予約受付や手配、検査のお手伝いをします。
健診センターによっては、出張健診を行う施設があります。その場合には、スタッフも遠方まで出向き、宿泊を伴うこともあるでしょう。しかし、夜勤や残業は基本的にはありません。

週末や祝日が休みになることも多く、規則正しい勤務時間で働けます。
健診センターについては、次の記事で詳しく解説しています。
4-3. 訪問入浴
訪問入浴は、介護保険サービスの一つである入浴を提供する仕事です。
利用者は介護認定を受けた高齢者が大半で、看護スタッフは利用者の自宅へ訪問します。ただし、1人で入浴サービスを行うわけではありません。介護職員2名と看護スタッフ1名以上がチームで行うのが特徴です。
看護スタッフは、利用者の健康状態を確認するのが重要な役割です。利用者のバイタルチェックを始め、利用者の体調を確認しなくてはなりません。衣類の着脱を手伝ったり、入浴中に介助したり、入浴後の医療処置も行います。

入浴による体調変化がないかのチェックも重要な仕事の一つなんですよ。
訪問入浴については、次の記事で詳しく解説しています。
4-4. 派遣看護師
派遣看護師は、必ずしもフルタイムで働くものではありません。時給制のため、ライフスタイルに合わせた働き方を実現できます。たとえば、週4日だけ働く、土日だけ出勤するなどの勤務スタイルを選択可能です。
短期間で稼いで長期休みを取りたい場合は、夜勤に集中する選択肢も考えられます。集中的に働いて、貯めたお金で旅行に行くなどの生活を叶えられるかもしれません。
看護師以外にやってみたい仕事がある方は、ダブルワークにも取り組みやすいでしょう。もちろん、フルタイムで毎日勤務して、しっかりと稼ぐことも可能です。
派遣看護師については、次の記事で詳しく解説しています。
5. キャリアサポートが手厚い看護師転職サイト

看護師の国家資格があれば、さまざまな職場で働くことが可能です。
出産や育児、親の介護など、ライフステージはどんどん変化していきます。キャリアプランを考慮しながら、今後どのように働きたいのかを考えてみましょう。
そのときに頼りになるのが「看護師転職サイト」です。

看護師転職サイトに登録すると、ライフスタイルやキャリアプランに合わせた最適な働き方を提案してくれます。
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6.まとめ
今回の記事では、看護の仕事を辞めたいと思ったときの対処法や看護師として働くメリットについて説明しました。
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以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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