「求人情報を利用せずに、直接応募したい」そう思う方も多いでしょう。とはいえ、自分で応募するのは難しそうです。「どのような方法で応募すれば良いのか分からない…」そんな悩みを抱えて、挫折しそうになっていませんか?
でも、求人サービスを介さずに応募する手順を知れば、悩みは解決できるでしょう。本記事では、直接病院に応募したいと思うナース向けに、メリットとデメリットを紹介。加えて、応募の手順も解説しています。
求人募集を利用せずに、憧れの病院に直接応募するのも夢ではありません!
1. 看護師求人に直接応募するメリット
直接求人に応募することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。メリットを知ることで、より有効に自己アピールができるはずです。
1-1. 採用までの期間が短くなる
求人情報サイトなどから応募する場合、そのサイトのサービスを経由することになります。しかし、直接自分で応募する場合は、求人情報サイトの仲介がありません。
応募や面接手続きなどの反応が、ダイレクトに返ってきます。書類考査や面接がスムーズに進み、採用が早く決まることが多いのです。
1-2. 入職したいという前向きな意志をアピールできる
多くの人が、求人情報サイトやハローワークなどの仲介サービスを利用します。なぜなら、その方が簡単だからです。
このような状況で、失敗を恐れずに自分から行動する人材は、とても目立ちます。採用担当者に対して、仕事への熱意や行動力を印象づけることができるのです。

直接応募は、面接で美辞麗句を並べるよりも、何倍も説得力のある自己アピールができます。
1-3. 採用側の費用負担が抑えられ採用率が高まる
人材確保は、病院の重要な課題です。多くの病院が、高いお金を払ってでも求人を募集しています。でも、ホンネを言えば、なるべくお金を掛けずに人材を確保したいのです。
応募側が求人サービスを介さずに応募してくれれば、それだけ費用を抑えることができます。採用側としては、とても喜ばしいことです。そのため、直接応募は採用率が高くなる傾向があります。
病院は転職サイトから看護師を紹介してもらうと、転職サイト側に高額な紹介手数料を支払う必要があります。紹介手数料は、年収の15~25%が相場となっていますので、年収400万円ですと手数料は60~100万円となります。
2. 看護師求人に直接応募するデメリット
病院側にとって、求人サービスを利用せずに直接応募してくれる人材はありがたいものです。ただし、応募側のナースにとっては、次のようなデメリットもあります。
2-1. 全ての手続を自分で行わなければならない
転職サイトを利用すれば、手間も時間も節約できます。でも、自分で応募するのなら、採用までの手続きを、全て一人で行わなければいけません。
今の職場で働きながら就職活動を行うなら、さらに負担は大きくなります。
2-2. 病院の内部情報を確認することができない
転職サイトを利用すれば、応募先の情報が簡単に手に入ります。自分で応募する場合、病院の内部情報を手に入れるのは困難です。
働く上で、給与・休日・福利厚生などの雇用条件の確認は不可欠でしょう。自分で応募する場合は、これらの情報を自分で集めなければいけません。
病院の内部情報とは、職場の給与、福利厚生、人間関係、離職率、残業時間、有休取得率などの情報のことです。内部情報は、本来であれば実際に働かなければ分からない情報であり、事前に把握することで入職後のミスマッチを防ぐことができます。
2-3. 第三者のアドバイスを受けることができない
転職サイトを利用すれば、応募先のさまざまな情報が得られます。ナースに特化した転職サイトは、看護業界の情報の宝庫です。職探しのプロとして、客観的なアドバイスをしてくれます。
自分で応募する場合、第三者からのアドバイスが得られません。判断を誤って、ミスマッチを招くことがあるのもデメリットです。
3. 直接応募の流れ
「ここで働きたい!」と思う病院があれば、直接応募でチャレンジしても、損はありません。
応募の流れは、次の手順を踏んで行います。
1応募先を探す
まず、応募先を探します。ホームページにアクセスするなどして、どのような病院があるのかを探しましょう。
2病院へ問い合わせる
応募する病院がみつかったら、実際に問い合わせてみましょう。ホームページで求人を募集していれば、そのまま応募すればいいので簡単です。
ホームページで募集していなければ、電話かメールで問い合わせてみましょう。
3担当者に応募方法を尋ねる
電話の場合は中途採用について尋ねたいことを伝え、担当者に取り次いでもらいます。担当者に求人募集をしているかを確認した上で、応募方法を尋ねてください。
メールでも同様です。このときに、募集についての確認に加え、自己アピールも添えると効果的でしょう。全く知らない人からの連絡ですから、病院側も判断のしようがありません。簡単な職務経歴や志望動機を記入しておくと、前向きに採用を検討してもらいやすくなります。
4応募書類を送付する
応募方法がわかったら、指示通りに応募書類を送付します。書類選考に通ると連絡がありますから、面接日を調整してください。
5働く時期を決める
面接に合格し、無事に内定が得られたら、いつから働くのかを決めます。
4. 直接応募の注意点
自分で応募する場合に、特に注意すべきポイントについて、挙げておきます。
1電話・メールはマナー厳守
1点目は、連絡した時点から面接は始まっていると、肝に銘じておくことです。電話やメールで問い合わせる際はマナーを守って、失礼のないように気を配りましょう。
2雇用条件を入念にチェックする
2点目は、雇用条件を必ず確認することです。給与や休日、夜勤のシフト、福利厚生など、雇用条件を確認しておきましょう。もし条件が悪すぎると感じたら、給与額などの交渉を行うことも必要です。
確認や交渉を面倒に感じるかもしれません。しかし、これらを怠ると、採用後に後悔することが多いのです。雇用条件の確認は、働く側の権利です。納得のいくよう説明してもらいましょう。
3徹底した情報収集を心がける
3点目は、応募先の病院について研究しておくことです。自分で応募することは、熱意の表れです。しかし、応募先の病院について何も知らなければ、採用側は不審に思います。ホームページを熟読するなどして、しっかりと情報を収集してください。
5. 転職サイトを利用しながら直接応募するのがベスト!

直接病院に応募をする場合、すべての手続きを自分でしなければいけません。それでは負担が大きすぎます。
直接応募する前に、まずは転職サイトに相談するのがおすすめです。職探しのプロですから、現在は求人募集をしていない病院でも、情報を持っています。客観的な情報が得られるのはメリットです。
場合によっては、担当アドバイザーに病院への連絡を代行してもらえることもあります。その際に、雇用条件の確認や交渉なども代行してもらえるかもしれません。
また、自分で応募するだけでなく、求人サービスを併用することも考えられます。第1志望は直接自分で、第2志望以降は求人サービスから応募するのです。そんな利用方法も、有効ではないでしょうか。
転職エージェントに登録すれば、さまざまなサービスが受けられます。現在の職場を円満退社する方法や面接対策など、アドバイスをもらえるでしょう。さらには、今後のキャリアプランの相談にも応じてくれます。

転職サイトの利用で、自分では気付かなかった長所や適性がわかったという方も多いのです。
6. まとめ
直接病院に応募する転職活動について、メリットやデメリットを中心に解説しました。でも、これらを知ることによって、応募のハードルが低くなったのではないでしょうか?
また、これまで直接病院に応募するのだから転職サイトは利用しない…、そう考えていたかも知れません。でも、自分だけで頑張らず、プロの力を借りれば楽になります。
転職は一生のうちでも大切な選択です。第三者の意見やアドバイスも、参考にすることをおすすめします。
ホームページで求人を行っている病院も多く、応募しやすい職場も増えてきました。ぜひこの記事のノウハウを参考に、希望の病院に直接応募してみてください。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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