- 「入職して間もないけど、この職場は私に合わないかも…」
- 「早期退職は転職活動で不利になるのではないか…」
このような疑問をお持ちではないでしょうか?
看護師の方々は、理想と現実のギャップに悩みながらも、早期退職のリスクや影響を懸念して決断を躊躇されることが多いようです。
本記事を読めば次のことがわかります。
- 入職後すぐの退職でも問題ない理由と適切な退職タイミング
- 早期退職が次の転職活動に与える影響と対処法
- 退職を決断する際の4つの具体的な判断基準
- 失敗しない転職先の選び方と役立つ転職サイト情報
職場環境に不安を感じ、転職を検討している看護師の方は、ぜひ参考にしてみてください!
1. 入職後にすぐ辞めても大丈夫?

入職後すぐの退職は、多くの方が不安や戸惑いを感じる問題です。特に新入社員の場合、会社に対する申し訳なさや、今後のキャリアへの影響を心配する声も少なくありません。
この章では、入職後の早期退職に関する正しい知識となアドバイスについて解説します。
1-1. 退職の2週間前に意思表明すればOK
退職の意思表明は最低でも2週間前に行えば法的には問題ありません。これは民法第627条第1項に明確に定められています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
つまり、入職直後であっても、この法律に基づいて退職の意思表明が可能です。ただし、円滑な退職のために以下の点に注意が必要です。
- 業務の引き継ぎや残務処理のため、可能な限り1ヶ月前までの申し出が望ましい
- 突然の退職は職場の人間関係や今後の転職活動に影響を与える可能性がある
- 退職時期について上司と十分な話し合いを持ち、互いが納得できる日程を設定する
これらの点を踏まえた上で、退職に向けて計画的に準備を進めることが重要です。

法律上は2週間前の通知で問題ありませんが、実務上は1ヶ月前の申し出が望ましいですね。特に看護師は引き継ぎ業務が多いため、余裕を持った退職準備は職場との良好な関係維持に重要です。
1-2. 試用期間中であれば辞めやすい
試用期間中は比較的スムーズな退職が可能です。業務への影響が少なく、引き継ぎの負担も小さいためです。
民法では退職時に2週間前の予告が必要と定められていますが、これは通常の業務引き継ぎを想定した最低ラインとなります。試用期間中は、まだ本格的な業務を任されていない場合が多く、また専門的なスキルの習得も途上であるため、退職による職場への影響は比較的軽微です。
試用期間中の退職に関して、以下のような特徴があります。
- 業務の引き継ぎ作業が少ないため、円滑な退職が可能
- 病院側から退職時期の前倒しを提案されることもある
- 各病院で試用期間の規定が異なるため、就業規則の確認が必要
退職の具体的な手続きは病院によって異なりますので、必ず人事部門に確認をとることをお勧めします。
2. 次の仕事探しに不利になる?

早期退職は転職活動に影響を与えるのではないかと、多くの方が不安を抱えています。しかし、看護業界には独自の雇用慣習や採用基準があり、一般的な企業とは異なる評価ポイントが存在します。
この章では、次の仕事探しにおける早期退職の影響について解説します。
2-1. もともと看護業界は人の出入りが激しい
看護師の転職は一般的なキャリアパスとして広く認知されています。むしろ、様々な医療現場を経験することで、幅広い知識とスキルを習得できる機会とも言えます。
看護業界は慢性的な人材不足が続いており、他業種と比べて転職に対する抵抗感が低いのが特徴です。スキルアップやキャリアアップを目的とした転職は珍しくなく、むしろ積極的なキャリア形成として評価されることも多いです。特に、以下のような状況では転職がプラスに働く可能性があります。
- より専門性の高い診療科への挑戦
- 急性期から慢性期など、異なる医療体制での経験獲得
- ワークライフバランスの改善を目指した職場変更
- 新しい医療技術や看護手法の習得
転職市場においても、即戦力となる看護師の需要は常に高く、早期退職が大きなハンドルとなることは少ないと言えます。
2-2. 頻繁に転職していなければ問題ない
頻繁な転職でなければ、1回の早期退職は大きな問題にはなりません。むしろ、自分に合った職場を見つけるための前向きな判断として評価されることもあります。
看護業界では転職自体は一般的ですが、短期間での頻繁な転職は避けるべきです。転職歴を評価する際、採用担当者は以下のような点を総合的に判断します。
- 各職場での勤続年数のバランス
- 転職の理由と目的の妥当性
- これまでのキャリアにおける成長過程
- 前職以外での長期勤務実績
例えば、3年以上の勤務経験がある職場があれば、1回の早期退職は「やむを得ない選択だった」と理解されやすいでしょう。大切なのは、転職の理由を前向きに説明できることです。
2-3. 新卒・第二新卒は伸びしろを見てくれる
新卒・第二新卒は経験の少なさよりも成長の可能性が重視されます。むしろ、「白紙の状態」であることが、新しい環境での適応に有利に働くことがあります。
職場経験がほとんどない状態での転職は、一見するとマイナスに思えるかもしれません。しかし、新卒・第二新卒には以下のような優位性があります。
- 前職場での習慣にとらわれず、新しい環境に順応できる柔軟性
- 基礎教育からじっくり育成できる期待感
- 向上心と学習意欲の高さ
- 体力面での即戦力としての期待
教育体制が整った病院では、未経験者の採用に積極的です。ただし、これは頻繁な転職を推奨するものではありません。最初の1~2回の転職では寛容に評価されますが、その後は慎重な判断が必要です。
2-4. 納得できる理由であれば問題ない
早期退職の理由が明確で説得力があれば、次の転職活動での不利は最小限に抑えられます。転職面接では、退職の経緯を前向きな視点で説明することが重要です。
面接官が最も重視するのは、退職を決意した理由の具体性と妥当性です。漠然とした理由や感情的な説明は避け、客観的な状況と自身のキャリアプランを結びつけて説明できることが望ましいです。面接で好印象を与えやすい退職理由には以下のようなものがあります。
- 求人情報と実際の労働条件の相違
- より専門的なスキルアップを目指すため
- 自身のキャリアビジョンと職場の方向性の不一致
- ワークライフバランスの改善を図るため
説明の際は必ず前職場の批判は避け、自身の成長やキャリア形成の観点から話をすることが大切です。

採用面接では、前職場での具体的な学びや気づきを説明できる方は好印象です。「より専門性を高めたい」「自己の課題が明確になった」など、前向きな理由であれば、早期退職も理解を得やすいポイントになります。
3. 入職後すぐに辞めるリスク

入職後すぐの退職は、一時的な解決策として魅力的に感じられますが、長期的なキャリアに予期せぬ影響を及ぼす可能性があります。慎重な判断が必要な理由は、心理面とキャリア面の両方に関係しています。
この章では、入職後すぐに辞めることで生じる可能性のあるリスクについて解説します。
3-1. 辞め癖が付いてしまう
辞め癖がつくと、キャリア形成に深刻な影響を及ぼす可能性があります。職場での課題に直面したとき、安易な退職を選択肢とすることは長期的な成長の妨げとなります。
職場環境への不満や人間関係の困難さから逃れるために退職を繰り返すと、以下のような負の連鎖に陥りやすいことが指摘されています。
- 専門的なスキルや経験を十分に積み重ねられない
- 問題解決能力や対人関係スキルが向上しない
- 困難な状況での忍耐力や適応力が育たない
- 転職市場での評価が著しく低下する
新しい環境に馴染めないときは、まず現状の改善策を考えることが重要です。上司や先輩に相談したり、自己の課題と向き合ったりする過程で、看護師としての成長機会を見出せることも少なくありません。

短期間での退職を繰り返すと、専門スキルの習得に支障が出る可能性があります。最低でも3ヶ月は様子を見ることをお勧めします。その間に具体的な課題を整理し、上司と改善策を話し合うことで道が開けることも多いです。
3-2. 書類選考や面接で不利になる
短期間での退職は、採用選考の各段階でハードルとなる可能性があります。特に書類選考では、詳しい説明の機会がないため不利になりやすいことを認識しておく必要があります。
転職活動において、短期間での退職は以下のような場面で影響を与える可能性があります。
- 職務経歴書での説明機会の限界
- 書類選考での印象の低下
- 面接での詳細な退職理由の確認
- 職場定着性への懸念の払拭
面接では退職理由について深く掘り下げられる可能性が高いです。そのため、前職での経験から学んだことや、今後のキャリアビジョンを含めた説得力のある説明を準備しておくことが重要です。また、次の職場では長期的に働く意思があることを具体的にアピールできるよう、準備しておきましょう。
4. 短期間で辞める際の判断基準

入職後の早期退職は、慎重に検討すべき重要な決断です。感情的な判断ではなく、現状の課題や将来への影響を冷静に分析することが必要不可欠です。
この章では、短期間での退職を判断する際に押さえておくべき判断基準について解説します。
4-1. 入職後ギャップの原因分析ができている
入職後のギャップを具体的に分析し、その原因を明確化することが重要です。漠然とした不満ではなく、客観的な視点での現状分析が次の転職を成功させる鍵となります。
職場環境と自分の期待にギャップを感じたとき、以下のような観点から原因を分析することが有効です。
- 求人情報と実際の業務内容の違い
- 職場の人間関係や組織文化の相違
- 自身のスキルレベルと求められる能力の差
- キャリアビジョンと職場の方向性の不一致
原因を明確にすることで、次の職場選びでの具体的な判断基準が見えてきます。また、面接時に「なぜ早期退職を選択したのか」という質問に対して、説得力のある回答ができるようになります。これは、採用担当者からの信頼を得る重要なポイントとなります。

面接時には「具体的にどんなギャップを感じたのか」を必ず確認します。例えば「夜勤体制」「教育サポート」など、具体的な項目で説明できる方は、職場選びの明確な基準があると判断でき、採用側としても参考になります。
4-2. 転職で現在の悩みが解決できる
転職が本当に問題解決の手段となるか、慎重に見極めることが重要です。現在の職場での改善可能性と、転職による解決可能性を冷静に比較検討する必要があります。
職場を変えることで解決できる問題と、環境が変わっても続く可能性がある問題を明確に区別しましょう。以下のような悩みがある場合、転職が有効な解決策となることがあります。
- 労働条件や勤務体制の不満
- 通勤時間や立地の問題
- キャリアアップの機会不足
- 診療科や業務内容の不一致
一方で、コミュニケーションの苦手意識や業務スキルの不足など、個人の課題に起因する問題は、転職だけでは根本的な解決にならない可能性が高いです。このような場合は、現職場での改善に取り組むことを優先的に検討しましょう。
4-3. 職場内の異動で悩みが解消できない
職場内の異動で問題が解決できない場合は、退職を真剣に検討する時期かもしれません。
大規模な医療機関では、部署異動という選択肢があるため、まずはその可能性を探ってみましょう。現在の部署での人間関係や業務内容に課題を感じる場合、異動によって状況が大きく改善することもあります。
ただし、以下のような状況では、異動では根本的な解決が難しい可能性があります。
- 病院の理念や方針に強い違和感がある
- 給与や勤務体制など、労働条件に不満がある
- 通勤時間や夜勤回数など、ワークライフバランスに支障がある
- 教育体制や安全管理に不安を感じる
異動を試みても状況が改善されない場合は、無理に踏みとどまる必要はありません。長期的なキャリアを考えると、早めの決断が望ましい場合もあります。ただし、退職を決める前に、上司や先輩に相談したり、人事面談を活用したりして、できる限りの対策を講じることをお勧めします。
4-4. 心身に不調をきたす恐れがある
心身の健康が損なわれる可能性がある場合は、すぐにでも退職を検討すべきです。職場環境による過度なストレスは、将来的に深刻な健康上の問題を引き起こす可能性があります。
以下のような症状が続く場合は、心身の健康に赤信号が点滅している可能性があります。
- 不眠や睡眠の質の低下が続いている
- 食欲不振や胃腸の不調が頻繁にある
- 仕事に行く前から強い不安や緊張を感じる
- 休日も仕事のことが頭から離れない
- 些細なことで涙が出たり、イライラしたりする
早期退職でキャリアの中断を心配する方もいますが、健康を損なってからでは取り返しがつきません。一時的なストレスと判断できる場合は、上司への相談や産業医の面談を活用することをお勧めします。しかし、改善の見込みが薄い場合は、将来の看護師としてのキャリアのためにも、思い切った決断が必要かもしれません。

心身の不調は早めの対処が重要です。産業医との面談や有給休暇の取得など、まずは休養を取ることをお勧めします。その上で状況が改善しない場合は、ご自身の健康を第一に考えた決断をすべきでしょう。
5. 安定した職場探しに役立つ看護師転職サイト3選

転職してすぐに仕事を辞めることは、誰にでも起こりうることです。しかし、そんな時こそ、適切なサポートが不可欠です。
看護師専門の転職サイトでは、このような困難な状況に直面した際にも、専門のカウンセラーが個別に寄り添い、再転職への道をサポートしてくれます。特に「看護roo!」は、不本意な転職の経験を持つ看護師にも、次のステップへのアドバイスとサポートを提供しています。
ただ、どのサイトも担当者の良し悪しでサポートの質が変わることがあります。そのため、複数のサイトに登録して比較することが重要です。
各サービスでは求人情報の提供だけでなく、キャリアの再構築や面接対策も行っています。転職活動を効率よく進めたい方は、2~3社まとめて登録することをおすすめします。
看護師転職サイトは、以下のような理由から、2~3社の転職サイトに登録しておくことで、より自分に合った転職が可能です。
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- 転職サイトの「弱み」を他社で補うことができる。
もし「このサイトは使えないかも」と思った場合も、メールで簡単に退会できます。ですから、転職サイトは2~3社まとめて登録し、多角的に転職活動を進めてみてください。
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6. まとめ
今回の記事では、看護師が入職後すぐに退職を考えた場合の判断基準や影響について説明しました。
入職後まもなく退職を考えている看護師の方は、本記事で紹介した下記の重要なポイントをおさえることで、適切な判断を下すことができます。
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以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。