- 「今の職場にとどまったまま、新しい職場を探すべき?」
- 「それとも、辞めてから探した方が効率がいい?」
働きながら職探しをするの方が、収入面では安心といえるでしょう。とはいえ、ナースの仕事は多忙です。「退職して失業保険で生計を立てながらの方が楽なのでは?」と、悩む方も多いと思います。
でも、それぞれのメリットとデメリットを知れば、決断しやすくなるはずです。
本記事では、就職活動のタイミングで迷っている方向けに、それぞれの利点と短所をご紹介します。これを知れば、あなたにとってのベストタイミングがわかるでしょう。
タイミングを逃がさなければ、条件の良い職場に出会うチャンスもアップします。ベストタイミングの活動で、就職活動を有利に進めていきましょう。
1. まずは転職活動のスケジュールを立てる
在職しながら就職活動するか、退職してから職探しに専念すべきかは悩むところです。いずれの方法を採るにしても、最初に計画を立てましょう。
看護師の場合は、転職活動を始めてから次の職場に入職するまでに平均で2ヶ月程度かかると言われています。早ければ、1ヶ月で内定を得る人もいます。

一般の会社員の場合は、平均で3ヶ月程度と言われていますから、看護師の転職活動は短期決戦と言えます。
短期間で結果を出すためには、計画的に行動しなくてはなりません。行き当たりばったりに行動していると、次のようなトラブルが発生しやすくなります。
- 面接の日に仕事が入ってしまった
- 複数の職場の面接日が重なってしまった
- 内定が決まったのに今の職場を辞められない
まずは、就職活動に使える時間を確認してください。退職してから職を探すならば、今まで仕事をしていた時間をフルに使えます。でも、今の職場にとどまりながらでは、活動できる時間は限定されているものです。
毎週の休日が決まっているところもあるでしょう。しかし、病棟勤務などではシフト制です。夜勤の日もあれば日勤の日もあり、休日もシフトによって決まります。有給休暇を取りにくい職場もあることでしょう。

働きながら就職活動をする場合は、スケジュール管理がとても重要になります!
おおよそで良いので、次の日程は最初に決めておいてください。
- 面接試験の日時
- 内定受諾の時期
- 今の職場を辞める日
- 新しい職場で働き始める日
2. 働きながら転職活動を始める場合
今の職場を辞めると決意しても、すぐに退職できるわけてばありません。引き継ぎなどで、辞めるまでにある程度の期間が必要になります。仕事と職探しの両立は、思っている以上に大変なのです。
この章では、働きながら転職活動するメリットとデメリットをお伝えします。
2-1. 働きながら転職活動するメリット
働きながら就職活動するメリットとしては、次の3つが挙げられます。
- 収入が確保できる
- 今の職場と比較できる
- ブランクが発生しない
収入が確保できる
働いていますので、これまでどおりの収入が得られます。生活面でが安定しているので、焦らずに納得のいく職場を探せるでしょう。また、役所で健康保険や年金の手続きをする必要がありませんので、転職活動に集中することができます。
今の職場と比較できる
応募先の職場と現在の職場を比較できるのも利点です。面接などで他の職場を知ることで、今の職場の良さに気付くこともあります。複数を比較した結果、最終的に今の職場で働き続けることを選択するナースも少なくありません。
ブランクが発生しない
働きながらであれば、キャリアにブランクが発生しないのもメリットです。今の職場から新しい職場に変わることで、ブランクの不安はなくなります。面接官からも、「前向きで計画的に行動できる人」と好印象を持たれやすいのです。

一方、退職すると、その時点から現場を離れることになります。ブランクが長くなればなるほど、現場復帰するのに勇気が必要になります。
2-2. 働きながら転職活動するデメリット
働きながら就職活動するデメリットとしては、次の2つが挙げられます。
- 仕事と就職活動の両立で負担が大きい
- 引き留められて、今の職場を辞められないことがある
仕事と就職活動の両立で負担が大きい
働きながらの転職活動は、何かと大変です。職探しに使える時間が限られています。そんな中でも。次の作業を短期間で進めていかなければいけません。
- 情報収集
- 履歴書など必要書類の作成
- 面接対策
- 面接日の調節
そのため、内定までに時間がかかってしまうケースは多いのです。スケジュールを立てて、計画的に行動しましょう。
在職中に転職活動する場合は、仕事で疲れていても、帰宅後に作業しなければいけません。休日も面接でつぶれるので、ゆっくり休めないでしょう。そのため、体調管理には十分気を付ける必要があります。
引き留められて今の職場を辞められないことがある
転職先が決まっても辞めにくいことも多いです。看護の現場はどこも人手不足ですから、職場としては離職者を出したくありません。上司から強く引き留められるのが一般的です。
みんなが頑張っている中、退職することの罪悪感に悩まされる人も多いでしょう。強く引き留められて、「ノー」と言えないかもしれません。

円満に辞めるための対策は、事前に立てておくことも重要です。
3. 退職してから転職活動を始めた場合
次に、退職した後に転職活動を始める場合です。メリット・デメリットは、在職中から転職活動を始める場合の裏返しとなります。
3-1. 退職してから転職活動するメリット
退職してから就職活動するメリットは、次の3つが挙げられます。
就職活動に専念できる
応募先の情報収集から試験対策まで、十分に時間を取れます。これからのキャリアを考え、能力の棚卸しをする時間もたっぷりと確保できるでしょう。
面接の日程調節に苦労することもありません。午前中はA病院、午後からはB病院と、1日に複数の病院を面接することも可能です。一気に面接を行えば、内定を得るまでの時間を短縮できます。
心身の休養がとれる
看護の現場は心身ともに過酷です。臨床の現場に疲れ果て、休養を必要としている方も多いと思います。職場から離れて、これまでの負担をリセットできるのもメリットです。
しばらくはしっかりと休養し、次のステップへ進む英気を養いましょう。
内定後すぐに入職できる
内定後にすぐに働けるのも利点です。もう退職しているのですから、上司に引き留められる心配がありません。また、面倒な健康保険や年金の手続きは新しい職場で行われますので、手間を省くことができます。
3-2. 退職してから転職活動するデメリット
退職してから就職活動するデメリットは、次の3つが挙げられます。
経済的に苦しくなる
退職してからの就職活動では、収入が得られないのが、何よりのデメリットです。
ハローワークに通えば、一定期間は失業保険が支給されます。自分から退職した場合、失業保険の給付期間は3か月です。この期間を過ぎれば、収入が途絶えてしまいます。
このため、少しでも早く職を決めなければと焦りやすいのです。その結果、「ここでいいや!」と、職場選びに妥協してしまう傾向があります。
ミスマッチで後悔しないために、資金を準備しておきましょう。無職でも数か月は暮らせるだけの貯金をしてから、退職することをおすすめします。
ブランクが長いと面接官の印象が悪くなる
ブランクが長いと、採用側から不審に思われることもあるので要注意です。
退職後、数か月で希望の職場が決まれば問題はありません。でも、ブランクが長くなると「やる気が無いのでは?」と警戒されることがあります。
仕事への意欲が薄れる
本人にとっても、新しい知識や技術についていけない不安が生じるかもしれません。このような不安が、仕事への意欲を薄れる原因となることがあります。
このような状況を防ぐためにも、あらかじめ職場復帰の時期を決めておき、目標期間内の内定取得を目指しましょう。
4. 迷う場合は転職サイトに相談しよう!

今の職場にとどまるのか、思い切って辞めてしまうのかは、とても悩ましい選択です。現在置かれている状況によっても、判断が異なることでしょう。
どちらがベターか迷ったら、第三者の意見を参考にすることをおすすめします。このときに頼りになるのが、転職サイトです。
4-1. キャリアアドバイザーが親身に相談に乗ってくれる
現在置かれている状況や性格などから、最適なタイミングをアドバイスしてくれます。その上で、ヒアリングをもとに、良い条件の職場を紹介してくれるでしょう。
働きながらの職探しでは、時間がないことがネックとなります。なかなか辞めにくいのも不安材料です。一方、退職後の職探しでは、無収入の期間を少しでも短くすることがポイントとなります。
これらの問題についても、担当のアドバイザーが親身になって相談に乗ってくれるので、心強いです。
4-2. 手厚いサポートで転職活動を支援してくれる
働きながらの職探しでは、時間がないあなたに代わって面接日を調節します。円満退職の方法についてのアドバイスがもらえるのも、利点と言えるでしょう。
退職後の職探しに対しても同様です。すぐに次の職場で働きたい人もいれば、休養期間を取りたい方もいるでしょう。それぞれの希望に柔軟に対応してくれます。

どのタイミングで始めるにしても、一人で悩まないことが大切です。プロの力を借りて、後悔のない職探しを実現させてください。
5. まとめ
今回の記事では、就職活動のタイミングについて説明しました。
在籍と退職後の職探しについて、それぞれのメリットとデメリットが分かり、新たな気づきが得られたと思います。それぞれの特徴を知れば、今の自分にはどちらが向いているかを判断しやすくなるはずです。ぜひこの記事を参考に、自分にとってのベストタイミングを選んでください。
それでも迷うなら、第三者の意見を参考にしましょう。最適な職場を見つけるためには、職探しのタイミングを逃すべきではありません。そのためにも、転職のプロからのアドバイスは役に立つことでしょう。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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