看護師面接でよく聞かれる質問12例|上手な質問の答え方を紹介

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[PR]本記事には、マイナビ・リクルート等のサービスのプロモーションを含みます。また、記事内の口コミは、看護師の方々から寄せられた声の一部を掲載しています。

  • 「面接でよく聞かれる質問って何だろう…」
  • 「答え方を間違えたらマイナスになるのでは?」

このような疑問をお持ちではないでしょうか?

看護師の面接では、経験や志望動機、看護観など、様々な角度から質問を受けることになります。

本記事を読めば次のことがわかります。

  • 看護師の面接でよく聞かれる質問とその対策方法
  • 面接官の意図を理解した、好印象を与える回答のコツ
  • 転職活動を有利に進めるための具体的なアドバイス

転職活動や就職活動で看護師の面接を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください!面接準備の不安を解消し、自信を持って臨めるようになります。

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1. 必ず聞かれる質問【3選】

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看護師の面接では、必ず尋ねられる定番の質問があります。これらの質問は、応募者の人物像や意欲、キャリアビジョンを確認する重要な機会となります。面接官の意図を理解し、適切な準備をすることで、より良い印象を与えることができます。

この章では、看護師面接で必ず聞かれる3つの質問とその効果的な回答のポイントについて詳しく解説していきます。

1-1. 自己PRをお願いします

《回答例

私の強みは、粘り強く人と向き合えることです。

前職で心を開いていただけない患者様を担当したことがありました。なかなか話をしていただけず、とても苦労しました。しかし、毎日粘り強くコミュニケーションを取ることで徐々に打ち解けられました

今後も、患者様と真摯に向き合うことを大切に、仕事に取り組みたいと考えております。

「自己PRをお願いします」は、面接で必ず聞かれる質問の一つです。転職面接では、前職での具体的なエピソードを交えた自己PRが高評価につながります。

面接官は応募書類だけでは分からない、あなたの人柄や雰囲気を知るためにこの質問をします。また、自分の長所や強みを分かりやすく伝えられるコミュニケーション能力も見ているのです。

効果的な自己PRのためには、以下の3点を意識して回答を組み立てましょう。

  • 看護師として活かせる自分の性格や特徴を明確に伝える
  • 具体的な経験談を例に挙げて説得力を持たせる
  • その特徴が今後の職場でどう役立つかまで言及する

例えば、「私は粘り強く患者さんと向き合える看護師です」と言うだけでなく、実際に心を開かない患者さんとコミュニケーションを重ねて信頼関係を築いた経験を話すことで、より印象に残る自己PRになります。

自己PRの内容は面接全体を通して一貫性を保つことが重要です。後の質問で矛盾する内容を話してしまうと、かえって印象が悪くなってしまいます。

駒田
駒田

転職理由は必ず前向きな表現を心がけてください。特に「スキルアップのため」と答える場合は、具体的に何を学びたいのか、それをどう活かしたいのかまで言及すると、意欲的な印象を与えられます。

1-2. なぜ当院を志望しましたか?

《回答例

前職では、○○の分野に力を入れて働いていました。しかし、□□をきっかけに、××の分野への興味を持つようになりました。

御院は最先端技術の導入により××の分野への専門性を高めていらっしゃいます御院の高い技術や自身の経験を活かし患者様と向き合いたいと考え志望いたしました

志望動機を聞かれる質問は、面接で必ず準備しておくべき重要項目です。面接官は、あなたが病院の特徴をどれだけ理解しているかを確認したいと考えています。

良い印象を与える志望動機を伝えるためには、事前の情報収集が不可欠です。病院のホームページやパンフレットなどから、以下のような情報を整理しておきましょう。

  • 病院の理念や方針
  • 力を入れている診療科や看護ケア
  • 導入している最新技術や特徴的な取り組み
  • 教育制度や看護体制

これらの情報と自身の経験や将来のビジョンを結びつけて話すことで、説得力のある志望動機になります。例えば、「前職での経験を活かしたい」「より専門的なスキルを身につけたい」など、具体的な目標と病院の特徴を関連付けて説明すると効果的です。

なお、給与や通勤の利便性といった待遇面は、志望動機としては避けましょう。

転職理由と志望動機は別物です。前職の不満を話すのではなく、新しい環境で実現したいことを前向きに伝えることが重要です。

1-3. 退職(転職)理由を教えてください

《回答例

前職では、○○の分野に力を入れて働いていました。しかし、□□をきっかけに、××の分野への興味を持つ総合病院で基本的なスキルや知識を習得しました。

その中で、より患者様と密に関われる○○に関心を持ちました専門的な知識を学べる環境に移りたいと考え転職を決意いたしました

御院は、○○に注力されており、学ぶ環境として最適であると考えております。

転職理由は面接で必ず聞かれる質問の一つです。前向きな理由を中心に、今後のキャリアビジョンも含めて説明することが重要です。

面接官は、あなたが安定して長く働ける人材かどうかを見極めようとしています。そのため、転職理由の説明には以下のポイントを意識して回答しましょう。

  • 前職での経験や学びを肯定的に伝える
  • スキルアップや専門性向上などの前向きな理由を強調する
  • 新しい環境で実現したいことを具体的に説明する

前職の人間関係や待遇面での不満は、たとえ事実であっても極力触れないようにしましょう。一方で、育児や介護など、やむを得ない事情による転職の場合は、その後の両立プランを含めて説明すると誠実な印象を与えられます。

転職理由は応募書類の内容と一貫性を保つことが重要です。履歴書やエントリーシートに記載した内容と矛盾がないよう、事前に確認しておきましょう。

2. よく聞かれる質問【6選】

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看護師の面接では、応募者の資質や価値観、実務能力を多角的に評価するための質問が用意されています。これらの質問は、看護師としての適性や職場への適応力、チーム医療への貢献可能性を見極めるために重要な役割を果たします。

この章では、看護師面接でよく聞かれる6つの代表的な質問とその効果的な回答例を詳しく解説していきます。

2-1. 看護師を目指したきっかけを教えてください

《回答例

中学生の頃、祖父の入院をきっかけに看護師さんの仕事を近くで見るようになりました。

不安を感じていた私に、笑顔でさまざまな話をしてくださいました。患者さんにも明るく接しておられる姿を見て憧れたことが最初のきかっけです

その後、看護学校に入学し、仕事内容をより深く理解しました。大変さも知りましたがより強く看護師になりたいと思いました。

今後も、きっかけをくれた看護師さんに近づけるよう、成長したいと考えています。

看護師を目指したきっかけは、あなたの看護への想いを伝える重要な質問です。具体的なエピソードを交えながら、看護師という職業を選んだ理由を説得力を持って伝えましょう。

面接官は、この質問を通じてあなたの職業観や仕事への熱意を確認しようとしています。効果的な回答のために、以下の要素を含めると良いでしょう。

  • 看護師を目指すきっかけとなった具体的な出来事
  • その経験から何を感じ、何を学んだのか
  • 看護学校での学びや実習を通じて深まった思い
  • 今後どのような看護師を目指したいのか

家族や親戚に看護師がいることをきっかけとして挙げる場合は、単にそれだけを述べるのではなく、その人の仕事ぶりから何を学び、どんな影響を受けたのかまで掘り下げて説明すると、より説得力のある回答になります。

学生時代のボランティア活動や看護学校でのイベント運営など、医療や看護に関連する体験があれば、それらも看護師を目指したきっかけの一つとして組み込めます。

2-2. あなたの長所と短所を教えてください

《回答例

私の長所は協調性があるところです。

前職でも、仲間の意見を聞きながら協力することを重視していました。チームメンバーの絆が深まり、大きなトラブルなく業務にあたっていました。

しかし、上司からは自己主張が少ないと指摘をいただいたことがあります周りの意見に合わせるあまり自分の考えを伝えられていなかったと自覚しましたその後は意見を出し合うことを意識しています

長所と短所を聞かれたら、看護の仕事に関連づけた回答が求められます。自己分析に基づく誠実な回答と、改善への具体的な取り組みを示すことが重要です。

面接官は、あなたの自己理解の深さと、その特徴が職場でどう活かせるかを確認しようとしています。効果的な回答をするために、以下のポイントを意識しましょう。

  • 長所は具体的なエピソードとともに、チーム医療にどう活かせるかまで説明する
  • 短所は改善への具体的な取り組みを必ず含める
  • 一貫性のある内容にする

感情的になりやすい、協調性に欠けるなど、看護師として致命的な短所は避けましょう。代わりに、「報告・連絡が遅れがちだったため、メモを活用するようにした」など、改善可能な短所を選んで説明すると良いでしょう。

短所を「頑張りすぎる」「完璧主義」など、実質的な長所に置き換えるのは避けましょう。このような回答は誠実さに欠けると判断され、かえって悪印象を与える可能性があります。

2-3. あなたの看護観を教えてください

《回答例

看護師として大切にしていることは、患者様と良好な関係を築くことです

もちろん治療は大切ですが、自分らしく過ごしていただくことも必要だと考えています。そのためには、患者様一人ひとりの個性に合わせた対応が欠かせません。

前職ではささいな会話から得られる情報を覚えケアの方針に反映させていました

看護観を聞かれたら、あなたが看護師として大切にしていることを具体的に伝えましょう。患者さんへの思いや理想の看護師像を、実体験を交えて説明することが効果的です。

面接官は、この質問を通じてあなたの看護に対する価値観と実践力を確認しようとしています。説得力のある回答にするために、以下の要素を含めると良いでしょう。

  • 看護師として大切にしている姿勢や考え方
  • その考えに至った経緯や影響を受けた経験
  • 実際の看護場面での具体的な取り組み事例
  • 今後目指したい看護師像

たとえば、「患者さん一人ひとりの個別性を大切にした看護を心がけています」という抽象的な表現だけでなく、実際にどのような工夫をしているのか、その結果どのような変化があったのかまで説明できると、より説得力のある回答になります。

志望する病院の理念や看護方針を事前に確認し、あなたの看護観との共通点を見つけておきましょう。面接では、その共通点に触れながら回答すると、より良い印象を与えられます。

駒田
駒田

看護観は、あなたの価値観そのものを表す重要な質問です。理想論だけでなく、実際の看護現場での具体的な取り組みや工夫を交えて説明できると、実践力のある看護師として高評価につながります。

2-4. 希望する配属先はありますか?

《回答例

御院の○○科で導入されている、最先端技術に魅力を感じております。

可能であれば○○科で専門知識を身につけてより成長したいと考えています。その後、習得した知識や経験を活かし、将来的には□□に携わりたいです。

希望は○○科ですがどこに配属されてもすべての業務に一生懸命取り組みます

配属先の希望を聞かれたら、具体的な希望と柔軟な姿勢の両方を示すことが大切です。特定の診療科への希望を伝えつつ、どの部署でも学ぶ意欲があることをアピールしましょう。

面接官は、あなたの将来のビジョンと適応力を確認しようとしています。好印象を与える回答のためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 希望する診療科に関する知識や興味を具体的に説明する
  • その部署で何を学び、どう成長したいかまで言及する
  • どの部署でも前向きに取り組む姿勢を示す

例えば、「救急科での経験を活かしたい」「がん看護のスキルを磨きたい」など、具体的な目標を持っていることをアピールしつつ、「どの部署でも新しい学びがある」という柔軟な姿勢も忘れずに伝えましょう。

面接前に病院の強みとなっている診療科や注力している分野を調べておきましょう。その情報を踏まえた希望を伝えることで、病院の方針への理解と意欲をアピールできます。

2-5. 患者様との印象的なエピソードはありますか?

《回答例

新卒の頃、緊張によって心の余裕がなくなっていました。なるべく明るい対応を心がけていましたが、患者様から心配されたことがありました。私の緊張を察して、積極的に話しかけていただいたようです。

本来患者様を勇気づける立場でありながら励まされてしまいましたこの出来事をきっかけに患者様との向き合い方を学びました

その後は持ち前の粘り強さも活かし良好な関係の構築を心がけています

印象的な患者さんとのエピソードを聞かれたら、その経験から得た学びや成長が伝わる話を選びましょう。面接官は、あなたの患者さんとの関わり方や看護に対する姿勢を知りたいと考えています。

効果的な回答のために、以下の要素を含めることが重要です。

  • 具体的な状況説明(いつ、どんな場面で)
  • その時の自分の思いや行動
  • 患者さんの反応や変化
  • そこから得た学びや気づき
  • その後の看護にどう活かしているか

成功体験を話す場合は、なぜ上手くいったのか、その要因も含めて説明しましょう。失敗体験の場合は、その経験を次にどう活かしたのかまで言及すると、学ぶ姿勢や向上心をアピールできます。

個人情報保護の観点から、患者さんの性別や年齢、病名など、具体的な情報は極力避け、エピソードの本質的な部分に焦点を当てて話すようにしましょう。

2-6. 残業や夜勤には対応できますか?

《回答例

残業や夜勤にも可能な限り対応いたします。

ただ、子育て中なので対応できない日もあるかと思います。家族とも協力しながら、できるだけ調整させていただきたいです。

《回答例

現在、子どもが小学校低学年のため頻繁な残業対応は難しいです。

ですが、○年後には学童保育を利用する予定があるので、対応しやすくなります。万が一休みを取る場合はできる限り早めにお伝えいたします

残業や夜勤に関する質問は、率直な回答が求められます。働き方に制限がある場合は、できることとできないことを明確に伝え、代替案も提示しましょう。

面接官は、あなたのチーム貢献への姿勢と、実際の勤務可能な範囲を確認したいと考えています。回答する際は、以下のポイントを押さえましょう。

  • 基本的な対応可能範囲を明確に伝える
  • 制限がある場合は、その理由と期間を具体的に説明する
  • 周囲への配慮や工夫を示す
  • 将来的な改善の見通しがあれば付け加える

例えば、育児中の場合は「現在は学童保育を利用しているので、〇時までなら対応可能です」など、具体的な条件を示すことで、より現実的な調整が可能になります。

採用後のトラブルを避けるため、対応可能な範囲を過大に伝えることは避けましょう。面接時に「何でもできます」と答えても、実際に働き始めてから制限が出てくると、信頼関係を損なう可能性があります。

駒田
駒田

この質問への回答は、採用後のミスマッチを防ぐ重要なポイントです。できる範囲を正直に伝えつつ、シフト調整の具体的な提案ができると好印象です。例えば、「月8回までなら夜勤可能」など、明確な条件を示すことをお勧めします。

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3. 稀に聞かれる質問【3選】

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看護師の面接では、応募者の人となりや仕事に対する姿勢をより深く理解するため、時折予想外の質問が投げかけられることがあります。これらの質問は少数ですが、回答の仕方次第で面接官に好印象を与えるチャンスとなります。

この章では、看護師面接で稀に出題される3つの質問と、その質問の意図を踏まえた回答方法について解説していきます。

3-1. 成功と失敗の経験を教えてください

《回答例

過去に、コミュニケーションをうまく取れない患者様を担当したことがあります。

最初は、意思疎通が難しく困っていました。しかし、毎日何気ない会話を続けることで、徐々に心を開いていただけました。

この経験から、日常的会話の重要性を学びその後も心がけています

《回答例

スタッフ間での情報共有に失敗し業務効率が悪くなった経験があります。後から振り返ると、情報の伝え方や優先順位の付け方に問題があったと反省しました。

その後、必ず頭の中で情報を整理してから伝えるようにしています。その結果、同じ失敗は繰り返していません。

成功・失敗体験を聞かれた際は、その経験から得た学びを中心に話しましょう。面接官は、あなたの経験からの学習能力と問題解決力を確認したいと考えています。

効果的な回答のために、以下の要素を含めることが重要です。

  • 具体的な状況説明
  • 取り組んだ工夫や対策
  • 結果とその要因分析
  • 得られた気づきや学び
  • その後の業務への活かし方

成功体験を話す場合は、なぜ上手くいったのか、その要因を明確に説明しましょう。失敗体験の場合は、単に失敗を反省するだけでなく、その経験を通じて成長できたことや、具体的な改善策を実践していることまで伝えると良いでしょう。

他者の失敗や問題のある行動を例に挙げることは避けましょう。自分自身の経験から学んだことを中心に話すことで、誠実さと向上心をアピールできます。

駒田
駒田

失敗体験を話す際は、その後の改善策と成果まで必ず言及してください。例えば、「情報共有ミスを防ぐためチェックリストを作成し、部署全体でミス率が半減した」など、具体的な改善事例を示せると高評価につながります。

3-2. 休みの日はどう過ごしていますか?

《回答例

読書が好きなので、書店に行ったり図書館で過ごしたりすることが多いです。医療に関する本はもちろん、○○系の小説も好んで読みます。

読書によってさまざまな情報や価値観に触れられることが魅力的だと考えています

プライベートな時間の過ごし方を聞かれた際は、趣味や余暇活動を前向きに共有しましょう。仕事とプライベートの両立ができる人物であることをアピールすることが重要です。

面接官は、この質問を通じてあなたのストレス解消法や生活の充実度を確認しようとしています。回答には以下の要素を含めると良いでしょう。

  • 具体的な趣味や活動内容
  • その活動から得られる充実感や学び
  • 仕事への良い影響

例えば、「読書や映画鑑賞を通じて様々な視点を学んでいます」「スポーツで体力維持と気分転換を図っています」など、自己啓発や健康管理に繋がる活動を挙げると好印象です。ただし、飲酒や深夜の外出など、生活リズムに影響しそうな活動は避けましょう。

これまでの面接での発言との一貫性を保つことが大切です。自己PRで「体力には自信があります」と言っておきながら、休日は「家でゆっくり過ごします」というのは矛盾した印象を与えかねません。

3-3. 他に併願している病院はありますか?

《回答例

興味のある○○の分野が学べる病院を併願しております。しかし、御院の□□の理念にも大変共感し、魅力を感じています。

内定をいただけた場合は入職したいと考えております

「他に併願している病院はありますか?」という質問に対しては、正直に回答しながら、面接を受けている病院への強い関心を示すことが重要です

面接官は、この質問を通じて志望度の高さや入職意欲を確認しようとしています。併願している病院がある場合は、以下のポイントを意識して回答を組み立てましょう。

  • 面接を受けている病院の理念や特徴に共感している点を具体的に述べる
  • 併願先の病院名は明かさず、興味のある診療分野や学びたい看護領域について言及する
  • 内定をいただいた場合の入職意欲を適度に表現する

嘘をつくことは避けましょう。「まだ分かりません」といった曖昧な返答や、「絶対に入職します」といった断定的な発言は控えめにしましょう。併願していない場合は、その旨を素直に伝えることが大切です。

面接官から併願先の病院名を直接聞かれた場合も、具体的な病院名は明かさないようにしましょう。代わりに「同じ地域の急性期病院」など、一般的な表現で答えることをお勧めします。

4. 面接の質問に関するQ&A

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看護師の面接に関して、多くの方が不安や戸惑いを感じやすい状況や対応に迷うケースがあります。特に、デリケートな質問への対処や面接マナーについての疑問は、事前に準備しておくことで余裕を持って対応できます。

この章では、看護師の面接でよくある悩みや疑問について、具体的な対応策とともにQ&A形式で分かりやすく解説していきます。

Q1:結婚や出産、体調面について聞かれたら?

結婚、出産、体調に関する質問は、就職差別につながる可能性があるため、面接官が質問すること自体が適切ではありません

このような質問をされた場合は、冷静に対応することが重要です。結婚や出産について「結婚や出産の予定はありますか?」と聞かれた場合は、以下のように回答するとよいでしょう。

《回答例

将来的には希望していますが、今は仕事に集中したいです。

体調面について「体調は問題ありませんか?」と質問された場合は、不安を与えない回答を心がけましょう。

《回答例

一時的に体調を崩しましたが、現在は回復しております。医師からも、復職して支障ないと言われています

過去に体調を崩した経験がある場合でも、現在は回復していることや、医師からの承諾を得ていることなど、具体的な事実を交えて説明するとよいでしょう。

このような質問は男女雇用機会均等法で原則禁止されています。不快に感じた場合は「その質問は採用選考に必要ないと思います」と伝えることも検討してください。

Q2:面接で給与について聞いても良いですか?

面接では給与に関する質問は控えめにするのがベストです。採用選考の初期段階で給与の話題を出すことは、あなたの意図とは関係なく、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

給与について知りたい気持ちは当然ですが、以下のような理由から面接での質問は避けることをお勧めします。

  • 求人票や募集要項に記載されている情報を確認していないと思われる
  • 金銭的な条件を重視しているという印象を与えてしまう
  • 病院の理念や看護への想いよりも待遇を優先しているように見える
  • 面接官があえて説明を控えている可能性がある

もし給与について確認したい点がある場合は、内定後の条件提示の際や人事担当者との個別面談の場で質問するようにしましょう。

給与以外の待遇(夜勤手当や住宅手当など)についても、面接の質問としては避けるべきです。これらは内定後の条件交渉の際に併せて確認しましょう。

Q3:答えに詰まったらどうすれば良いですか?

面接で答えに詰まっても、焦って取り繕う必要はありません。 むしろ、一呼吸置いて冷静に対応することが、より良い回答につながります。

誰でも面接では緊張するもので、答えに詰まることは珍しくありません。そんなときは、以下のような対応を心がけましょう。

  • 「少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか」と一度クッションを置く
  • 深呼吸をして心を落ち着かせ、考えをまとめる
  • 質問の意図が分からない場合は、謝って確認する
  • 無理に答えようとせず、素直な気持ちを伝える

支離滅裂な回答や矛盾した内容を話すよりも、時間をかけてでも自分の考えを整理して伝えることが大切です。面接官も、あなたの誠実な対応を評価してくれるはずです。

事前に予想される質問への回答を録音して聞き返してみましょう。話し方のクセや間の取り方を把握することで、本番での余裕が生まれます。

Q4:退職理由がネガティブ場合はどう答えれば良いですか?

《回答例

前職で業務にあたる中、○○についての興味を持ちました。御院であれば、豊富な経験を積めると考えました

退職理由は、必ず前向きな表現で伝えることが重要です。 キャリアアップや新しい環境での成長など、将来を見据えた理由を中心に説明しましょう。

退職理由には様々なものがありますが、面接では以下のような前向きな切り口で伝えることをお勧めします。

  • より専門的なスキルを習得したいと考えたため
  • キャリアの幅を広げる機会を求めて
  • 御院の診療科・病棟での経験を積みたいと思ったため
  • 長期的なキャリアプランを考えた結果

たとえ実際の退職理由に人間関係や労働条件などの課題があったとしても、それを直接的に述べるのは避けましょう。むしろ、その経験から学んだことや、今後の目標に繋がる要素を見出して説明することで、より良い印象を与えることができます。

前職の病院や職場の同僚、上司などの批判は絶対に避けてください。どんな状況であっても、相手の立場を考えた発言を心がけましょう。

駒田
駒田

ネガティブな退職理由は、必ず学びや気づきに変換して説明してください。「人間関係の課題から、より良いコミュニケーションの重要性を学んだ」など、経験を通じた成長をアピールすると、前向きな印象を与えられます。

Q5:逆質問はOKですか?

面接の最後の逆質問は、むしろ積極的に活用すべき重要な機会です。 あなたの熱意や入職後のビジョンを示すことができる貴重な時間になります。

効果的な逆質問をするために、以下のような内容を事前に2~3個程度準備しておくことをお勧めします。

  • 病棟での教育体制や指導方針について
  • 夜勤や休暇取得時のサポート体制
  • 配属予定部署での具体的な業務内容
  • 今後の病棟の展望や目指している看護の方向性

一方で、病院のホームページや募集要項に記載されている基本的な情報を質問することは避けましょう。事前準備が不足していると思われ、せっかくの機会が逆効果になってしまう可能性があります。

給与や福利厚生に関する質問は控えめにし、まずは看護の実践や職場環境に関する質問を優先しましょう。待遇面は内定後の面談で確認する方が適切です。

5. 効果的な面接対策をサポート!転職サイトおすすめ3選

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転職活動の成功の鍵は面接対策にあります。特に面接時の質問への適切な回答は、あなたのキャリアと将来を左右する重要な要素です。そのためには、専門的なサポートを受けられる環境が不可欠です。

そこでおすすめなのが、看護師専門の転職サイトです。転職サイトでは、面接のプロがあなたの疑問に答え、面接での印象を高める具体的なアドバイスを提供してくれます。特に「看護roo!」は、充実した面接対策サービスを提供しており、初めての転職でも安心して利用できます

ただ、どのサイトも担当者の良し悪しでサポートの質が変わることがあります。そのため、複数のサイトに登録して比較することが重要です

各サービスでは求人情報の提供だけでなく、履歴書の添削や面接対策も行っています。転職活動を効率よく進めたい方は、2~3社まとめて登録するようにしましょう。

看護師転職サイトは、以下のような理由から、2~3社の転職サイトに登録しておくことで、より自分に合った転職が可能です。

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もし「このサイトは使えないかも」と思った場合も、メールで簡単に退会できます。ですから、転職サイトは2~3社まとめて登録し、多角的に転職活動を進めてみてください。

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6. まとめ

今回の記事では、看護師の面接でよく聞かれる質問とその対策方法について説明しました。

転職活動中の看護師の方は、本記事で紹介した下記の重要なポイントをおさえることで、面接をより自信を持って臨むことができます。

本記事で紹介した重要なポイント
  • 必ず聞かれる3つの質問(自己PR、志望動機、退職理由)については、具体的なエピソードを交えながら前向きな回答を準備する
  • 看護観や配属希望については、病院の理念や方針と矛盾しない形で、自身の考えや目標を明確に伝える
  • 患者様とのエピソードは、単なる体験談ではなく、その経験から得た学びや成長を強調する
  • 残業や夜勤への対応は、状況に応じて正直に伝えつつ、できる限り協力する姿勢を示す

何より大事なことは、面接での回答を事前に十分準備し、練習することです。

また、面接対策は転職成功の重要な要素であり、専門的なサポートを受けることで効果的な準備が可能です。そのため、看護師転職サイトを活用してキャリアアドバイザーに相談したり、面接対策のアドバイスを受けることをおすすめします

JOBANUSがおすすめする看護師転職サイト3社は以下のとおりです。迷ったらこの3社を併用することをおすすめします。

ぜひこの記事の転職を成功させるためのポイントを参考に、職探しにチャレンジしてください。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

駒田 太一

医療機関の人事担当として活躍中。過去5年間、市立病院で医師・看護師の給与支払いや福利厚生業務を経験し、現在は職員採用や研修の立案・実施を行っています。医療現場の深い理解と経験を基に、看護師の皆様への信頼性の高い情報提供を心掛けています。

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