- 「有給休暇を消化せずに退職してしまった…」
- 「有給消化のタイミングが分からない…」
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
看護師の転職において、有給休暇の適切な消化は多くの方が直面する重要な課題となっています。
本記事では、以下のことが分かります。
- 看護師が知っておくべき有給休暇の基礎知識と支給条件
- 転職時に有給休暇を完全消化するための具体的な2つの方法
- 円満退職を実現する有給消化のための実践的なポイント
有給休暇を賢く活用することで、心身ともにリフレッシュした状態で次のステップに進むことができます。ぜひ最後までお読みいただき、あなたの転職を成功に導くヒントを見つけてください。
1. 有給休暇の基礎知識

有給休暇は、労働者の権利として法律で定められている重要な休暇制度です。しかし、有給休暇の支給条件や支給日数、有効期限などについて、詳しく理解している人は少ないのではないでしょうか。
この章では、有給休暇の基礎知識について、わかりやすく解説します。
1-1. 有給休暇の支給条件
有給休暇を完全消化するためには、自分には有給休暇があと何日残っているのかを把握する必要があります。
そこで、まずは有給休暇の支給条件を確認しましょう。
次の2つの条件を満たすと、労働者には10日間の有給休暇が支給されます。
- 入社してから6ヶ月続けて勤務している
- 労働すべきと定められた日にちのうち8割を超えて出勤している
支給日数は、勤続年数に応じて増加します。例えば、6ヶ月の勤続年数であれば10日間、6年半であれば20日となります。
勤務期間 | 6ヶ月 | 1年半 | 2年半 | 3年半 | 4年半 | 5年半 | 6年半 |
有給日数 | 10日 | 11日 | 12日 | 14日 | 16日 | 18日 | 20日 |
このように、勤続年数が長くなればなるほど有給休暇も増える仕組みになっています。
後述しますが、有給休暇の有効期限は2年間です。そのため、もし1日も有給休暇を消化しなかった場合、保有できる有給休暇の最大日数は40日となります。
1-2. 有給休暇の支給日数
次に、下記の計算例を参考にどれくらい有給休暇が残っているのか、残日数を確認しましょう。
〇入社から5年勤務で昨年5日間の有給休暇を取得した場合
→(16日+14日)-5日=25日
〇入社から10年勤務で昨年有給休暇を取得していない場合
→(20日+20日)-0日=40日(有給休暇の最大日数)
確認の結果、有給休暇が残っているようであれば、すべて消化することができます。
1-3. 有給休暇の有効期限は2年間
有給休暇の請求権は、2年間の有効期限が定められています。
(時効)
第百十五条 この法律の規定による賃金の請求権はこれを行使することができる時から五年間、この法律の規定による災害補償その他の請求権(賃金の請求権を除く。)はこれを行使することができる時から二年間行わない場合においては、時効によつて消滅する。
期限を迎えていない未消化分の有給休暇は、翌年度に繰り越すことができます。

有給休暇を完全消化する場合は、未消化分の有給休暇も忘れずに加算しましょう!
2. 有給休暇を完全消化する方法2つ

有給休暇は、労働者の権利として法律で保障されているものですが、実際には完全に消化できていない人が多いのが現状です。特に看護師は、人手不足や突発的な業務により、有給休暇を取得しにくい環境にあります。
この章では、有給休暇を完全消化する方法を2つ紹介します。
2-1. パターン①:最終出社日の前に有給休暇を消化

最終出社日の前に全ての有給休暇を消化するパターンです。そのため、引き継ぎ業務は有給休暇が始まる前までに終える必要があります。
もちろん、消化が終わった後でも引き継ぎは可能ですが、引き継ぎ業務は時間が掛かることも考えると、休暇前に終えることが望ましいでしょう。
2-2. パターン②:最終出社日の後に有給休暇を消化

最終出社日の後に全ての有給休暇を消化するパターンです。退職日と最終出社日が異なるため変な感じがするかもしれませんが、このようなパターンで有給休暇を取得する方も少なくありません。
最後に出社した翌日から休暇期間がスタートし、有給休暇が終わると同時に退職となります。
3. 有給休暇を円満に消化するポイント3つ

有給休暇は、労働者の権利として法律で保障されているものですが、実際に消化するには、上司や同僚との関係性にも配慮が必要です。特に看護師はチームワークが重要な職種であるため、有給休暇の取得には周囲との調整が欠かせません。
この章では、有給休暇を円満に消化するポイントを3つ紹介します。
3-1. ポイント①:残っている有給日数を確認する
有給休暇を完全消化したい場合は、残っている休暇日数を正確に把握する必要があります。そして、退職日までのスケジュールについて、段取りを立てることが重要です。
有給休暇は6ヶ月で10日、1年半で11日というように、勤続年数に応じて増えてきます。
さらに勤続年数が増えると、2年半で12日、3年半で14日となり、1年勤続するごとに20日加算される仕組みになっています。

まずは、あなたの勤続年数と、勤続年数に応じた有給休暇が正しく支給されているかを確認しましょう。
有給休暇の有効期限は2年間です。そのため、前年繰越し分と今年付与分を合わせて最大40日間しか保有することができません。
消化した有給休暇は保有日数から差し引かれます。例えば、入社して2年半の人がこれまでに休暇を2日使った場合、12日-2日=10日の有給休暇が残っていることになります。
3-2. ポイント②:退職の意志をなるべく早く伝える
退職を希望する場合は、直属の上司にその旨をなるべく早めに伝えることが大切です。
法律上は、退職日から2週間前までにその旨を申し出れば問題ないとされていますが、円満に退職したいのであれば1~2ヶ月前に伝えてください。
その際に注意すべきことは、「残っている有給休暇も全て消化して辞めたい」という希望も併せて伝えてることです。退職日、引き継ぎ業務、有給休暇の消化などのスケジュールを上司と相談するためです。
3-3. ポイント③:計画的に引き継ぎを行う
有給休暇を完全消化するうえで最も重視すべき点は、引き継ぎ業務のスケジュールです。
引き継ぎ業務のスケジュールは、退職日ではなく最終出社日から逆算して立てるようにしてください。こうすることで、引き継ぎをすべての終えたうえで、有給休暇を取得することができます。
また、円満退職を目指すのであれば、業務マニュアルを整備することもおすすめです。
4. 有給の完全消化で活用すべき転職サイト3選

看護師が退職する際、有給休暇をどのように消化するかは大きな関心事の一つです。残った有給をきちんと使い切りつつ、次の職場へスムーズに移るためには、計画的な準備が欠かせません。
こうした中、看護師転職サイトの活用がおすすめです。転職のプロによる手厚いサポートを受けられるため、有給休暇中の限られた時間を有効に使って転職活動を進めることができます。
中でも「看護roo!」は、業界トップクラスの求人数を誇り、専任のキャリアアドバイザーによる手厚いサポートが魅力です。
ただ、どのサイトも担当者の良し悪しでサポートの質が変わることがあります。そのため、複数のサイトに登録して比較することが重要です。
各サービスでは求人情報の提供だけでなく、履歴書の添削や面接対策も行っています。転職活動を効率よく進めたい方は、2~3社まとめて登録することをおすすめします。
看護師転職サイトは、以下のような理由から、2~3社の転職サイトに登録しておくことで、より自分に合った転職が可能です。
- 様々な求人情報にアクセスでき、選択肢が格段に広がる。
- 自分にぴったりのコンサルタントと出会う確率が上がる。
- 他社の「非公開求人」や「独占案件」にも目を通せる。
- 転職サイトの「弱み」を他社で補うことができる。
もし「このサイトは使えないかも」と思った場合も、メール一つで簡単に退会できます。ですから、転職サイトは2~3社まとめて登録し、多角的に転職活動を進めてみてください。
この章では、JOBANUSがおすすめする看護師転職サイトを3社ご紹介します。
\おすすめ看護師転職サイト3社/
年間利用者は2万人以上!利用者満足度は驚異の96.2%を誇る転職サイト

- 年間利用者2万人で利用満足度96%以上
- 40,000件以上の豊富な求人
- 履歴書と面接サポートが特に手厚い
看護roo!(看護ルー)は、看護師の転職に特化したサイトで、年間2万人以上が利用し、その満足度はなんと96%以上。業界内で高い信頼を集めています。
求人数も40,000件以上と圧倒的で、月給42万円以上や年休150日以上など、好条件の案件も豊富です。特に嬉しいのはLINEでのサポート。質問や相談がすぐにでき、応答も迅速です。
面接や履歴書のサポートも手厚く、転職活動が初めての方や不安を感じる方にも強くおすすめできます。
日本最大級の12万件以上の求人数を誇る転職サイト!友達に勧めたいサービスランキング第1位

- 「友達に勧めたいサービス」で堂々の1位
- 日本最大級の12万件以上の求人を提供
- 忙しい日でも、LINEで気軽に相談可能
レバウェル看護師(旧:看護のお仕事)は、転職を考える看護師さんに手厚いサービスを提供する業界トップクラスの転職サイトです。その信頼性から「友達に勧めたいサービスランキング」で1位に輝いています。
求人数は驚異の12万件以上あり、その数は日本最大級。加えて、病院のリアルな口コミやスタッフの声も確認できます。
そして何より、忙しい看護師さんでもLINEで気軽に相談ができますし、キャリアアドバイザーからも丁寧な情報提供が受けられます。
顧客満足度NO1!累計100万人以上の看護師が利用する人気の転職サイト

- 累計100万人以上の看護師が利用
- 地域専任の看護師専門キャリアパートナーが担当
- 介護施設など病院以外の求人が豊富
ナース専科 転職(旧ナース人材バンク)は、2023年のオリコン顧客満足度調査で看護師転職部門で総合第1位を獲得。累計100万人以上の看護師が利用しており、看護師転職界の信頼性を証明しています。
地域専任の看護師専門キャリアパートナーが個々のニーズに合わせて最適なアドバイスを提供します。また、病院だけでなく、介護施設など多種多様な求人があり、全国どこでも活躍の場が見つかります。
転職を検討する看護師さんにとって、確かなサポートと多様な選択肢を提供するこのサイトは、一考の価値があります。
5. 有給消化に関するよくある質問
看護師の転職時における有給休暇の消化については、様々な不安や疑問が存在します。権利として認められている有給休暇ですが、実際の取得に際しては戸惑うことも少なくありません。
この章では、有給休暇消化に関する現場からよく寄せられる質問とその対応策について詳しく解説していきます。
INDEX
Q1:会社に有給休暇の消化を拒否された場合の対処法は?
A:このようなケースは残念ながら非常に多く発生していますが、会社側の都合であっても拒否した時点で労働基準法39条の違反にあたります。
まずは人事部へ相談してください。それでも改善されない場合は、労働基準監督署へ相談しましょう。

「労働基準監督署へ相談します!」と人事部へ伝えるだけでも効果がありますよ。
Q2:消化しきれなかった休暇は買い取ってもらえるの?
A:有給休暇の本来の目的は、労働者の心身の疲労を回復しリフレッシュしてもらうことです。
そのため、買取りは原則認められていませんが、「退職時の消化しきれない有給休暇」は例外的に会社側が買い取ることも可能です。
ただし、買い取るかどうかは最終的には会社側の判断になります。自分の職場が買取に対応しているか否かは、人事部に聞くか就業規則を確認してください。
Q3:休暇を消化する際に給料は減額される?
A:有給休暇は「賃金が発生する休暇」という性質の休暇である以上、賃金が支払われなかった場合は「賃金不払い」になります。
もし給料が減額されていた場合は、証拠を残すために書面で請求してください。会社側が請求に応じない場合は、労働基準監督署へ証拠を提示して相談しましょう。
有給休暇は労働者の権利です。権利を行使したことで給与が支払われない場合は、泣き寝入りしてはいけません。会社側にきっちりと請求しましょう。
Q4:有給消化中に転職先の病院で働いても良い?
A:有給消化中に転職先の病院で働くことを禁止する法律はありません。
二重労働を禁止する職場は多くありますが、それは職務に専念してもらうために設けられた規定です。そのため現職と転職先の合意が得られていれば、有給消化中に転職先で働いても二重労働の禁止規定に抵触しないため問題ありません。
ただし、社会保険の手続には注意が必要です。雇用保険は、現在在籍している職場で喪失しないと転職先の職場で新たに加入できないため、退職前に雇用保険の資格喪失の手続を行う必要があります。
5. まとめ
今回の記事では、看護師の退職時における有給休暇の完全消化について説明しました。
転職先が決まっているけど有給消化のタイミングに悩んでいる看護師は、本記事で紹介した下記の重要なポイントをおさえることで、転職活動をスムーズに進めることができます。
- 有給休暇の基礎知識を理解する(支給条件、支給日数、有効期限など)
- 最終出社日の前または後に有給休暇を消化する方法を検討する
- 残っている有給日数を確認し、上司に早めに退職の意思を伝える
- 引き継ぎ業務を計画的に行い、円満に有給休暇を消化する
何より大事なことは、上司や同僚とコミュニケーションを取りながら、計画的に有給休暇を消化することです。
また、看護師は人手不足のため有給休暇を取得しづらい環境にあります。そのため、看護師転職サイトを活用してキャリアアドバイザーに悩みを相談したり、条件に合った職場を効率良く探すことをおすすめします。
JOBANUSがおすすめする看護師転職サイト3社は以下のとおりです。迷ったらこの3社を併用することをおすすめします。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。