看護師には、さまざまな理由で「転職」を意識する時があります。
しかし、業務に追われ、転職のことを考える余裕もない方が多いのではないでしょうか。また、新しい職場を自分で探す方法が分からず、転職に踏み出せない方もいると思います。
そんな中で、転職サイトを利用すれば、忙しい看護師さんも効率的に転職活動を進めることが可能になります。
そこで、本記事では多忙な看護師さんに向けに、転職サイトを利用した転職活動の進め方をご紹介します。
本記事を読めば、効率的な転職活動の進め方を身に付け、きっと希望の職場に入職できるでしょう。
1. 多忙な看護師さんの転職活動の実情
毎日多忙な看護師さんは、次の理由から、転職を意識していてもなかなか行動に移せないのが現状です。
- 多忙な毎日で転職活動をする時間的余裕がない
- プライベートの時間を大事にしたい
- 非番の日は休息して少しでも体力回復させたい
- 転職活動していることを現職場に知られたくない
看護師の仕事は患者さんの看護だけではなく、医薬品の整理や看護日誌の記載といった雑務も行わなければなりません。また、状況によっては残業をすることあるでしょう。
なかには、看護研究や資格取得のための勉強会に積極的に参加する人もいます。そのため、忙しさのあまり転職活動が後回しになってしまうことが多いのです。
しかし、人員不足などが解決されないまま現職に留まると、心身共に疲弊してしまう恐れがあります。そのため、体調を崩し、休職に追い込まれるケースも少なくありません。

転職したいけど、忙しくて転職活動の時間が確保できない看護師さんにこそ、看護師転職サイトは賢く使うべきでしょう!
2. 多忙な看護師さんが転職サイトを利用すべき5つの理由
多忙な看護師さんが転職活動する場合は、転職サイトの利用を強くおすすめします。なぜ転職サイトをおすすめするのか、この章では理由を5つご紹介します。
2-1. 理由1:キャリアアドバイザーが魅力的な求人を紹介してくれる

転職サイトに登録すると、キャリアアドバイザーがあなたにピッタリな求人を紹介してくれます。また、ネット環境があれば、求人情報を24時間閲覧することも可能です。
転職サイトには、キャリアアドバイザーが在籍しています。キャリアアドバイザーは魅力的な求人案件を紹介してくれます。
提供された求人は、自分の好きな時間に確認がすることができます。基本給や福利厚生、勤務地などを見て、気になる求人があればキャリアアドバイザーを通じて病院とコンタクトをとります。
もし条件が合致しなければ、また新しい求人案件をどんどん紹介してくれます。そのため、転職サイトを利用することで、転職を成功させる確率が高まるのです。
2-2. 理由2:好条件の非公開求人を数多く見ることが出来る

転職サイトに登録しなくても求人情報を閲覧することは可能です。しかし、自身の希望条件と合わないこともあるでしょう。
転職サイトに登録をすると、キャリアアドバイザーは好条件の「非公開求人」を紹介してくれます。そのため、自分自身の働き方に合致する案件が時間をかけずに見つけられるのです。
一般に公開されている求人と比べて条件が良いため、非公開にしている求人のこと。実際にネットに公開してしまうと、「応募者が殺到してしまう」「現職の職員より高待遇になってしまう」など、非公開求人は非公開にすべき理由を持つ高待遇な求人が多いです。
例えば、次のようなレア求人や、好待遇の求人も数多く取り揃えています。
- オペ室経験者など専門的なスキルをもった人材を求める案件
- 師長・部長職といった管理職案件
- 資格を活かして働ける医療機関以外での案件
収入アップや地位向上を目指すなら、非公開求人のチェックは欠かすことはできません。
2-3. 理由3:スカウト機能を利用すれば採用担当者があなたをスカウト

「ジョブメドレー」に会員登録すると、「スカウト機能」を利用することができます。
この機能は、登録者が自分の看護スキルや職歴などの経験を入力するだけで使えます。合致すれば、求人を出している医療機関側の採用担当者側からオファーが届きます。
自ら「採用してほしい」と医療機関へ応募する「直接応募」と並行して利用可能です。スカウトは相手側からオファーが届くので、転職活動をスムーズに進めることができます。
もちろん、採用オファーが届いたからと言って採用が決まるわけではありません。条件面で合致しなければ、断ることも可能です。
交渉の余地があればキャリアアドバイザーを仲介役に据えて待遇面の交渉も可能です。有利な条件で入職するチャンスなので、スカウト機能の利用をおすすめします。

逆指名された場合は、病院側がその人に興味を持っていることになりますので、内定率は通常の1.7倍になると言われています。
2-4. 理由4:仕事終わりに転職相談できる!24時間対応の電話相談窓口

看護師は交代勤務が中心なので、ほかの職業と比べると生活リズムが安定しません。
「ナースではたらこ」は、電話相談を24時間対応で受け付けています。どんな時間でも業務を終えたタイミングで相談できるのは、忙しい看護師にとって嬉しいポイントです。
電話相談窓口の利用は、次のようなメリットがあります。
- キャリアアドバイザーが転職の悩みを聞いてくれる
- キャリアアドバイザーが転職の進め方をレクチャーしてくれる
- おすすめの求人案件を紹介してくれる
電話相談を利用するとキャリアアドバイザーが丁寧に答えてくれるので、有意義な時間となることでしょう。
次に該当し電話相談が難しい方は、メールやLINEなどの相談も可能です。
- 非番なのに電話する余力もなく疲れ切っている方
- 自分の都合で内容を確認できるメールが便利という方
メール相談は、相談したい事柄を熟考する時間が取れるので、おすすめです。
2-5. 理由5:病院の内部情報を知ることで入職後のギャップを防げる

キャリアアドバイザーは、日頃から医療機関を訪問し、内部情報を収集しています。その際、病院の雰囲気や人間関係もチェックしていますので、相談時に必ず聞くようにしましょう。
気になる医療機関を見つけたときには、病院見学をセッティングしてもらえます。ある程度自分の目で病院の内部を確認しておけば、入職後の「こんなはずじゃなかった」というギャップを防げます。
病院見学だけではなく、体験入職をセッティングしてくれる転職サイトもあります。数日間の看護体験を通じて、職場内の人間関係を事前にチェックすることができますので、積極的に参加することをおすすめします。
3. 多忙な看護師が転職を成功させるための流れ
毎日忙しい看護師が、自分の時間を大事にしながら転職活動を進めるためには、どのような流れで行動するのがよいのでしょうか。
この章では、効率的に転職活動を進めるための流れを7つのステップに分けて解説します。
3-1. ステップ1:看護師転職サイトに登録する
「転職」を意識したときにまず行ってほしいのが、看護師転職に特化した転職サイトへの登録です。
登録には簡単な個人情報や、職務経歴を入力します。ジョブメドレーのように「スカウト機能」を備えた転職サイトもありますので、職務経歴はできるだけ詳細に入力するのがおすすめです。
個人情報の漏洩は、現在の職務に支障をきたす恐れがあります。しかし、転職サイトに登録したからといって、転職活動をしていることが現職にバレることはありませんので、ご安心ください。
転職サイトは複数登録がおすすめ

転職サイトの登録は、1社だけではなく複数登録をおすすめします。
なぜなら、地域密着のサイト、大手案件が多いサイト、医療機関以外の職場の求人を扱っているサイトなど、転職サイトによって強みが異なるからです。
2~3社の転職サイトに登録して、次の事項をチェックしてください。
- 非公開求人の件数
- 検索のしやすさ
- キャリアアドバイザーとの相性
複数の転職サイトを実際に使う中で、自分にとって相性の良い転職サイトを絞り込んでいくのが最も賢い活用方法と言えるでしょう。
3-2. ステップ2:転職の目的と希望条件を明確にする
キャリア相談では「転職の目的」と「希望条件」を明確にする作業が行われます。
どうして職場を変えたいと思ったのか、必ず理由があるはずです。キャリアアドバイザーは、長く勤められる職場をマッチングすることを重視します。
次のようなネガティブな理由で転職を考えている場合は、同じ理由で退職を繰り返さないよう、転職先を慎重に考えてくれます。
- 不条理な人間関係で疲弊した
- オンコールが多く体が休まらない
転職の目的を達成できるよう、キャリアアドバイザーは職場探しに全力で取り組んでくれますので、転職理由は必ず伝えるようにしましょう。
また、希望条件に関しても同様です。希望する年収や福利厚生、オンコールの有無など、わがままなくらいに伝えましょう。そこから、入職希望の取捨選択が始まります。
3-3. ステップ3:転職活動のスケジュールを立てる
「いつまでに転職を終了させるか」目標を決め、そこから逆算してスケジュールを立てることが需要です。
退職後すぐに入職できるようなスケジュールを組むのが理想です。円満退職ができるよう、3ヶ月程度の期間を就職活動に当てましょう。
スケジュールを立てる理由として、スピード感を持って行動に移すことが挙げられます。時間をかけると、現職場を退職するタイミングを失ってしまう恐れがあるからです。
スケジュールの立て方に自身がない方は、転職サイトの利用をおすすめします。アドバイザーが転職を成功させるためのアドバイスをしてくれますので、相談をしながら進めていきましょう。
3-4. ステップ4:情報を収集する
どうしたら期限内に納得できる職場に入職できるか、考えながら求人を探しましょう。次のように転職サイトで利用できるサービスは、フルに活用しましょう。
- 検索機能を使って自分自身の希望条件に合致する求人を絞り込む
- アドバイザーから非公開求人の紹介をもらって検討する
専属のアドバイザーが付く場合は、面談であなたの希望を共有してもらうことが大切です。対面で話をすることで、条件のよい候補をより多く提示してくれるでしょう。
また、職場見学や看護職向けのジョブセミナー開催情報にもアンテナを高く張りましょう。地道な作業になりますが、ここから本格的な転職活動に突入します。
3-5. ステップ5:求人に応募する

気になった医療機関などを見つけたら、候補を2~3件ピックアップしましょう。
希望候補が絞り込めたら、アドバイザーに相談します。医療機関の内部情報や条件面で交渉の余地があるかなどを検討した後に応募します。
転職サイトの場合は、気になった求人があればアドバイザーに問い合わせをするほか、サイト内のWEB応募を利用することができます。
応募先の医療機関から連絡が来るまで、履歴書の作成や面接の練習を行いましょう。魅力的な履歴書になるよう、アドバイザーがサポートしてくれます。
もちろん面接に関して不安なことがあれば、アドバイザーが力になってくれます。
3-6. ステップ6:面接を受ける

医療機関から面接日の指定を受けたら、面接に挑みます。
面接では、志望動機や現場で活かせる看護スキルなど質問される傾向にあります。面接の場でスムーズかつ丁寧に答えられるよう、事前に準備しましょう。
一般的には面接の段階で入職日の希望を聞かれるので、予定を伝えましょう。
面接後1週間程度で選考結果が届きます。内定通知が届いた場合は、面接先と転職サイトのアドバイザーにお礼を伝えましょう。
内定後に入職日を検討する場合は、できるだけ早く入職希望日を決定してください。不採用だった場合は、「求人を探す→応募する」の工程を繰り返します。
3-7. ステップ7:退職の手続きをする
内定を受けたら、現職場の退職手続きに入りましょう。
民法では、退職希望日の2週間前に退職の意志を申し出ればOKとしています。ただ、退職交渉や引き継ぎの時間が必要なため、2週間で退職するのは難しいでしょう。
一般的には辞める1~3ヶ月前に退職の意志を伝えるのが理想と言われています。
円満に退職できるよう、引き継ぎや関係各所への連絡も行いましょう。病院側や同僚との間でわだかまりを残すことのないよう心掛けてください。
注意したいのは、退職に伴う社会保険などの手続きなどです。新しい職場で年金の情報が引き継げるよう、離職票をもらい受けることも忘れないでください。
4. まとめ
今回の記事では、看護師の転職とその進め方について説明しました。
今まで以上に看護師転職サイトを身近に感じるとともに、転職へのハードルが低くなったことでしょう。
看護職に特化した転職サイトの利用はメリットが多く、スピーディーに新しい職場へ移ることができます。転職を意識し始めたら、まずは転職サイトに登録することが成功への第一歩となるのです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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